宇和島


宇和島(愛媛県宇和島市)
高野長英は、嘉永元年(1848)年4月から翌年1月頃までの約1年、宇和島藩主伊達宗城(だてむねなり)に匿われ、出羽出身の蘭学者、伊藤瑞渓(いとうずいけい)として宇和島に潜伏した。
宇和島城の北東400メートル、市内を流れる辰野川のほとりに長英が暮らした家老桜田佐渡の別邸跡がある。ここで長英は、江戸から従えてきた政次郎、女中のトヨ、下男の新吉、内弟子の二宮逸二と暮らし、土居直三郎、大野昌三郎、斎藤丈蔵などの藩士に蘭学を教えた。
今、この場所は宇和島市指定「高野長英居住地」として保存され、後藤新平揮毫の石碑が建てられている。
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更新日:2023年09月29日