「再生可能エネルギーの可能性を学ぼう~ソーラーモーターカー工作体験~」を開催しました

更新日:2024年01月16日

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   奥州めぐみネットは令和7年1月11日、奥州市役所3階講堂を会場に、1月のイベント「再生可能エネルギーの可能性を学ぼう~ソーラーモーターカー工作体験~」を開催しました。

   このイベントは、昨年度に引き続き、奥州万年の森にあるメガソーラー太陽光発電所を運営する、NTTアノードエナジー株式会社東日本事業部東北支店(以下、NTTアノードエナジー)様のご協力を得て実施されたものです。

   当日は、スタッフ、事務局を含めて25人が参加しました。 

青い車体のソーラーモーターカー

   前半は、当会の運営委員で、いわて地域脱炭素推進員でもある工藤建設株式会社の花澤淳さんを講師に、地球温暖化と再生可能エネルギーについて学びました。

  花澤さんのお話は、ソーラーカーと他の車との違いから始まり、化石燃料、温暖化による異常気象、明るさとエネルギーの違いを含め、再生可能エネルギーについて子ども目線でありつつも、大人も一緒に学べる内容でした。

  講師が環境学習交流センターから借り受けた「手回し発電機」で、LED電球と白熱灯でどのくらい負荷が違うかも、実際に体験してみました。

  休憩を挟んで、いよいよ工作体験です。

  NTTアノードエナジーの田村昌之さんから、奥州市とは「奥州万年の森」のメガソーラーを契機に環境学習の機会提供を行うようになったこと、今日の工作もその一環であることを紹介。参加者の皆さんにはキットが配られ、さっそく説明書を見ながら組み立てに取り掛かりました。

   板スポンジから車体やタイヤを切り出して組み立てます。その上に発電パネルを載せて電極クリップでモーターとつなぐと、モーターの動きが車輪に伝わり車が走る仕組みです。

   日当たりのよい講堂南側に車を持っていくと、太陽の光をエネルギー源としてタイヤがシャーっと回り始めました。子ども達大喜びです。

スタッフの高橋透さんが持て来てくださったLED投光器の光も試してみました。光を近づけると、ゆっくりと走り始めました。LEDでも光が強いと発電されるようです。

   私たちの生活には、ガソリンや石炭などの化石エネルギーが多く利用されていますが、これらを利用することは、地中に固定されていた炭素を二酸化炭素として大気中に放出することになります。二酸化炭素は「温室効果ガス」と呼ばれ、布団のように太陽の熱を地表に留めてしまう性質があります。

  温室効果ガスが大気中に増えたことで地球の温暖化が進み、夏の異様な暑さ、空気や海水の対流などに影響をあたえ、異常気象を引き起こしていると言われています。

  このため、太陽光や風力、水力、地熱、様々な熱、バイオマスなどの、非化石エネルギー源を利用し、永続的に利用ができる再生可能エネルギー活用について注目されています。

   今回のイベントでは、再生可能エネルギーについて基礎から学び、太陽の光が生み出すエネルギーを実感することができました。

ソーラーカーを手にする子どもたち、可能性でいっぱいの存在ですね!

【質の高い教育をみんなに】

「4.質の高い教育をみんなに」の文字と、開かれた本と鉛筆が描かれているSDGs目標4のアイコン
「4.自由に学べる環境をみんなに」の文字と、本棚に本が並べられている奥州市版SDGs目標4のアイコン

   工作したソーラーカーを走らせることで、太陽の光がエネルギーに変わることを学びました。

【エネルギーをみんなにそしてクリーンに】

   温室効果ガスを排出することなく、永続的に利用できるエネルギー「再生可能エネルギー」について学びました。

住み続けられるまちづくりを

安心して住み続けることができる未来にむけて、再エネや省エネを取り入れたまちづくりに取り組みましょう。

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