ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

希望のひかり 第10回

印刷用ページを表示する 更新日:2018年7月1日更新
<外部リンク>

第10回 国内候補地一本化とその後の流れ ほか

国内研究者組織による、国内候補地一本化の決定が待たれるILC計画。決定が8月下旬にずれ込むとの報道がありましたが、予定どおり7月末に決定される見通しです。今回は、この公表時期のことや、6月中に開催されたILCに関係する市内外の動きについてお知らせします。

国内候補地一本化とその後の流れ

ILC国内候補地一本化スケジュール(予定)ILCの国内候補地となっているのは東北の北上山地と九州の脊振山地の2カ所。両候補地ではすでに、国内研究者よって組織されたILC立地評価会議に地質などの技術評価資料と住環境などの社会環境基盤評価資料の提出を済ませています。同会議では、この資料を基に立地評価を行い、その結果を世界の研究者に示したうえで、7月末に国内候補地を公表する予定としています。
研究者による国内候補地の公表後は、政府がILCを正式な国家プロジェクトとして位置づけるかどうかが課題となります。首相管轄の特別機関「日本学術会議」では現在、文部科学省からの依頼によって検討委員会を設置し、国内誘致の意義などについて議論を進めています。議論の結果は8月末までに文部科学省へ答申する予定となっており、政府が秋の臨時国会で対応を表明する見通しです。
高エネルギー加速器研究機構の鈴木厚人機構長から「日本学術会議の日程と研究者の日程に差があるため、双方で日程調整を行う予定。研究者としては、7月末までの一本化の方針に変わりはない」とコメントをいただいています。
市は、引き続き市民の皆さんに向けてILCの情報を発信するほか、この地域の魅力を積極的にPRします。また、県や一関市、東北ILC推進連絡協議会などと連携して、政府にILCを正式な国家プロジェクトとして位置づけるよう、要望活動などを行っていきます。

講演会で地元の熱意をアピール

ILCの意義などについて語る山下准教授国際経済政策調査会(高橋佑理事長)が主催するILC講演会が6月21日、市民文化会館(Zホール)で開催されました。この日は、約千人の参加者が会場に詰めかけ、ILCの東北誘致実現に向けた地元の熱意をアピールしました。
東京大学素粒子物理国際研究センターの山下了准教授が「国際リニアコライダー(ILC)計画実現に向けて」と題して講演。山下准教授は、今が国内候補地一本化に向けた最終段階にあることを説明しました。ILC計画実現の課題として「国が手を挙げることとオールジャパン体制を作ること」と述べ、日本全体で誘致に取り組む必要性を訴えました。

技術設計書が完成

パネルトークで国際都市形成に向けた課題について議論されたILC計画を推進する研究者などによる記念式典「ワールドワイドイベント 設計から実現へ」が6月12日、東京大学で開催されました。
ILCの技術設計書の完成を記念したこの式典には、約130人の研究者や関係者などが出席し、ILC計画の実現に向け、次の段階に入ったことを確認しました。

国際都市奥州市を考える

市と市国際交流協会(佐藤剛会長)は「国際都市奥州市について考える~ILC誘致とまちづくり」と題したパネルトークを6月13日、奥州宇宙遊学館で開催しました。
パネルトークでは、3人のパネリストがILC東北誘致の実現を見据え、外国人研究者とその家族が快適に暮らすために必要な環境の整備について意見を交換。市内の民間企業や団体などから参加した約50人は、環境整備の必要性について理解を深めました。
パネリストは、県立大学総合政策学部の吉野英岐教授、NPO法人イーハトーブ宇宙実践センターの大江昌嗣理事長、インターナショナルILCサポート委員会のビル・ルイス委員長が務めました。
吉野教授は「日本では、制服などの暗黙のルールがあり、厳格さが感じられる。寛容になるべきところは寛容になるべき」と指摘。大江理事長は、研究者が自国に戻ることを想定した教育環境や、安心して暮らせるための交流サポートセンターの整備を提案しました。ビル・ルイス委員長は、町内会などの地元の慣習について触れ「外国のことを知りたくて日本に来ている面がある。私たち外国人に色々教えて欲しい」と交流の必要性を訴えました。

県民集会でILCの誘致を決議

県国際リニアコライダー推進協議会(元持勝利会長)主催による県民集会「岩手の将来を拓く国際リニアコライダー講演会」が6月29日、盛岡市で開催されました。
この日は、ドイツ・マインツ大学の齋藤武彦教授や国立天文台理論研究部の小久保英一郎教授の講演会が行われたほか、来場した県民約400人の満場一致で「ILCの東北誘致に関する決議」を採択。ILC東北誘致に向けて結束を深めました。

地質調査結果の報告

佐貫准教授の説明に耳を傾ける参加者昨年11月からことし5月にかけて、江刺区内などで実施された地質調査の結果報告会が6月23日、伊手地区センターで開催されました。東北大学大学院の佐貫智行准教授などが、参加した約30人の地元住民に調査の内容と結果を報告しました。
佐貫准教授は調査結果について、「ILCを作るという点では、非常に適しており、技術的な問題は全くない」と説明し、北上山地がILCの建設に適していることを改めて強調しました。

希望のひかり 第10回[PDFファイル/1.6MB]

Adobe Reader<外部リンク>

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)