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第2回企画展 水沢の蘭学ー蘭学にかかわった人々ー

高野長英は医師、そして蘭学者として知られています。その「蘭学」とは何かについて、今回の企画展ではご紹介しています。長英が育まれた水沢を含む県南、そして仙台藩は進取の学問を好む気風がありました。いわゆる鎖国政策によりオランダのみが通商を許されるようになると、西洋の文物は主にオランダ船により流入し、オランダ語を通して受け入れられた結果、蘭学と呼ばれるようになりました。仙台藩では、キリスト教に好意的だった伊達政宗の影響もあり、西洋の文化・技術は藩内に伝播し、蘭学を受け入れる土台が作られたことで、藩校養賢堂でも早い時期に蘭学が取り入れられました。仙台藩とゆかりの深い一関藩も学問が盛んな土地であり、多くの蘭学者が生まれています。その仙台藩、一関藩の蘭学にかかわる人々が、水沢の学問の発展、蘭学者の誕生に大きな影響を及ぼしました。蘭学者の人的ネットワークは、蘭学を介して脈々と形成され、その交流から優れた人物たちが誕生しました。高野長英もその一人です。江戸時代後期、全国的に猛威を振るい、水沢の地でも流行した疱瘡(天然痘)の予防にも、蘭学の知識は生かされています。ここ水沢の地で、当時の時代背景のなかでも、新しく役に立つ知識を取り入れていく姿勢を持つ人々が存在したこと、多くの功績を残したことを、今回の企画展で実感していただければ幸いです。

【開催期間】令和7年8月26日(火曜日)~11月16日(日曜日)

開館時間

9時から16時30分

休館日

月曜日(月曜日が休日のときは翌日)
年末年始(12月29日から1月3日)

所在地

〒023-0857 岩手県奥州市水沢中上野町1番9号
電話番号:0197-23-6034 ファックス番号:0197-23-6034

入館料

個人(一般、大学生):200円

団体(15名以上):100円

幼児・小中高生:無料

 

高野長英記念館の外観写真

 

 

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