高野長英書状(千越宛) (天保2(1831)年)11月5日


長英の婚約者だった千越に宛てた手紙。数ある長英の手紙の中で、たった一つの女文字のやさしい情のこもった手紙である。玄恭が婚儀に臨んで行方をくらましたことは心痛いことだが、お前は表向き私の娘なので結婚することはできない。病身で親孝行もできないし、自分は学問に身を捧げたいので水沢には帰らないから、よき人を迎えて高野家を継ぐように頼んでいる。
重要文化財
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長英の婚約者だった千越に宛てた手紙。数ある長英の手紙の中で、たった一つの女文字のやさしい情のこもった手紙である。玄恭が婚儀に臨んで行方をくらましたことは心痛いことだが、お前は表向き私の娘なので結婚することはできない。病身で親孝行もできないし、自分は学問に身を捧げたいので水沢には帰らないから、よき人を迎えて高野家を継ぐように頼んでいる。
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更新日:2023年09月29日