希望のひかり 第34回
第34回 在札幌米国領事館領事との意見交換会 ほか
1月21日に、在札幌米国領事館領事が本市を訪れ、ILCについての意見交換会が行われました。今回は、この訪問の様子と1月5日から8日までの日程で実施された中学生科学体験研修についてお知らせします。
在札幌米国領事館領事との意見交換会

1月21日、在札幌米国領事館のジャスティン・トール領事が本市を訪れ、岩手県・奥州市・一関市の担当者や、奥州市国際交流協会、羽田地区振興会などとILCの取り組みについて意見交換しました。
意見交換会が行われることとなったのは、本市のトマス・アンナILC国際化推進員が在札幌米国領事館を訪れたことがきっかけ。アンナ推進員が領事に本市のILCの取り組みを紹介したところ大いに興味を示し、この日の来県につながりました。
羽田地区センターで開かれた意見交換会では、地区振興会からの「(ILCが実現した場合)海外から多くの研究者や家族が当地に住むかもしれない。異文化圏の人を受け入れる際のポイントを伺いたい」との問いに対し、トール領事からは「多様性とコミュニケーションがポイント。日本のおもてなしは素晴らしいので、きちんと説明すれば大丈夫」との回答がなされました。
今後、ILCの実現に向けて、国際協力体制を築いていくことは大きなポイントです。今回の意見交換を通じ、トール領事は「今回の視察内容を(米国側でも)共有したい」と述べました。
トップページ左側のバナー(下図)からアクセス可能。今後、内容の充実を図っていきます。
ことしも中学生が最先端科学を体験


市教育委員会では、13回目となる中学生科学体験研修を1月5日から2泊3日の日程で実施しました。研修には市内中学校の2年生31人が参加し、宇宙や科学の最先端の研究に触れました。
生徒たちは、茨城県つくば市にある宇宙航空研究開発機構(JAXA)や高エネルギー加速器研究機構(KEK)などを訪問。JAXAでは、施設見学のほか、宇宙開発の取り組みなどについて説明を受けました。KEKでは、測定器や加速器を見学したほか、本市出身の小野正明名誉教授の講義などを受けました。
1月25日に江刺総合支所で開催した報告会では、生徒たちが5つのグループに分かれ、研修の成果を報告。研修先で学んだことを堂々と発表し、今後の学習に生かしていくことを誓いました。
interview 研修に参加して
東水沢中学校2年佐藤 縁里(ゆかり) さん(14歳)

初めてKEKに行きましたが、施設の大きさに圧倒されました。国際的な取り組みが行われていることが印象的で、ILCが岩手にできるということは本当にすごいことだと実感しました。 将来の夢はまだ決まっていませんが、医療や物理など理系の分野に興味があります。ILCを通じ、奥州市が素晴らしい所ということがアピールできればと思います。
関連ファイル
この記事に関するお問い合わせ先
ふるさと交流課 ILC・多文化共生推進室
〒023-8501
岩手県奥州市水沢大手町1-1
電話番号:0197-34-2123
ファックス:0197-22-2533
メールでのお問い合わせ
- みなさまのご意見をお聞かせください
-
更新日:2023年09月29日