令和4年度第2回ワークショップ「TNGR(つながる)」を開催しました

更新日:2023年09月29日

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第2回ワークショップについて

 令和4年度の第2回ワークショップ「TNGR」は、グルージャ盛岡の福田一臣 氏を特別ゲストにお招きし、18名の参加により、次のとおり開催しました。

開催日時

 令和4年9月29日(木曜日) 午後1時30分~4時30分

開催場所

 水沢地区センター研修室

当日のプログラム

  • 開会・オリエンテーション
  • アイスブレイキング
     グループごとに「奥州お宝かるた」を実施
  • ワークショップ
     具体的な方策の絞り込み、事業化に向けた検討、まとめ
  • 発表 班ごとにワークショップのまとめを発表
  • 講評 専任アドバイザー等より発表内容等に対する講評
  • 事務連絡
  • 閉会

第2回ワークショップ参加者

 第2回参加者は、市と「地方創生の推進に関する包括連携協定」を締結している企業の職員、「協働のまちづくりアカデミー」の修了生、市職員らの計18名でした。

第2回ワークショップ参加者状況の詳細

区分

人数

包括連携協定締結企業

11名

協働のまちづくりアカデミー修了生

4名

市職員

3名

18名

第2回ワークショップ意見交換の状況

(1) アイスブレイキング

 グループごとに「奥州お宝かるた」を実施。グループでかるた獲得が一番多かった人に、特別ゲストのグルージャ盛岡の福田さまより、グルージャ盛岡のTシャツが記念品として授与されました。

「奥州お宝かるた」について

「奥州お宝かるた」は平成29年度「協働のまちづくりアカデミー第4期受講生」のアクションプログラムの取組として作成されました。かるた作成にあたって、地区センターや市民から題材と絵を募集し、絵札、読み札の各44枚が完成。 かるたは70セット作成し、生涯学習事業などで活用いただくため地区センターなどに配布されました。

丸フレームの中に奥州お宝かるたが広げて置かれている写真

当日のアイスブレイキングの様子

4名の3班のグループがかるたが置かれた長机と椅子を向かい合わせに設置したスペースで男性が読みあげている途中に右手前の女性が手を伸ばしてかるたを取っている様子の写真
部屋の中央にかるたが置かれた長机と椅子を向かい合わせに設置したスペースで、右手前の男性が読みあげている途中に左奥の男性が左手を伸ばしてかるたと取っている様子の写真

(2) ワークショップ

前回のワークショップにて整理された「具体的な方策」から、「誰が(と)」、「いつ」行うのかを整理し、実現可能時期が早いものの絞り込みを実施。

その後、絞り込んだ方策の「実施スケジュールの検討」、「やらなければいけないこと」などの話し合いを行い、その結果を模造紙にまとめ、班ごとに発表を行いました。

なお、ワークショップの特別ゲストとして、いわてグルージャ盛岡 福田一臣 氏にお越しいただき、グルージャ盛岡が県内の自治体等と連携して行っているホームタウン活動との連携可能性についても情報共有ながら進めました。

各班でまとめた発表の内容は次のとおりです。

1班

参加者

5名(企業:3、アカデミー:1、市職員1)

ファシリテーター

協働のまちづくりアカデミー第1期修了生 佐藤永匡

サポーター(記録係)

奥州市総務企画部政策企画課 大久保千鶴

発表内容(概略)

課題解決の方向性を二つ選択し、議論を行った。

1つ目が、小中学校時代に奥州市の魅力を知る機会を作って、大人になった時に地元に戻って働きたいと思うようにつなげること。具体的な取り組みとして、「奥州市の魅力を知ろう、ウルトラクイズ大会(入浴に行きたいか?!)」と「奥州かるた大会」を併せて、小中学生向けに行うというもの。実施時期は、大会の商品を温泉施設の入浴券にしたいと考えたことから、冬時期で降雪も少し落ち着く2月とした。実施時期等の計画は、次のとおり。

