(4)衛生局時代・検疫事業

更新日:2023年09月29日

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髪が短髪で眼鏡をかけ、鼻髭と口髭の生えた衛生局時代の後藤新平氏の白黒の顔写真

国家衛生原理

 明治22年(1889年)8月に出版された後藤新平の著書。

 生物学的進化説を社会に適用したもので、人間を含めた生物の「生」をまもるのが「衛生」であると考えた。

 後藤新平の人生観や世界観を鮮明に書いたもので、新平自身の生涯の基調となった。

「国家衛生原理 完」と書かれた後藤新平著書の表紙の写真

衛生制度論

 明治23年(1890年)に出版された後藤新平の著書。

 衛生制度の必要性を説いている。

紙が茶色に変色し、中央に「衛生制度論」と書かれた後藤新平著書の表紙の写真

戸籍と民勢調査・民勢調査の必要

 日本各地の衛生状況調査について、民勢調査の必要性を説き、戸籍との違いを論じたもの。

原稿用紙に漢字と片仮名の文字で文章が書かれている「戸籍と民勢調査・民勢調査の必要」の写真

検疫作業順序一覧

 下船後の検疫作業をあわらしたチャート図。

大小の幾つかの円と線を使って長方形の紙の中に書かれ、下船後の検疫作業を表したチャート図の写真

似島臨時陸軍検疫所建築工事竣効(功)当日之図

 明治28年(1895年)5月31日撮影。

 似島検疫所は撮影の翌日6月1日に開所。

後方に小高い山があり、手間には平屋の建物が幾つも並んでいる似島検疫所を高台から写した白黒写真

臨時陸軍検疫部報告摘要

 明治29年(1896年)7月8日 陸軍省発行。

 写真は、『報告摘要』序文および附図「似島臨時陸軍検疫所蒸気消毒室既消毒側」。

漢字と片仮名で書かれた文章が長方形の紙に記されている写真
木造の天井の高い工場内で、パイプの通った大きな樽のようなものが左側に並んでおり、白い上下の服を着た人々が作業をしている様子の写真

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