自力更生
「経済界は今や疲弊窮迫の状態にあるが、国民の間に国民自らの力で不況克服の途をとろうとする自力更生運動が興りつつあることは誠に喜ばしいことだ。政府もこの精神に基づく更生計画の樹立実施には相当の助成をし、衆心一致、難局の打開と国力の充実・伸張を図る次第である。」
挙国一致内閣の首相となった斎藤實は、国民各自が自らの力を十分に発揮するという「自力更生」運動を提唱。この自力更生の4文字は、斎藤内閣のスローガンとなった。これは帝国議会で述べた施政方針演説の一部である。
© 2002 斎藤實記念館
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更新日:2023年09月29日