  • 令和4年10月
    • 実行委員会の立ち上げ(TNGRメンバー等)
    • スポンサーと交渉(温泉施設や賞品を出してくれる企業等)
  • 令和4年12月
    • クイズ大会用の問題の作成
    • 賞品の準備(地元企業や温泉施設と交渉、奥州市産食材の準備)
    • 事業周知、場所の確保(市事業担当課・施設担当課と考えられる生涯学習スポーツ課及び商業観光課等)
  • 令和5年2月
    事業実施、反省会
    二つ目が、前沢牛や江刺りんご等の地元の美味しい食材、南部鉄器を使ったグランピングを行うこと。実施時期等の計画は、次のとおり。
  • 令和4年10月
    実行委員会の立ち上げ(TNGRメンバー、農協、農家、鋳造所等)
  • 令和5年4月
    場所の確保(施設担当課と考えられる商業観光課等)
  • 令和5年5月
    食材の交渉(奥州産米粉を使った奥州はっと、315ビール等)
  • 令和5年9月
    事業実施
6名の参加者が長机と椅子を向かい合わせに設置したスペースで、水色やピンク色の付箋紙が貼られた大きな模造紙を広げて話し合っている最中、左奥の男性が席を立ち意見を述べているワークショップの様子の写真
室内の前方で右側の2名が大きな模造紙を持ち、左側の女性がマイクを持って発表を行っている6名のグループの発表の様子を他のグループの人達が聞いている様子の写真

2班

参加者

4名(企業:3、アカデミー:1)

ファシリテーター

協働のまちづくりアカデミー第1期修了生 菅野陽子

サポーター(記録係)

奥州市総務企画部政策企画課 菊地寿博

発表内容(概略)

課題解決の方向性については、実現可能性時期が1番早い「SNSを活用したイベントの周知、タグ付けキャンペーン等」は、実施時期等が煮詰まらず、模造紙に掲載はしたものの今回の発表からは除外した。

そこで2班は、「奥州ラーメン、奥州カレーの開発する(大会の開催)。トッピングは奥州市産のものとする」を課題解決の方向として選択し、具体的な方策として「奥州カレー(奥州市産米にあうカレー)の開発」を進めていくこととして検討を行った。具体的な実施時期までは決定できなかったが構築手順は次のとおり。

  • 条件の決定(品数、産地)
  • 大会開催の周知チラシの作成・参加者の募集(食農連携推進室の協力)
  • 食材提供者の募集(探す)
  • 奥州市産米にあうカレー、カレーにあうリンゴジュースの開発(出店者が少なかったら商工会議所や飲食店組合に協力を依頼する)
  • 開催場所の決定(商工会議所が行うイベントとタイアップして実施)
  • 開催チラシ作成・広告
  • 奥州カレー大会(フェスティバル)の開催
    また、具体的な方策の2つ目として、「「大谷の素」という名称の米ブランドの発売」についても検討した。
  • 名称使用許可のため本人または家族への菓子折りをもっていく
  • 許可をとる
  • パッケージデザインの選定・印刷(業者への見積、依頼、発注)
  • プロモーション宣伝(JAの協力)
  • 「大谷の素(二刀流の素)」の販売
2班のグループが長机と椅子を向かい合わせに設置したスペースで、付箋紙が貼られた大きな模造紙を広げて話し合っているワークショップの様子の写真
室内の前方で中央の2名が模造紙を持ち左側の女性がマイクを持って発表を行っている6名のグループの発表を他のグループが聞いている様子の写真

3班

参加者

4名(企業:2、アカデミー:1、市職員1)

ファシリテーター

協働のまちづくりアカデミー第3期修了生 高橋美智子

サポーター(記録係)

奥州市総務企画部政策企画課 安部和亜

発表内容(概略)

奥州いぐねプロジェクト」というプロジェクト名を冠し、SNS上で、「奥州市、いいよね」という視点からの情報発信と、奥州市のヒトやモノに関する情報収集を行う。そこからイベントやフェスなどを開催する流れを作り、お金(経済)を回していく。

