下水道とは…?
水は、私たちの生活の中で、生活用水や工業用水等いろいろな形で利用されています。こうして役立った水も、そのまま汚水として河川等に流されると、美しい自然や生活環境を破壊することになります。このような汚水を集めて処理し、きれいな水にして自然にもどすのが下水道の役割です。下水道は、私たちが健康で文化的な生活を営むために、欠くことのできない施設です。下水道の役割には、次のようなものがあります。

川や海がよみがえります
家庭や事業所から出された汚れた水が、そのまま流れていくと、川や海がどんどん汚くなっていきます。下水道は、この汚れた水を下水道管に集めて運び、終末処理場できれいにするので、川や海の水を汚さず自然が守られます。

私たちの生活環境をよりよくします
私たちの家庭や事業所から出た汚れた水が、住宅の周りにたまるといやなにおいがしたり、はえや蚊が発生するなど、伝染病の原因にもなります。下水道ができれば、このようなことがなくなり、快適で衛生的な生活ができます。

くみ取りトイレが水洗トイレになります
くみ取りトイレは、衛生的でなく、いやなにおいの原因となります。また、バキュームカーでくみ取るときにもにおいがします。下水道を整備し、トイレを水洗にするとさわやかで快適になります。
公共下水道のしくみ
公共下水道は汚水の流れから大きく次の3つに分かれます。

- 排水設備 個人で施工・管理する設備
- 公共下水道 市で施工・管理する施設
- 流域下水道・終末処理場 県で施工・管理する施設
公共下水道への接続の義務
下水道が整備されても、下水道に接続しないことには、下水道の効果が発揮されません。公共下水道が使える区域の方は早期に接続をお願いします。
1年以内に排水設備(水洗便所以外)を設置する義務
公共下水道が使用できるようになった区域の土地の所有者や使用者は、相当の理由があると認められる場合以外は、供用開始日から1年以内に公共下水道に流すための排水設備(水洗便所以外)を設置しなければならない。(奥州市下水道条例第10条)
3年以内にくみとり便所を水洗便所に改造する義務
公共下水道が使用できるようになった区域の建物の所有者は、相当の理由があると認められる場合以外は、供用開始日から3年以内にくみ取り便所を公共下水道に直結する水洗便所に改造しなければならない。(下水道法第11条の3)
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更新日:2023年09月29日