長英入牢4年目、数え年39才の手紙。牢修復のため、転移して苦労したがしばらく元の場所に戻っての手紙。筒井が退官し、鳥居が町奉行になったことをなげき、一方、大赦になることを期待している。そして母の安否を大変気遣い、元気ならば、母上の手で14、5字「たっしゃでいるよ」と書いてください。そして、その横に手に墨をぬって手判をおしてください。と長英のせつないまでの母を想う心が伝わってくる。