「GIGAスクール構想」に関する取組
GIGAスクール構想とは
文部科学省が令和元年度に掲げた計画で、1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで、特別な支援を必要とする子供を含め、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化され、資質・能力が一層確実に育成できる教育環境を実現するとともに、これまでの我が国の教育実践と最先端のICTのベストミックスを図ることにより、教師・児童生徒の力を最大限に引き出すことを目指すものです。
本市においても、児童生徒1人1台の端末(学習用ノート型PC)の購入、校内無線LAN環境の整備、普通教室への電子黒板の整備等を行い、これらの効果的な活用を推進することにより、ICT機器やデジタル教材を活用した学習機会の拡充を進めています。
「GIGAスクール構想の実現について」(文部科学省)<外部リンク>
GIGAスクール構想の推進により学びが変わります
一斉学習の場面
教師は授業中でも一人一人の反応を把握できるため、子供たち一人一人の反応を踏まえた、双方向型の一斉授業が可能になります。
個別学習の場面
動画の教材を活用することで、再生スピードの調整、一時停止ができるため、自分の理解に合わせた学習がしやすくなります。また、AIドリルを活用することで、理解度に沿った難易度の出題や解説により個別最適化された学習が可能になります。
協働学習の場面
一人一人の考えをお互いにリアルタイムで共有できるため、これまでなかなか発言の機会がなかった子どもも意見交換ができるようになることで、子供たちが多様な意見に触れられるようになります。
令和5年度の取り組み
AI型ドリルの導入
教材にAIを導入し、児童生徒の理解度に応じて復習問題を反復、または自動選択で表示する等の機能を持っているドリルコンテンツを市内全小中学校に導入し、令和5年6月から市内小・中学校で利用を開始しました。
AI型ドリルは、持ち帰り学習の際の個別学習や学校内での朝学習、授業内での小テスト等に活用可能です。
学習用ノート型PCの持ち帰り学習
学校の授業と家庭学習をシームレスに繋げることにより児童生徒の継続的な学びを実施するとともに、AI型ドリルを活用した個別学習や配付物のペーパーレス化を推進するため、学習用ノート型PCの持ち帰り学習を実施しています。
持ち帰り学習での活用方法
1. AI型ドリルを活用
- 教師が学習範囲を配信し、児童生徒は出題された問題に取り組みます。
- 児童生徒自身が自主学習として、苦手の克服や得意科目を伸ばすために活用します。
2. 動画を活用した予習・復習
- NHK for school等の動画コンテンツを活用し、予習・復習を行い翌日の授業に備えるために活用します。
3. Classroomを活用
- クラス内のストリーム(掲示板機能)を活用して、連絡事項等を児童生徒に伝達します。
電子黒板
市内小・中学校の普通教室各1台に配置できるようこれまで286台の整備を行っています。
指導用デジタル教科書の提示のほか、児童生徒の発表の際の活用、動画の一斉視聴、オンラインによる全校集会などに活用可能です。
更新日:2023年09月29日