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希望のひかり 第66回

印刷用ページを表示する 更新日:2019年7月22日更新
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第66回

4月に、ブラックホールが初めて撮影されたと発表され、全世界に衝撃が走りました。

ブラックホールとは、非常に大量の物質が極限まで狭い領域に押し込められた天体です。重力が大変強く、光さえも抜け出すことができないと言われ、これまでその姿を捉えることができませんでした。

 ブラックホールの研究は、観測的に宇宙の謎に迫る研究です。一方、ILCで行われる研究は、実験的に宇宙の謎に迫る研究です。その研究成果は、私たちの科学への興味や関心を引き付け、特にも将来を担う子どもたちの好奇心を高めることが期待されます。ブラックホールを撮影した国際研究チームには、国立天文台水沢VLBI観測所の研究者も参加しており、非常に身近なところで世界的な研究が行われていました。

 宇宙の謎に迫るという店で、ILCとの共通点があることから、今回の希望のひかりでは、ブラックホールの撮影成功についてご紹介します。

ブラックホールの初撮影

 日本などの国際研究チームは4月10日、世界各国で同時に記者会見を行い、銀河の中心にあるブラックホールの撮影に初めて成功したと発表しました。ブラックホールの存在を目に見える形で姿を捉えたことは、世界で初めての快挙です。

イベント・ホライズン・テレスコープ

 EHT(イベント・ホライズン・テレスコープ)は、世界の天文台が協力して地球サイズに相当する電波望遠鏡を構成し、ブラックホールの輪郭の撮影を目指した国際協力プロジェクトです。ヨーロッパ、アジア、アフリカ、北米、南米の70以上の研究機関と、およそ200人の研究者で構成されています。

 日本の研究機関や研究者もEHTプロジェクトに参加しており、日本チームの代表は、国立天文台水沢VLBI観測所の所長を務める本間希樹教授です。

 日本チームには、国立天文台水沢VLBI観測所から本間所長のほかにも研究者が参加しており、観測データの画像解析においても大きな役割を果たしました。

小沢昌記市長が表敬訪問 本間所長の談話

 小沢市長は、ブラックホールの撮影成功を受け、4月17日に国立天文台水沢VLBI研究所を表敬訪問しました。

 談話の中で、本間所長は、「120年前に緯度観測所ができたときも、世界の観測所で同じ星を観測する国際プロジェクトだった。今回と方法は違うが、世界中の研究者が協力して一つのことをしている。この地が世界とつながっていて、最先端の研究をしている、そういう場所であることを皆さんには知ってもらいたい」と話し、「宇宙や自然は謎に満ちている。子どもたちが興味を持って、何かやってやろうという子が出てくれるとうれしい」と、まだ見ぬ将来の研究者たちにエールを送りました。

希望のひかり 第66回 [PDFファイル/8.02MB]

 

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