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第91回 岩手県ILC推進協議会講演会

印刷用ページを表示する 更新日:2021年11月17日更新
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第91回 岩手県ILC推進協議会講演会

 県国際リニアコライダー推進協議会は4月28日、ILC講演会を開催しました。3人の専門家から、ILC研究所の前身となる準備研究所の設立に向けて活動している「国際推進チーム」取り組みや、国内外の最新動向、準備状況、ILC実現の意義について紹介されました。

道園真一郎教授

 道園教授( 高エネルギー加速器研究機構(KEK)) は、国際推進チームが進めているILC準備研究所の組織と法的枠組みを明確化する作業や、加速器の技術的作業のリストを整理し分類する作業などについて紹介しました。

 現在は、加速器や施設整備に関する具体的な検討が進められており、費用の国際分担に向けて議論が始まる見込みであること。また国際推進チームは、準備研究所に関する中間リポートの策定作業を進めており、今後焦点となっていく技術的課題への対応や組織体制、工学設計、加速器に関わる土木や施設建設などについて内容に盛り込まれることなどを説明しました。

鈴木厚人代表

 鈴木代表(東北ILC事業推進センター)は、国際推進チームやKEK、先端加速器科学技術推進協議会(AAA)など関係機関と連携して建設に向けた準備検討を推進していくために、東北ILC事業推進センターが進めている地質調査、ILC動力源(電気・水)、地域拠点に関する事業について紹介しました。世界から送られてくる加速器に関する数多くの部品の組み立てや性能テストの環境整備、保管または運搬する物流ルートの検討が必要になることから、対応できる拠点を定めて具体的な検討を進めていく重要性について説明しました。

 また、地球村創生ビジョンとの関連やSDGs(持続可能な開発目標)、地球温暖化といった他分野とILC計画の関連性について紹介しました。

山下了特任教授

 山下教授(東京大学素粒子物理国際センター)は、日本はILCで初めて国際プロジェクトの主催国となること。また、国際推進チームの活動が実現に向けて推進される中、米欧の関係各国が日本でのILC実現を支持する姿勢に変わりがないこと。日本社会においてはそうしたことを踏まえてILCについて議論すべき時期に来ており、その環境をつくっていかなければならないと説明しました。