日田

咸宜園全景

咸宜園内庭
日田(大分県日田市)
大分県西部の筑後川上流に位置する日田市は、江戸時代、九州の幕府領を管轄する日田代官所が置かれ、豪商が居住し金融業に活躍したところである。
この日田に、儒学者の広瀬淡窓(ひろせたんそう)が開いた塾「咸宜園(かんぎえん)」があり、大村益次郎など多くの門人が輩出された。
シーボルト事件で長崎を後にした長英が、熊本を発って江戸に向かう旅の途中に立ち寄ったとされる。ただ、旅中の診療記録である「客中案証(きゃくちゅうあんしょう」に日田周辺の地名が無く、日田立寄りに懐疑的な意見もある。
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更新日:2023年09月29日