希望のひかり 第52回

更新日:2023年09月29日

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第52回 国際会議『ILD meeting 2018』 ほか

今回は、ILC関係の国際会議と中学生科学体験研修についてお知らせします。

国際会議『ILD meeting 2018』

ILC誘致の6つの旗が飾られた手前に、国際会議に参加された方々が集合し「Welcome to the ILD meeting 2018 in Ichinoseki,IWATE」と書かれたプレートを前に置いて上から写した記念写真

2月20日から3日間、一関市でILCに関連する国際会議「ILD meeting 2018」が開催されました。この国際会議では、世界中からILD(注釈)に関する研究者など約70人が参加し、測定器の建設へ向けた技術的な課題を協議しました。
この国際会議は、平成26年に本市で開催されてから県内では4年ぶりに開催。国内外の研究者などによる意見交換のほか、鈴木厚人岩手県立大学長が東北の受け入れ態勢を説明しました。
参加した研究者へのおもてなしとして、県南広域振興局はILC絵画コンクールの応募作品を展示しました。会議に合わせて市国際交流協会では、参加した海外研究者の急病などに対応するための医療通訳体制を整えました。
ILC建設候補地に近い場所で開催された今回の「ILD meeting 2018」。その成果として、研究者の皆さんにこの土地の風土を感じていただけたこと、議論がより深まったことを期待しています。
(注釈) ILD「International Large Detector」の略称で、直訳すると「国際大型測定器」のこと。高さは10メートル以上、重さは1万トン以上にもなる。ILCでは、ILDと「SiD(Silicon Detector)」の2種類の測定器を使用して、電子と陽電子の衝突現象を捉えヒッグス粒子などの性質に迫る。

中学生科学体験研修

鮮やかな黄色のボディーで大きな筒状の装置を前に男性が説明をし、装置の周りを囲んで立った学生達がメモを取っている中学生科学体験研修の様子の写真

市教育委員会は、中学生の科学に対する興味関心を高め、科学的な知識や科学的思考力等の資質・能力を向上させるとともに、次代の奥州市を担うリーダー的人材の育成を図るため、中学生科学体験研修を1月4日~6日に実施しました。
全中学校から選抜された2年生31名は、茨城県つくば市の宇宙航空研究開発機構筑波宇宙センター(JAXA)、高エネルギー加速器研究機構(KEK)、つくば科学万博記念財団つくばエキスポセンターを見学しました。

おうしゅうヒッグスくんのILC絵画コンクール入賞作品紹介(3)

高学年の部

佳作

水沢小学校 6年生 佐藤 美良(さとう みら)さん
「ILCと見るみんなの未来」
工夫した所は、目を描いて、その目がILCと宇宙を見るようにした所です。その目の中は、色とりどりの色で鮮やかにしました。

佳作

水沢南小学校 6年生 大平 桜(おおだいら さくら)さん
「ILCで建物たくさん岩手県」
自然がたくさんな岩手県が、ILCで建物がたくさんな岩手県になったように描きました。

審査員特別賞

水沢小学校 6年生 伊藤 心和(いとう ここな)さん
「世界を広げるILC」
背景をグラデーションにし、宇宙は暗くし、山の方は薄くしました。トンネルからわざと光をはみ出させ、迫力を出しました。ILCの文字を地球柄にしました。

審査員特別賞

水沢南小学校 6年生 高橋 新(たかはし あらた)くん
「北上山地にILC」
紅葉の北上山地につくられるILCを表現しました。

「ILCと見るみんなの未来」の文字が星空の中に引かれた黄色の帯の中に赤い文字で書かれ、1つの大きな瞳がILCと宇宙を見ており、瞳の中には色んな色が映っている佐藤美良さんの作品
左下に大きくオレンジ色で「ILC」と書かれ、左側に自然豊かな岩手県、中央にILC、右側にILCによって建物が建ち並んでいる未来の岩手県を描いている大平桜さんの作品
宇宙と山脈に濃淡をつけ、中央を斜めに通る暗いトンネルから光がはみ出している絵の上に大きくILCの文字が書かれた伊藤心和さんの作品
下に赤やオレンジ色に紅葉した山地に「国際リニアコライダー」と文字が書かれ、中央にILC、上に宇宙や岩手県の地図が描かれている高橋新くんの作品

関連ファイル

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ふるさと交流課 ILC・多文化共生推進室
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