農福連携の取組について

更新日:2023年09月29日

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農福連携とは

 農福連携とは、障がい者等が農業分野で活躍することを通じ、自信や生きがいを持って社会参画を実現していく取組です。農福連携に取り組むことで、障がい者等の就労や生きがいづくりの場を生み出すだけでなく、担い手不足や高齢化が進む農業分野において、新たな働き手の確保につながる可能性があり、両分野がWin-Winとなることを目指しています。

農福連携のメリットとは

 農業者にとっては、多岐にわたる農作業の多様な労働力が確保でき、地域農業や地域資源の維持につなげることが期待されます。
 障がい者にとっては、働く場所が得られ、心身のリハビリ効果や農業の技術習得などが期待されます。

国による農福連携への支援

 農林水産省では、平成29年度から、農福連携に取り組もうとする方を対象として、補助制度を設けています。詳細については、農林水産省のホームページをご覧ください。

令和4年度の事業

  • 農福連携整備事業…生産施設等の整備への補助
  • 農福連携支援事業…専門家の指導により行う研修やマニュアルの作成等

 (注意)農福連携整備事業と農福連携支援事業は、原則として、併せての実施が必要。

農林水産省の認証(ノウフクJAS)について

 農福連携は、障がい者の方々に農業で活躍してもらい、自信や生きがいを持って社会に参画していただくための取組であり、担い手不足や高齢化が進む農業分野において、働き手の確保につながるものであるとともに、共生社会の実現にも貢献するものとされています。
 平成29年3月に、障がい者が主体的に携わって生産した農林水産物及びこれらを原材料とした加工食品について、その生産方法及び表示の基準を規格化したいわゆる「ノウフクJAS」が制定されました。
 「ノウフクJAS」は、障がい者が携わった食品の信頼性が高まり、人や社会・環境に配慮した消費行動(エシカル消費)を望む購買層に訴求することが可能になるとともに、「農福連携(ノウフク)」の普及を後押しすることで、農業・福祉双方の諸課題解決ツールになるものです。
 詳しくはノウフクJASに関するホームページをご覧下さい。

県による農福連携

岩手県農福連携応援マーク交付事業について

 県では、農福連携に対する認知度の向上を図るとともに農福連携への取組を応援することを目的とした「岩手県農福連携応援マーク」を定め、周知を図っています。なお、使用申請が可能な者は障がい者就労支援事業所に限定されています。

農福連携支援員について

 県では、野菜や果樹栽培技術など農業に精通した農福連携支援員が農福連携に必要な農作業工程や作業体系改善について助言を行うなどのサポート活動を行っています。詳しくは県南広域振興局農政部農政調整課(0197-22-2841)または保健福祉環境部福祉課(0197-22-2862)までお問い合わせ下さい。

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この記事に関するお問い合わせ先

農政課 農政係
〒023-8501
岩手県奥州市水沢大手町1-1
電話番号:0197-34-1582
ファックス:0197-24-1992
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