本文
新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた
市長メッセージ
新型コロナウイルス感染症の新規感染者は、全国的に第8波による増加が継続しています。
奥州保健所管内においても、複数の高齢者施設でクラスターが発生するなど、1日の新規感染者数が12月20日に過去最多の284人を記録しました。
県内の医療機関では、受診者の増加と医療従事者の感染等による相次ぐ欠勤で、入院患者の受入れ停止や、緊急性の低い手術の延期など、一般診療を制限せざるを得ない状況にあり、救える命を救えないという事態が現実のものとなりつつあります。特に、県南地域においては、県の基準でいうレベル4(医療機能不全期)相当にあると認識しています。
さらに、12月14日には、県から3年ぶりにインフルエンザ流行シーズンに入ったという発表があり、同時流行の懸念も高まっています。
これ以上の医療体制のひっ迫を回避するためにも、市民の皆様におかれましては、適切なマスクの着用や手洗いなど基本的な感染対策の徹底と、寒い時期ではありますが十分な換気に心掛けていただくとともに、次の3点についてお願いいたします。
1点目に、医療機関での検査・受診の集中を防ぐため、重症化リスクの低い方で症状が軽い場合は、自己検査を行い、市販薬で対応のうえ自宅療養をしていただくようお願いします。
2点目に、感染に備えて事前に、抗原検査キット、解熱剤など市販薬や1週間程度の食料品、生活必需品の買い置きをお願いします。
3点目に、体調が悪化し、医療機関を受診する場合は、事前に電話連絡し、できるだけ平日の日中に受診していただくようお願いします。
市では、現在主流となっているBA.5系統に対応するワクチン接種を行っています。重症化リスクの高い高齢者はもとより、接種控えが見られる若い方も、早めにワクチン接種をしていただきますようお願いします。
また、乳幼児(6か月~4歳)・小児(5歳~11歳)の接種も引き続き行っておりますので、接種のご検討をお願いします。
令和5年1月4日
奥州市長 倉 成 淳