奥州市消防記念館
江戸の末期から明治・大正にかけての消防に関する貴重な資料の散在や消滅を防ぐために、昭和45年(1970年)10月、関係者の協力によって設置されました。
館内には、水沢の町火消の祖とされている佐々木佐五平の坐像、江戸末期から明治にかけて使われたと思われる火災報知用の板木(ばんぎ)、明治中期の木製消火用具、竜吐水(りゅうとすい)、明治、大正期の腕用のポンプ(ドイツ製、明治23〔1890〕年に170円で購入)、馬車引き蒸気ポンプ(大正2〔1913〕年に3,700円で購入、全国でも現存は3台と推定)、展示の目玉であるドイツ・ベンツ社製消防自動車ポンプ(関東大震災の翌年の大正13〔1924〕年に1万2,750円で購入、全国に現存する消防クラシックカーの中で最も古いタイプ)や、上下式手動ポンプ、手引き動力ポンプ、照明用器具、纒い装束など数多くの消防機械、器具があり、そのほか昔の消防業務記録帳や、享保20年の大火の絵図、昔の火防祭の絵、震災記録写真など消防の歴史を知るための貴重な資料が収集、展示されています。
開館時間 | 毎年4月29日日高火防祭の日に一般開放 10時00分~15時00分 (本記念館は常時会館していないので、4月29日以外の日に見学を希望される方は、入館希望の2週間前までにお問合せください) |
---|---|
所在地 | 奥州市水沢字日高小路13(日高神社境内) |
アクセス |
|
料金 | 無料 |
問い合わせ | 奥州市役所 危機管理課消防係(電話番号 0197-34-2235) |
この記事に関するお問い合わせ先
- みなさまのご意見をお聞かせください
-
更新日:2023年09月29日