第87回 医療通訳者養成研修会
第87回 医療通訳者養成研修会
医療通訳者養成研修会
日本語を母語としない人たちの受診をサポートする医療通訳者を養成するため、1月17日と24日、医療通訳者養成研修会が開催されました。県南広域振興局の委託を受け、市国際交流協会が実施。市内外から26人が参加し、医療通訳に必要な知識を受講したほか、模擬通訳練習を通じて医療通訳への理解を深めました。
一般社団法人日本公共通訳支援協会(Cots)の西村明夫代表などが講師を務め、オンライン形式で開催。講義で西村代表は「患者は病気と治療方法を、家族は治療のためにこれから何をしたら良いのかを知りたい。患者と家族は医師の言ったことを正しく理解することが必要」「医療通訳者は忠実、正確に訳すことが大事であり、要約してはいけない」などと強調しました。
ILC計画の実現により、この地域に滞在する外国人の増加が見込まれる中、市では市国際交流協会と協働で医療通訳ボランティアを派遣する取り組みを実施しています。今回の研修会に参加した人たちにもボランティアになってもらうことで、医療通訳の取り組みがより広がり、地域の外国人の居住環境が向上していくことが期待されます。
ベロニカのやさしい日本語
こんにちは!ILC国際化推進員のベロニカです。
「やさしい日本語」を、私の体験を交えてお伝えします。来日したばかりのころ、何かの手続きで「生年月日をお願いします」と言われました。実は「生年月日」という言葉を聞いたのはこのときが初めてで、意味が分かりませんでした。聞き返すと「誕生日はいつですか」と言い換えてくれました。簡単な言葉への言い換えがとても役立つ例です。
ILC関係の多くの外国人研究者は、将来、日本に住むことを楽しみにしているようです。生活を最大限に楽しむため、日本語を勉強する研究者もいるでしょう。地域の皆さんにはぜひ「やさしい日本語」を使っていただき、日本語を習いたての人とも豊かなコミュニケーションを築いていただきたいと願っています。
この記事に関するお問い合わせ先
ふるさと交流課 ILC・多文化共生推進室
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更新日:2023年09月29日