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病気や高齢により人生の最終段階にある患者さんについては、本人や家族、かかりつけの医師が話し合い、心肺停止となった際の心肺蘇生などの処置の方法を事前に決めておくことができます。7月からは、当本部でも本人の意思を尊重した対応を取ることが可能となりました。
通常、患者さんが心肺停止状態になった場合、救急隊や医療機関による救命リレーにより、元の生活に戻ることを目指します。
しかし、がんなどの病気のため、人生の最終段階にある場合、たとえ心臓が動き出したとしても再び元気な生活に戻ることは難しい状況となります。そのような場合は、本人の意思を尊重した対応を取ることになります。
患者さんの意思を尊重し、心肺蘇生などの処置をしないことを「Dnar」といいます。「Dnar」は、事前の話し合いの結果を反映した医師の指示書が必要となりますので、希望する場合は、かかりつけの医師に相談してみてください。
※ Acp(人生会議)・・・もしもの時に備えて、どのような医療・介護を受けたいか話し合うこと