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みんな誰もが自分の「死」について一度は考えたことがあるでしょう。しかしそれがいつのなのか、自分が何歳まで生きられるのかは誰も知ることはできません。今は健康でも、やがて虚弱→要介護→終末期(寝たきり)→看取りという経過をたどります。
病気と介護は突然やってきます。もしあなたが急に倒れ意識が無くなった状態や、延命の選択を迫られる事態となった場合どうしますか?急病以外にも老衰や認知症になった場合、そこからどう生活し最後を迎えるのか。いざとなったときに慌てないようにすることがACP※の目的であり、残された家族に対しての心配りです。
自分はどう生き、どういう最期を迎えたいのか。家族に何を残すべきなのか。
「何かあったら家族に任せる」と言うのをよく耳にしますが、急病や認知症になってからでは遅く、判断・意思表示ができるときに考えておくべきです。
自分の人生です。納得できる人生が送れるよう覚悟をもって自分で決め、家族に伝えておきたいものです。
※ACP(アドバンス・ケア・プランニング) もしもの時に備えて、どのような医療・介護を受けたいか話し合うこと。 『人生会議』という愛称がつけられています。
<人生会議について、詳しくはこちらをご覧ください>
ゼロから始める人生会議「もしものとき」について話し合おう(厚生労働省)<外部リンク>