獄中角筆詩文

更新日:2023年09月29日

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縦に幾筋もの皺が入った白い紙に、ところどころ紙面をへこませて書いた文字が見える「獄中角筆詩文」の写真

弘化元(1844)年正月、脱獄の約半年前に従弟の茂木恭一郎へ手紙とともに送られた七言絶句の漢詩5詩。獄中の感慨を著した漢詩で、長い間白紙に爪先で書いたものと伝えられていた。特に最後の漢詩は字に筆勢がなく、1993年まで判読できなかったが、1994年角筆研究の権威、小林芳規広島大学名誉教授により、ほぼ解読でき、また角筆文献としても近代日本文化史にとって、貴重な資料となっている。

  • 資料名:紙本 獄中角筆漢詩
  • 作者名:高野長英
  • 制作時期:弘化元(1844)年

市指定文化財

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