具体的には、まず活動するまちアカを中心に実行委員会を設立する。SNSのアカウントを作り、「♯奥州いぐね」というハッシュタグをつけて投稿してもらいつつ、インフルエンサーとなるヒトや団体、モノにフォーカスしていく。並行して、連携企業等から協賛金を集める。

フォーカスした結果、特筆すべきインフルエンサーなどがいれば、エフエム岩手で放送してもらう。

実施時期は概ね次のとおり。

  • 令和4年10月
    まちアカメンバーを中心に実行委員会設立、SNSの新規アカウント作成
  • 令和4年10月~令和5年2月
    情報発信、投稿募集、ヒトやモノの選定
  • 令和5年3月~4月
    インフルエンサーなどの発掘
  • 令和5年4月
    FM岩手で紹介番組を放送
  • 令和5年の夏
    ビール祭りなどのイベント、フェスティバル
3班のグループが長机と椅子を向かい合わせに設置したスペースに座り、付箋紙が貼られた大きな模造紙を広げて話し合っているワークショップの様子の写真
室内の前方で中央の2名が模造紙を持ち、左側の男性がマイクを持って発表を行っている5名のグループの発表の様子の写真

4班

参加者

5名(企業:3、アカデミー:1、市職員1)

ファシリテーター

協働のまちづくりアカデミー第2期修了生 鈴木まゆ子

サポーター(記録係)

奥州市総務企画部政策企画課 大平 尭

発表内容(概略)

課題解決の方向性を二つ選択し、内一つの実施時期を検討した。

方向性としては「前沢牛、リンゴを使った料理などのグランピングに南部鉄器を使って行う」を選択した。具体的な方策については「子どもや大人に関係なく、農家などの生産者と食材を収穫しバーベキューをしてみる。」として検討を行った。実施時期は次のとおり。

  • 令和5年2月
    プロジェクト開始
  • 令和5年3月~4月
    • 場所の選定(廃校、キャンプ場の利活用)
    • 食材関係者(JA、農家等)、焼き台提供者への声掛け
  • 令和5年5月
    イベント告知
  • 令和5年8月~9月
    イベント実施(食材(ピーマン他)の旬な時期)

なお、イベント名や、キャッチフレーズは未定。今後の課題としては、魅力発信の仕方を検討する必要がある。

4班のグループが資料や筆記用具がそれぞれ置かれた長机と椅子を向かい合わせに設置したスペースに座り、全員が右側に視線を向けているワークショップの様子の写真
室内の前方で中央の2名が模造紙を持ち、左側の男性がマイクを持って発表を行っている6名のグループの発表を他のグループが聞いている様子の写真

専任アドバイザー 櫻田七海 氏 からの講評

本日は、2時間ほど皆さんに話し合いをしていただいた。その中で、「誰が主体となるのか」とか「どこに協力を依頼しようかな」といった少しフワッとしていたところが、かなり具体的になったと思う。また、エフエム岩手の協力が得られるといった新たな発見もあり、すごく充実していて良かったと思う。

発表の中で「奥州かるた」の話があったが、例えば、地区センターの生涯学習事業とか、そういったところでもやっていけるかもしれないといった話も出ていた。そこは、後々詰めていっていただけると良いのかもしれない。

あと、種山の星座の森について少し教えていただいたが、例えば、グランピングについても一から作っていくのではなくて、指定管理者と一緒にコラボしながら作っていくというのも一つの手法かなと考えていた。

それらを踏まえて、次回までに皆さんの意見を整理していきたいと思う。せっかく出していただいた意見なので、これを実現可能性を高いものにしていきたい。また、関係課や関係企業など、関係しているところの方々にも意見を共有したいと思っているので、次回は共有の場も設けられたらいいかなと考えている。このことについては今後の打ち合わせで決まるが、皆さんにお知らせする時には、ある程度内容が固まったものでお伝えしたいと思う。

今日で2回のワークショップが終わったが、次回の3回目までご協力いただければと思う。

この記事に関するお問い合わせ先

地域づくり推進課
〒023-1192
岩手県奥州市江刺大通り1-8
電話番号:0197-34-1618
ファックス:0197-35-7466
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