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希望のひかり 第11回

印刷用ページを表示する 更新日:2018年7月1日更新
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第11回 国内候補一本化の公表が延期 ほか

国内研究者組織による国内候補地の一本化公表が、8月にずれ込んでいます。今回はこの一本化における現在の状況や、市が、7月5日に開催した特別講義の様子をお伝えします。

国内候補地一本化の公表が延期

国内研究者による組織「ILC立地評価会議」では、東北の北上山地と九州の脊振山地の2カ所の候補地を7月末に一本化し、公表する予定でしたが、公表に関する情報は、まだ正式に出されていません。(8月2日現在)
ILC立地評価会議による評価作業は既に終わっていると見込まれますが、現在、首相管轄の特別機関「日本学術会議」に設けられた検討委員会が、ILCの学術的意義などについて審議を行っています。同委員会は8月末まで開催される予定で、国内候補地の一本化の公表は、同委員会の審議と歩調を合わせる形で調整している模様。候補地一本化の動向とともに、日本学術会議検討委員会の審議状況からも目が離せません。
市は、今後もその動向を注視していきます。

齋藤武彦教授による特別講義

熱心に語りかける齋藤教授齋藤教授の話しに耳を傾ける参加者

市は、ドイツ・マインツ大学の齋藤武彦教授による特別講義を7月5日、奥州宇宙遊学館を会場に開催しました。会場に集まった約50人の市民は、ユーモアを交えた齋藤教授の話に、楽しみながらも熱心に耳を傾けていました。
講義の中で齋藤教授は、これまで被災地などで授業を行ってきたことを紹介。ILCの話で「具体的な夢を与えられると感じた」と語り、「ILCができると『岩手が世界一になる。岩手に住んでいる若者は世界一格好良い』と、子どもたちに伝えてきた」と話しました。子どもたちには「世界に目を向けて欲しい」と思いながらも、東日本大震災を機に「地元に残って復興に貢献したい」との思いを持つ子どもたちに、葛藤を感じたと言う齋藤教授。「ILCのような『世界』を岩手に呼べば、子どもたちが、地元で世界を見ることができる」と誘致の意義を強調しました。
放射線についても解説し「大事なことは、放射線を浴びないことだが、メリットとデメリットのバランスの問題」とし「子どものころから放射線について勉強することが大切」と訴えました。ILCには、経済効果や教育環境の発展などにおいて利点がある一方、膨大な予算が必要なことや、放射線に対する防護の必要性についても言及しました。
齋藤教授は講義の終わりに「岩手には理学部のある大学がなく、ILCができても研究には関われない」と指摘。研究所と大学とのネットワークの重要性を説明しながら、岩手の大学に、理学部を設置する必要性を訴えました。
東日本大震災以降、東北各地で数多くの授業を行い、宇宙科学やILCの話で子どもたちに夢を与えてきた齋藤教授。震災後3度目の来日となる今回は、県内23の小中学校・高校で特別授業を行い、この日の特別講義で、全講演を締めくくりました。

希望のひかり 第11回[PDFファイル/1.0MB]

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