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希望のひかり 第3回

印刷用ページを表示する 更新日:2018年7月1日更新
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第3回 ILCを核とした東北の将来ビジョン ほか

ILCを核とした東北の将来ビジョン

「東日本大震災からの復興に向けて― ILCを核とした東北の将来ビジョン」(2012年7月10日発表)についてご紹介します。
このビジョンは、国際リニアコライダー(ILC)の建設地選定が大詰めに差し掛かっていることから、東北の新先復興と、再生の原動力となる北上山地へのILC建設について理解を深め、プロジェクトの実現を目指そうと策定されたものです。東北の地が基礎物理実験の場としてばかりではなく、世界との交流の場、技術革新の場として力を発揮し、東北の再生と復興につながることが期待されています。
ビジョンには、ILCを核として東北を先導する場所として、科学、技術、情報、交流、生活の5つの条件を備える「国際科学技術研究圏域」が示されています。
国際科学技術研究圏域は、中核研究拠点の約15キロから20キロ圏である「中心範囲」と、その機能を補完する役割を担う盛岡から仙台あたりまでの「中域交流範囲」、科学技術面で連携が可能な東北全域と新潟県までを範囲とする「広域連携範囲」の3つの階層で構成されています。

中心範囲とは

「中心範囲」の拠点・地区の配置イメージ(出典:(株)野村総合研究所)中心範囲は、「最先端科学技術エリア」と「国際交流生活エリア」の2つのエリアで構成され、「中核研究拠点」から自動車移動30分~40分程度の範囲を想定しています。(図参照)
北上高地を含む中心範囲は、国際科学技術研究圏域の機能・空間両面で、中心的な役割を担います。

最先端科学技術エリア

メインキャンパスのイメージ(出典:(株)野村総合研究所、福山コンサルタント協力)次の3つの拠点で構成されます。

  1. 中核研究拠点
    新設予定のILC国際研究所や参加研究機関をはじめとるす研究・管理機能がまとめられた「メインキャンパス」で、世界最高水準の先端科学技術の研究が行われる場所です。
    研究者や職員の通勤と生活利便性を考慮し、既存市街地や、新幹線の駅、高速道路インターチェンジに比較的近い空間に形成します。研究機関などの立地需要の増加に応じて段階的に整備され、最終的には100ヘクタール程の面積になると想定されています。
  2. 計測実験拠点
    ILCの素粒子衝突店の地下および地上に構築する実験設備がある場所で、メインキャンパスに対し「サテライトキャンパス※」と呼ばれる場所です。地上部には、ILC測定器オペレーションセンター、ILC国際研究所、参加研究機関の出先オフィスなどの建設を想定しています。
    ※サテライト=衛星の意味
  3. 先端産業集積拠点
    ILCに使われる基礎科学技術と関連する先端技術産業が融合することによって、基礎・応用研究開発やベンチャー企業の創出などを行う場所「科学技術産業パーク」です。
    シンボル性や社会基盤の効率的利用、企業従事者の利便性を考えて、中核研究拠点の周囲で幹線交通ネットワークにも比較的近い空間に形成します。

国際交流生活エリア

さまざまな国の研究者らが生活する場所「国際交流生活エリア」は、『交流居住地区』と『コミュニティセンター』の2つの拠点で構成されます。

  1. 交流居住地区
    ILC国際研究所の職員や参加研究機関の研究者、およびその家族などが住む場所です。「人間性の重視、自然との融合、ゆとりの創出」を理念としています。研究者や職員の利便性に配慮し、中核研究拠点へ車で30分の圏内とし、周辺都市の市街地に近い地域に形成します。
  2. コミュニティセンター
    さまざまな国籍や文化を持つ人々に、国際レベルの医療、育児、教育、文化、情報、スポーツ・レクリエーションなどの生活サービスを提供する場です。
    研究者・職員、またその家族全てが利用することから、「中核研究拠点」と「交流居住地区」のどちらからも利用しやすい場所に形成します。

希望のひかり 第3回[PDFファイル/1.43MB]

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