星学略記草稿(自筆原本)
古代ローマ、ギリシャの天文学史における天文学を論じた「蘭文星学」を「星学略記」と題して訳述したものである。内容は、ピタゴラスが太陽は宇宙の中心にあって動かず、地球は他の惑星とともに太陽の周りを回っていて、人の目で天が動いているように見えるのは地球が回転しているためという地動説を立てたこと、エウドクソスが1年を365日6時間と定めたこと、エラストテネスが地球の大きさを測定したこと、ヒッパルコスが46恒星の位置を確定したこと、そして、長期間にわたってヨーロッパにおける宇宙観を決定してきたプトレマイオスの天動説を経て、コペルニクスが初めて実際の観測データから地動説を唱えたこと、ケプラーが惑星の楕円軌道の法則を発見したこと、ガリレオ・ガリレイが木星の4つの大きな衛生を見つけたことや太陽の黒点を発見しそれを目印にして太陽の自転周期を決定したこと、そして最後にイギリスではロンドン王立協会が、フランスでは大学校(アカデミー)が創設されて大星学家が続いて多く出ていることなどを翻訳している。
部分 重要文化財
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更新日:2025年07月01日