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第6回ふるさとチョイス大感謝祭オンラインでいただいた質問にお答えします!
令和2年11月7日(土曜日)に第6回ふるさとチョイス大感謝祭オンラインに出展させていただきました。
たくさんの方にご覧いただき、本当にありがとうございました!
当日、時間の都合などで、お答えできなかった質問について、イベントにもご協力いただいた「及源鋳造株式会社」様より回答をいただきました!
※奥州市には、南部鉄器を製造している事業者が多数あります。
今回の回答内容は「及源鋳造株式会社」様のご見解によるものです。
すべての南部鉄器製品に共通するものではないことをあらかじめご了承ください。
【南部鉄器全般について】
Q:IH対応の鉄瓶や調理器具はありますか?
A:鉄製品は、IHに向いた材質ですが、鉄器の底面が狭くIHのセンサーに反応しない場合や、底面の厚みにより、ハイパワーで使い続けると変形してしまう場合があります。
そのため、弊社では、そのような心配がないIHに最適な商品もご用意しております。Q:IH対応の鉄瓶や調理器具はありますか?
Q:南部鉄器と普通の鉄製の違いは何ですか?
A:南部鉄器は、1,500℃に溶かした鉄を砂型に流して造型します。鉄鋳物とも言います。
中華鍋などは、一枚の鉄板をプレスして造形します。
Q:色付き南部鉄器は色落ちしますか?
A:弊社のカラー急須は、二重に着色しており、徐々に下地の色が見えてくるという色落ちの変化を愉しむように製造しておりますので、強いこすり洗いなどはお控えください。
また、カラーの製品は火にかけると変色しますので、火にかけないで使う急須や小物のみのご用意となります。
Q:お手入れ、意外と簡単?
A:南部鉄器は扱いが難しいイメージがあると思いますが、慣れてしまえば、むしろ簡単ですし、サビてしまったとしてもお手入れすれば大丈夫ですので、長い間、愉しんで使っていただきたい道具です。
Q:南部鉄器は重くて大変。軽くて使いやすいものはありますか?
A:鋳物は、薄く軽くしてしまうと、鉄鋳物の良さを無くしてしまいます。
しかしながら、容量の少ない鉄瓶や、小さめの鍋もございますので、生活に合った重量やサイズの鉄器をお選びいただければと思います。
また、両手鍋をフライパン代わりに使用することで、片手のフライパンよりも負担を軽減できる場合があります。
軽めの商品としては、「ミニフライパン15cm」、「ちょこっと鍋深形」、1L以下の鉄瓶などがおすすめです。 (ふるさと納税内での製品)
Q:南部鉄器でクエン酸は摂れる?
A:残念ながら摂れません。
【錆について】
Q:錆びさせないためのお手入れ方法は?
A:鉄瓶、調理器具、急須により、多少、方法が違いますが、基本的には、「濡らしたままにしない」というのが、一番、大事になります。
OigenのHPにて、詳しくご説明しておりますので、ぜひご覧ください。→https://oigen.jp/care<外部リンク>
Q:錆びたらもう使えないのですか?
A:サビても大丈夫です。 鉄がサビることは自然なことで、体に害ではありません。
サビの匂いが気になったり、お湯が赤くなったりする場合は、サビを落ち着かせるお手入れをおすすめしております。
サビてもお手入れしながら長く使っていただきたいと思います。
Q:錆びてしまったらどうすればいい?
A:サビてしまった場合は、以下の方法で落ち着かせることができます。
また、OigenのHPにて、詳しくご説明しておりますので、ぜひご覧ください。
・ 鉄瓶…お茶を煮出し一晩ほど入れておきます。
OigenのHP→https://oigen.jp/enjoy/firsttouch/18660<外部リンク>
・調理器具…タワシでこすり洗いをした後、キャベツの油炒めをします。
OigenのHP→https://oigen.jp/enjoy/firsttouch/18989<外部リンク>
Q:乾かすのがあまくて鉄瓶がさびちゃった・・・。どうすればいい?
A:鉄瓶がサビやすいのは、お湯が冷めていく時やぬるいお湯や水が入っている時など、濡れている状態の時です。
熱いうちに、ポットなどにお湯を入れ替え、余熱で乾かしましょう。
サビてしまった場合は、お茶を煮出し一晩ほど入れておきます。
OigenのHPにて、詳しくご説明しておりますので、ぜひご覧ください。→https://oigen.jp/enjoy/firsttouch/18660<外部リンク>
Q:鉄瓶の錆取りにはお茶がいいと聞きました。錆取りに使うお茶は緑茶じゃなきゃだめですか?
A:お茶に含まれるタンニンという成分が赤サビに効きますので、煎茶などのタンニンが豊富で香りが自然なお茶をおすすめしております。
サビを取るというより、タンニンで変化させて落ち着かせるという方法です。
Q:毎日使わないと錆びてしまいますか?長期間使わないときの保管方法は?
A:鉄器は、使い続けていくことで成長しますので、できるだけ使用し、サビにくく育てていくことをおすすめします。
保管方法としては、薄く油を塗ってから、新聞紙に包んでしまっておくという方法もありますし、見える場所に飾っておくという方法もあります。
見える場所に飾ることで、サビ始めた際もわかりますし、インテリアにもなるのでおすすめです。
Q:錆は害じゃないと聞きました。放っておいても大丈夫ですか?
