『聞こえにくい』と感じたことはありませんか?

更新日:2025年02月10日

ページID: 15251

加齢により聴力は低下します。

70代男性5~6人に1人70代女性10人に1人程度 が、日常生活に支障をきたすような難聴があると言われています。

(参考)難聴高齢者の早期発見・早期介入等に向けた関係者の連携に関する手引きより

加齢性難聴 知っていますか?
年齢別聴力低下の図

日本耳鼻科学会ホームページより

加齢に伴い、聴力が低下します。

65歳頃から増加します。

会話や音が徐々に聞こえにくくなり、高い音から聞こえにくくなるのが特徴です。

カ行、サ行、タ行、ハ行の聞き間違いが増えてきます。

難聴を放っておくと『フレイル』につながる可能性があります。
フレイル

フレイルとは、心身の活力(筋力や運動能力、認知機能、社会とのつながりなど)が低下した状態をいいます。

聞こえにくいと、

・ 必要な音が聞こえない

外出先で周囲の音が聞こえず危険に遭いやすかったり、災害を知らせる警報に気づかない

・ 自身喪失、社会的孤立につながる

コミュニケーションがうまく取れず、人と話すのがおっくうになり、人との関わりを避け外出したくない

これらの状態が続くと、認知機能の低下「フレイル」につながる可能性が高くなっていきます。

『聞こえのセルフチェック』で自分の状態を確認しましょう。

あてはまるものにチェックをつけてみましょう。

□ 会話をしているとき、聞き返すことがよくありますか。

□ 相手の言った内容を聞き取れなかったとき、推測で言葉を判断することがありますか。

電子レンジの「チン」という音や、ドアのチャイムの音が聞こえにくいと感じることがありますか。

□ 家族に「テレビやラジオの音量が大きい」とよく言われますか。

□ 大勢の人がいる場所や周りがうるさい中での会話は、聞きたい人の声が聞きづらいと感じますか。

(出典)難聴高齢者の早期発見・早期介入等に向けた関係者の連携に関する手引きより

1つでもチェックがついた方、『聞こえ』が気になる方は、ぜひ一度、耳鼻咽喉科への受診をおすすめします。

日本耳鼻咽喉科学会では、80歳で30dB(デシベル、ささやき声が聞こえる程度)の聴力を保つ“聴こえ8030運動”が推し進められております。

耳にやさしい生活を心がけましょう。

・大音量でテレビを見たり、音楽を聴いたりしない。

・適度な運動、規則正しい睡眠をとりましょう。

・栄養バランスがとれた食事をとりましょう。

・生活習慣病(糖尿病・心疾患・腎疾患など)を予防しましょう。

・禁煙をしましょう。

聞き取りにくい・伝わりにくい時の工夫

・大声ではなく、少し大きめの声でゆっくり、 はっきり話す。
   耳元で話すと音が割れて聞きにくいことがあります。握手できる距離で話しましょう。

静かな環境(窓を閉める、テレビを切るなど)で会話をする。

ジェスチャー手のサインも交えながら伝える。

・話を聞くときは、相手の顔・口元を見てもらう。

視覚情報(メモ・絵・映像など)も活用する。

この記事に関するお問い合わせ先

健康増進課 健康づくり係
〒023-8501
岩手県奥州市水沢大手町1-1
電話番号:0197-34-2903
ファックス:0197-51-2373
メールでのお問い合わせ