【斎藤實記念館】令和7年ミニ企画展開催のお知らせ
ミニ企画展「記念館推しのイッピン」
令和6年7月より当館ホームページにおいて、所蔵している品々を一品・逸品として毎月紹介しています。
当館にはおよそ5万点以上の資料が収蔵されておりますが、常時展示している資料はそのうちのごく一部になります。そこで、数ある資料の中から「推し」の品としてピックアップし、ホームページにて紹介することにしました。このことによって、斎藤實夫妻に興味を持っていただき理解を深める機会になればと考えております。
記念すべき第1回目となる7月号で紹介したのは、「弾丸貫通の鏡」。やはりこの鏡台は記念館を代表する資料であり、欠かすことのできない筆頭ですから、初回を飾る「イッピン」として紹介しました。そして10月号では、「秋山真之からの手紙」と題し、当時海軍次官であった實に宛てた秋山真之からの書簡を紹介しました。これはNHKにてスペシャルドラマ「坂の上の雲」が再放送されていたタイミングに合わせ取り上げたものです。
また、新しいローマ法王を決める選挙「コンクラーベ」が今年の5月に行われた際には、實がローマ法王(教皇)より授与された「グラン・クロア・サン・シルベストル」勲章を紹介しました。實は朝鮮総督時代、持ち前の語学力を活かし朝鮮統治に関する誤解を解くため宣教師との対話を重ねます。また、対話だけでなくその活動を支援した功績から、大正11(1922)年に授与された勲章です。在鮮基督教会最長老であったウエルチ監督は、實の写真を肌身離さず持っていたという逸話もあり、實がいかに米人宣教師からの信望が厚かったかを物語っています。
この他にも、これまでに「イッピン」として紹介した夫妻の衣装や装飾品、日用品などを展示しております。ぜひ、ご覧ください。
令和7年9月2日(火曜日)~11月30日(日曜日)
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更新日:2025年09月02日