高野長英書状(森某宛) (天保13(1842)年)11月16日

更新日:2023年09月29日

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薄いグレーの横長の紙に文章がびっしりと書かれた高野長英書状(森某宛)1
薄いグレーの横長の紙に文章がびっしりと書かれた高野長英書状(森某宛)2
薄いグレーの横長の紙に文章がびっしりと書かれた高野長英書状(森某宛)3
薄いグレーの横長の紙に文章がびっしりと書かれた高野長英書状(森某宛)4

入獄して4年目の39歳のときに、獄中から紀州藩邸内の森氏宛てに放免運動の依頼と母の安否を確認した手紙。
長英をよく思っていない鳥居耀造が町奉行になったので、長英は出獄に不安を覚え、赦免運動をしようと決心し、将軍日光参拝の時の大赦を期待し、森氏に牢屋敷役人への対応と将軍家法事の度に上野寛永寺の御赦状に長英の名前を記入することを依頼し、お金を同封した。森氏に感謝し、信頼の言葉を吐露している。また、牛込横寺町の門人加藤宗俊も時々願い出てくれているそうだが、成果が分からない。幕府に出す赦免願者の筆頭に記載してくれるよう望んでいる。そして、手紙を焼き捨てることと他言しないよう書き添えている。

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