A:害ではありませんが、サビの匂いが気になったり、お湯が赤くなったりする場合は、サビを落ち着かせるお手入れをおすすめしております。
【鉄瓶・急須について】
Q:鉄瓶で沸かした白湯と電気ケトルで沸かした白湯はそんなに違うの!?
A:鉄瓶でお湯を沸かすことで、苦みのあるカルシウムやマグネシウムが取り除かれ(鉄瓶内部に付着)、まろやかな軟水へと変化します。
鉄瓶内部に、白く付着したカルシウムやマグネシウムは湯垢(ゆあか)といわれ、鉄瓶の内部をサビにくい状態にしてくれます。
Q:鉄瓶で湯を沸かすときの火の強さはどれくらいがいいですか?
A:鉄器へのダメージを減らすために、中火以下でのご使用を推奨しております。
とくに200VのIHで使う場合は、大変パワーが強いため、中火以下でご使用ください。
Q:鉄瓶の外側の底や底の周りが、汚れてきてしまいましたが、金属たわしで、洗っても大丈夫ですか?金属たわしはやめたほうが良いですか?
A:金属たわしは、鉄器を傷付け、そこからサビが発生する場合があるので、天然素材のタワシがおすすめです。
また、ガス火で使い続けると、鉄瓶の外側の底面が白く変色することがあり、そのままにしておくと、徐々に赤くなってしまいます。
赤くなる前に、椿油など、天然で匂いが少ない油を塗ってあげると、見た目もきれいになりますし、サビから守ってくれます。
Q:鉄瓶のふたをずらして、火にかけて乾かしていますが、合っていますか?
A:鉄瓶が熱いうちに、ポットなどにお湯を移し替えてしまえば、火にかけなくても乾いてくれます。
蓋は、少し拭いて、裏返しておけば乾きます。
心配な時は、本体を30秒ほど火にかけて乾かしても大丈夫です。
【調理器具について】
Q:鍋やフライパンで鉄分はとれますか?
A:煮込み系のお料理の方が、鉄分が溶け出しやすいといわれています。
とくにケチャップや、トマト、お酢などを使ったお料理がおすすめです
Q:調理器具の使い初めに油を塗るのはなぜですか?
A:調理器具と食材の間に油が入ることで、こびりつきにくくしてくれます。
Q:南部鉄器の調理器具の使用前に使う食用油はなんでもいいの?
A:食用油であればどの油でも大丈夫ですが、天然のオリーブオイルや菜種油がおすすめです。
Q:使ったキャベツは食べても大丈夫ですか?
A:油慣らしで使ったキャベツは、鉄の匂いが付いている場合があるので、お捨てください。
キャベツの一番外側など、元々、捨てるところを使うのがおすすめです。
Q:フライパンを使用するときくっつかなくする方法はありますか?
A:フライパンの表面をさわれないくらいまで温めてから、油をひき、全体になじませた後に、食材を入れることで、こびりつきにくくなります。
フライパンの表面に吸着した水分を、余熱により飛ばすことで、油がフライパンに染み込み、コーティングしてくれます。
Q:持ち手もミトンしないといけない位熱くなるの?
A:徐々に熱くなりますので、ミトンや乾いたふきん、革ハンドルカバーなどをご使用ください。
火傷には十分、ご注意ください。持ち手も鉄でできているので、オーブンなどにそのまま入れて調理ができます。
Q:南部鉄器のフライパンで作るおすすめ料理はありますか?
A:ステーキなどの焼き料理です。
肉を入れてもフライパンの表面温度が下がらないので、ムラなく熱が伝わり、肉汁も出にくいので、おいしく焼き上げることができます。
手の込んだ料理も、もちろんおいしくなりますが、シンプルな焼き料理でも鉄器がおいしくしてくれるので、おすすめです。
野菜炒めも汁が出にくく、シャキシャキとした仕上がりになります。
深めのフライパンであれば、蓄熱性があるので、煮込み料理もおいしくできますよ。
Q:鉄のフライパンとお手入れ方法は同じですか?
A:鉄のフライパンと鍋は、素材は同じですので、お手入れ方法も一緒で大丈夫です。
元々、鉄フライパンは振らずに置いたまま使うものなので、すき焼鍋のような両手鍋をフライパン代わりにしてもOkです。鉄瓶や急須のお手入れは別の方法があります。
鉄器のお手入れ方法について→https://oigen.jp/care<外部リンク>
Q:洗う時に、洗剤は使わないほうがいいですか?
A:お湯のみで洗うことを推奨しております。
理由は、洗剤により、調理器具の油分が取れてしまうと、サビやすい状態になるからです。
また、油分を取り過ぎずに使い込んでいくと、こびりつきにくく成長していきます。
匂いなど、どうしても気になる場合は、洗剤を使っても大丈夫ですが、乾かした後に、薄く油を塗ってあげることで、サビ防止することができます。
お湯で洗うことで、余分な油は取り除かれ、必要な分だけ残すことができます。
Q:油を染み込ませて準備完了にしたフライパンが欲しいです。
A:今のところ、そのようなサービスは行っておりませんが、今後のサービス向上のため、貴重なご意見として検討させていただきます。