「田んぼの水性生物調査」を開催しました!

更新日:2023年09月29日

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 令和3年7月10日(土曜日)、江刺愛宕地区の自然栽培の田んぼで生きもの調査を開催しました。

 会員12名(講師・スタッフ含む)、一般市民14名が参加しました。

 親子の参加が多く、小さな子どもは虫捕りに歓声を上げていました。

青々とした稲の中を5名の参加者の方々が網や虫かごをもち虫捕りを楽しんでいる写真

 参加者みんなで虫を探しています。

網や虫かごを持った子ども2名が土に置いた白いトレーから虫を探している写真
水がはいった四角の白いトレーを持っている男性の手元を写した写真

 採集した虫をトレーに入れ、分別します。

2人の子どもが網を持ちながら田んぼ横の水路で虫捕りをし、父兄2名が写真を撮ったり見守っている様子を写した写真

 田んぼ横の水路にも何かいるよ!

 集めた虫は近くの集会所持ち込んで顕微鏡で観察しました。

 コオイムシやザリガニなどの大きなものから、ミジンコや水草などの小さなものまで、いろいろな生きものを観察し、大人も子どもも普段見られない顕微鏡越しの生きものの姿に驚いていました。

顕微鏡が設置された長机でいろいろな人達が捕まえた虫などを観察している集会場内の写真
集会場の入口近くで女の子が立っている様子を後方から男性が写真を撮り、女性が隣で座っている様子を近くの長机にいる男性2名が見守っている様子の写真

 いろんな生きものが暮らす田んぼ。この風景をこの先もずっと残していきたいと感じたイベントでした!

なお、SDGs[持続可能な開発目標」の内、このイベントの目標に該当するものは以下の5つでした。

「4.質の高い教育をみんなに」の文字と、開かれた本と鉛筆が描かれている目標4のアイコン

 無農薬栽培を行っている田んぼを教室として、多様な生きものの生活する様子に触れ、生物多様性がもたらす豊かさを実感し学びました。

「11.住み続けられるまちづくりを」の文字と、家やビルが横一列に並んでいるSDGs目標11のアイコン

 私たちの経済活動とそれに伴う自然への負荷について考え、無農薬という手段を選択することによって、手間が増えるデメリットの一方で、生物多様性の保護という大きなメリットが得られる可能性があることを学びました。

「12.つくる責任つかう責任」の文字と、無限大のマーク中央の一部が矢印になっているSDGs目標12のアイコン

 私たちが生きる上で不可欠な食糧の生産の場において、出来るだけ自然に負荷を与えず、作り続けられれば、豊かな環境と生産活動の両立の可能性があることを発見しました。

「15.陸の豊かさも守ろう」の文字と、1本の木の横を3羽の鳥が飛んでいるSDGs目標15のアイコン

 お米の農薬や化学肥料を使わないようにすることで、生物多様性の保護につながり、生態系が守られるという大きな目的を達成する一助につながっていることを知りました。たくさんの生きものに囲まれて私たちが活かされていることを感じました。

「17.パートナーシップで目標を達成しよう」の文字と、5つの輪が重なって花の形のようになっているSDGs目標17のアイコン

 めぐみネットのスタッフの他、岩谷堂小学校や地区の住民の皆様にもご協力いただき、子どもも大人も楽しく生きものについて観察し学ぶことができました。

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生活環境課
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