仙台
青葉城
仙台(宮城県仙台市)
杜の都、仙台は、伊達政宗がひらいた仙台藩60万石の城下町として有名である。数え年17歳で江戸に旅立った長英が、この町で過ごしたことなかったと思われるが、牢屋で一緒だった米吉が釈放され帰国してから縁が深くなったところである。
米吉は大町五丁目の目明し鈴木忠治の子分で、獄中の長英から「蛮社遭厄小記」を託されて茂木恭一郎に届けたのも米吉であった。
心配でたまらない老母は仙台まで出向き、長英の様子を米吉に尋ねている。
また、仙台には、船越源吾に嫁いだ母の姉妹の良が暮らしており、兄の堪斎、石巻の従弟・遠藤養林と連れ立って江戸留学に旅立った折にも立ち寄ったものと思われる。
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更新日:2023年09月29日