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希望のひかり 第38回

印刷用ページを表示する 更新日:2018年7月1日更新
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第38回 「先端加速器科学技術推進シンポジウム2016in東北」

「先端加速器科学技術推進シンポジウム2016in東北」(いわてILC加速器科学推進会議など主催)が9月10日、市文化会館(Zホール)で開催されました。今回は、この講演要旨と様子をご紹介します。

講演:「ILCは何をする装置なの?」

藤本先生の講演の様子科学はさまざまな法則を導き出してきたが、宇宙にはまだまだ隠れている物質や法則がある。宇宙がまだ見せていない姿を見つけるため、素粒子同士をぶつけ合わせて新たな反応を調べる機械「加速器」を人類は生み出した。
次のステップの加速器がILC。私たちが知っている元素が宇宙を占める割合は、宇宙全体のたった5%であることが分かってきた。ILCは未知の新たな物質・法則を調べる研究を行うための装置だ。
その建設には十数年かかる。実際に研究を担うのは、会場に来ている中高生の皆さんの世代だ。――高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所・藤本順平氏

パネルトーク:

出演者およびILCクラブの皆さん高橋理佳氏(リニアコライダー・コラボレーション コミュニケーター)がコーディネーターを務め、「見る宇宙 つくる宇宙 ~ダークマターの秘密を探れ~」と題して行われたパネルトーク。藤本順平氏、本間希樹氏(国立天文台水沢VLBI観測所 所長)、それぞれの立場から宇宙の謎へのアプローチについてお話しがありました。
後半では、「ILCクラブ」メンバーの中学生2名が加わり、8月に行われたILCクラブによる欧州合同原子核研究所(セルン)視察の感想や、将来の展望などが話されました。

本間希樹氏

「第1部で話のあった、われわれにとって未知の物質であるダークマターは、銀河誕生の説明に欠かせないもの。実は私たちの存在に関わる重要な物質だ。」

藤本順平氏

「ダークマターは、宇宙の研究の中で『見えないけどある』ことがわかった。その謎を調べるのが物理学者で、ダークマターは天文学から素粒子物理学への宿題だと捉えている。調べるにはILCが必要となってくる。」

菅原百代さん(ILCクラブ、水沢中3年)

「(CERNのある)ジュネーブの人は、世界中から研究者が来ているからか、私たちにも自然に接してくれた。私もILCができたら外国の方に対応できるよう英語を勉強したい。」

佐藤琴恵さん(ILCクラブ、花泉中2年)

「科学者という仕事がどういう仕事なのかイメージできなかったが、(CERNに行ってみて)一つの謎を追い求めている姿がとてもかっこいいなと思った。」

盛岡で12月に国際学会開催

国際学会「リニアコライダー・ワークショップ(LCWS)2016」が、12月5日から5日間、盛岡市内で開催されます。学会には世界の研究者が集い、ILCなどの加速器を用いた素粒子実験計画について協議するものです。
学会開催期間中は研究者などに向けて、シンポジウムや地元企業のブース出展、岩手の食・観光などの魅力を伝える催しなどのほか、建設候補地周辺のツアーも行われる予定です。市は、この学会をILC実現に向けた重要な情報発信の機会と捉え、実施に向けて協力していきます。
学会に関連するイベントなどの情報は、随時、市のILCウェブサイトなどでお知らせします。

希望のひかり 第38回[PDFファイル/1月01日MB]

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