名古屋

更新日:2023年09月29日

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名古屋(愛知県名古屋市)

徳川御三家尾張藩の城下、名古屋は、長英が長崎留学や宇和島潜伏の旅で通ったところである。
 長崎から江戸にもどる途中の長英は、天保元年(1830)年10月、この地に伊藤圭介を訪ね、旅費を借用している。名古屋の医家に生まれた伊藤圭介は、シーボルトに蘭学を学び、この時、故郷に帰り医者となっていた。
 名古屋は、シーボルトから贈られたツンベリ著「フローラ・ヤポニカ」(「日本植物誌」)を翻訳しリンネの植物分類法を日本に始めて紹介した「泰西本草名疏(タイセイホンゾウメイソ)」を伊藤圭介が著すなど、本草学(ホンゾウガク)が盛んで、長英はこれら人達との交流を求めた。

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