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希望のひかり 第44回

印刷用ページを表示する 更新日:2018年7月1日更新
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第44回 ILC計画に関する最新の情勢 ほか

今回は、ILC計画に関する最新の情勢、ILC実現に向けた国への要望活動の様子についてご紹介します。

ILC計画に関する最新の情勢

昨年12月に開催されたILCに関する国際会議LCWS(リニアコライダーワークショップ)において、ILCのトンネルを約20キロの長さで建設し段階的に大きくしていくという考え(ステージング)が示されました。初期建設コストの削減に効果があり、ILC計画の実現可能性は格段に高まっています。
8月ごろにはこの考えに基づく最新の設計書が研究者の国際会合で決定される見込みです。国は、平成29年末から30年にかけて、ILC誘致に関する最終判断をすると見込まれており、国や国際的な研究者間の議論も大詰めの段階を迎えています。

国への要望活動

ILC計画の実現に向けて、東北の関係団体は、国などへの要望活動を積極的に展開しています。以下に各団体の活動を紹介します。

東北ILC推進協議会

林幹事長代理(左から4番目)に要望書を手渡す里見共同代表(右から3番目)5月8日、ILC計画実現に必要な各国の資金分担など国際調整を進めるよう、萩生田(はぎうだ)光一内閣官房副長官、田野瀬太道文部科学大臣政務官、林 幹雄自民党幹事長代理などに要望書を手渡しました。
共同代表の里見進東北大総長、高橋宏明東北経済連合会名誉会長、東北ILC準備室長の鈴木厚人県立大学長、山下了東京大学特任教授、国会議員連盟副会長の鈴木俊一衆議院議員などが訪問し、東北ILC準備室の取り組み状況(地質調査、まちづくりなど)やステージングによる40パーセント近いコスト削減方策、ILCが建設されれば、日本が素粒子物理学の分野で世界の中心になることなどを説明しました。
田野瀬政務官からは、「これまで1兆円を超えるプロジェクトで二の足を踏んでいたが、大幅にコストダウンの方向が見えてきたことは大きい」と評価をいただき、林幹事長代理からは「実現に向けて協力したい」と話がありました。

岩手県市長会

県市長会では、水落副大臣(左から6番目)に要望書を手渡した6月6日、県内11市の市長などが水落(みずおち)敏栄(としえい)文部科学副大臣に要望書を手渡しました。
小沢昌記奥州市長は「ILCから生まれる技術は、医療などのさまざまな分野に波及効果をもたらすことが期待されている。国家プロジェクトとして前進させてほしい」と協力を求めました。

東北市長会

6月6日、会長の奥山恵美子仙台市長や田村正彦八幡平市長などが、松野博一文部科学大臣にILC誘致実現の要望書を手渡しました。

岩手県

6月14日、達増拓也県知事が、復興庁、国土交通省、自民党本部などを訪問し、ILC実現を要望しました。

東北ILC推進協議会要望書(要旨)

  1. ILC実現に向けた政産官学および地域社会でのさまざまな取り組みを海外政府に情報発信すること。これらを通じて、誘致の条件とされる海外からの資金分担と研究参加に関する国際調整を速やかに進めること
  2. ILCを学術のみならず、世界の知の集積の場「国際科学技術イノベーション拠点」の形成、民間の活力を伸ばす成長戦略、そして地方創生の観点からの可能性を検討すること
  3. ILCの中心技術でもある「超伝導加速器技術」の高度化に向けて、日米共同を中心とした国際技術開発を進めること
  4. ILCの国内誘致の方針を早期に決定いただき、国内実現へ具体的プロセスを実施すること

希望のひかり 第44回[PDFファイル/1.73MB]

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