薬をもらいすぎていませんか

更新日:2024年11月28日

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「ポリファーマシー」とは?

ポリファーマシーとは、複数を意味する「ポリ」と、調剤を意味する「ファーマシー」を合わせた言葉です。

これは、単に飲む薬の数が多いだけではなく、多くの薬を服用することによって副作用を起こしたり、正しく薬が飲めなくなってしまったりしているなど、身体に害をなす状態のことをいいます。

特に、高齢の方は、複数の病気を持つ人が増え、複数の医療機関を受診するようになることで、薬の処方が増えやすい傾向があります。また、肝臓や腎臓の働きが弱まり、薬を分解したり、体外に排出するのに時間がかかるようになるため、注意が必要です。

処方されたとおりに薬を服用していても、気になる症状(めまい、ふらつき、気分が沈むなど)がある場合は、必ず医師や薬剤師に相談しましょう。自己判断で薬の服用をやめたり、減らしたりするのは、症状が悪化したり、思わぬ副作用が生じることもあるので危険です。

ポリファーマシーを防ぐために

かかりつけ医、かかりつけ薬局を持ちましょう

普段から処方されている薬の情報や、身体の状態を把握してもらえるよう、かかりつけ医やかかりつけ薬局を持つと安心です。また、飲み忘れなどで余った薬がある場合も、かかりつけ薬局に相談しましょう。

重複受診を控えましょう

同じ病気で複数の医療機関を受診すると、医療費の無駄遣いになるだけではなく、同じ効能の薬を重複して飲むことになり、副作用の危険が高まります。

お薬手帳を活用しましょう

お薬手帳は、あなたがいつ、どこで、どんな薬を処方されたか記録するための手帳です。医療機関や薬局にかかるときは、同じ薬が処方されていないか、飲み合わせの悪い薬が処方されていないかチェックしてもらえるよう、お薬手帳を必ず持参してください。また、複数のお薬手帳を使用していると、服用している薬の情報を正しく伝えられないため、お薬手帳は必ず1冊にまとめて記録しましょう。災害時や外出先の急病の場合にも活用できます。

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