地球温暖化を防ごう
私たちの住む地球は、確実に熱くなってきています。現在の平均気温は、18世紀後半の産業革命以前と比べると、1.1℃上昇しています。
地球が熱くなった原因は増えた二酸化炭素!?
産業革命以来、人間は石油や石炭などの化石燃料を燃やしてエネルギーを取り出し、経済を成長させてきました。地球温暖化の原因は、あらゆる人間活動で排出される二酸化炭素などの「温室効果ガス」です。
衣・食・住・移動など、私たちが普段の生活の中で消費する製品・サービスのライフサイクル(製造、流通、使用、廃棄等の各段階)において生ずる温室効果ガスが、日本のCO2排出量の約6割を占めています。
気温の上昇や大雨の増加、自然災害の増加の発生等、地球温暖化による気候変動は、私たちの生活に様々な影響を与えます。
地球温暖化を防止するにはどうすればいい?
地球温暖化の基本的な対策として、「適応策」と「緩和策」の2つがあります。
「適応策」…温暖化による悪影響にあらかじめ備える
「緩和策」…温室効果ガスの排出を抑制する
「適応策」と「緩和策」の両方を、バランスを取りながら行うことが必要です。
わたしたちのできる適応策の例
健康 (熱中症対策)
地球温暖化が進むと暑い日が増えます。熱中症対策をしましょう。
- 暑さを避ける(行動、住まい、衣服の工夫)
- こまめに水分を補給する
- 急に暑くなる日に注意する
- 暑さに備えた体を作る
- 各人の体力や体調を考慮する
- 集団活動の場ではお互いに配慮する
(出典:環境省「熱中症環境保健マニュアル2018」)
大雨・台風
地球温暖化が進むと極端な降水、破壊的な台風、発達した低気圧などが発生します。
自分の地域のハザードマップで安全な避難場所を確認しておきましょう。
わたしたちのできる緩和策の例 (出典:環境省「ゼロカーボンアクション30」)
エネルギーを節約・転換しよう
- 再エネ電気への切り換え
- クールビズ・ウォームビズ
- 節電
- 節水
- 省エネ家電の導入
- 宅配サービスをできるだけ1回で受け取る
- 消費エネルギーの見える化
CO2の少ない交通手段を選ぼう
- スマートムーブ
(注意)徒歩、自転車や公共交通機関など自動車以外の移動手段の選択 - ゼロカーボンドライブ
(注意)再生可能エネルギー電力(再エネ電力)と電気自動車(EV)、 プラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池自動車(FCV)を活用した走行時のCO₂排出量がゼロのドライブ
サステナブルなファッションを
- 今持っている服を長く大切に着る
- 長く着られる服をじっくり選ぶ
- 環境に配慮した服を選ぶ
CO2の少ない製品・サービス等を選ぼう
- 環境配慮マークの付いた商品やCO₂排出量を見える化して商品に表示されている商品を進んで選択
- 環境・社会・企業統治の3つの観点から企業を分析、評価した上で投資を
太陽光パネル付き省エネ住宅に住もう
- 太陽光パネルの設置
- 住宅購入・新築の際は、ZEHにできるかを検討
(注意)ZEHとは住宅の高断熱化、高効率設備による省エネルギーで消費エネルギーを減らし、太陽光パネルにより再生可能エネルギーを導入し、エネルギーを創ることで、年間の住宅のエネルギー消費量が正味でゼロとなる住宅 - 省エネリフォーム窓や壁等の断熱リフォーム
- 蓄電池(EV・車載の蓄電池)、省エネ給湯機の導入・設置
- 暮らしに木を取り入れる
- 分譲も、賃貸も省エネ物件を選択
- テレワーク等の働き方の工夫の導入によって電力消費量やコストを削減
食品ロスをなくそう
- 食事を食べ残さない
- 食材の買い方や保存等を工夫する
- 国産の物や旬の物を意識して選択
- コンポストの活用で生ゴミの削減
(注意)コンポストとは、家庭から出る生ごみなどの有機物を微生物の動きを活用して発酵・分解させること
3R(リデュース・リユース・リサイクル)
- 使い捨てプラスチックの使用をなるべく減らす、マイバッグ、マイボトル等を使う
- 修理や補修をする
- フリーマーケットで売る、シェアリングやサブスクリプション(定額料金による一定期間のサービス・コンテンツ利用など)を利用する
環境保全活動に積極的に参加しよう
地域の環境活動(植林やごみ拾い等の活動)などに参加
関連情報
【環境省】「COOL CHOICE」地球温暖化対策、省エネ、エコで「賢い選択」<外部リンク>
国や県、関連する団体では、皆さんの活動をサポートする取組みをいろいろ展開しています。ぜひ、皆さんも地球温暖化に感心をもって、身近にできることから取組んでいきましょう。
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更新日:2023年09月29日