おうしゅう市議会だより第2号

更新日:2023年09月29日

ページID: 3613

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表紙

おうしゅう市議会だより第2号の表紙

CONTENTS 主な内容

  • 定例会の議決事項 2ページ
  • 決算審査特別委員会 3〜5ページ
  • 一般質問 6〜16ページ
  • 各種委員会報告 17〜18ページ
  • 請願・陳情の審査内容 19ページ
  • 市政調査会報告 20〜21ページ
  • 私もひとこと 22ページ
  • 発行日/ 平成18年11月22日
  • 発行/ 奥州市議会
  • 編集/ 奥州市議会広報編集委員会

定例会後 年4回発行

2ページ

奥州市議会だより第2号 2ページ

旧5市町村 最後の決算を認定

平成17年度奥州市 4企業会計も認定

水沢区矢中地内の準工業地域へ接続する道路建設をすすめるための工事費等の寄附を受けることを議決

平成18年第2回定例会は、9月1日から9月27日までの会期で開催され、奥州市地域振興基金条例の制定等条例制定2件、奥州市国民健康保険条例の一部改正等条例改正4件、平成18年度奥州市一般会計補正予算(第2号)議定等補正予算10件、平成17年度水沢市一般会計歳入歳出決算認定等決算認定46件、平成18年第1回定例会で繰り越されていた平成17年度水沢市水道事業会計決算認定等6件の審議と、請願9件の常任委員会審議が行われました。
一般質問は9月5日から13日までのうち5日間で行われ、25名の議員が登壇し、市長、教育委員長の考えを質しました。
平成17年度旧5市町村の一般会計・特別会計歳入歳出決算認定については議長を除く全議員による決算審査特別委員会(高橋瑞男特別委員長)を設置し、旧5市町村ごとに8名ずつの議員が5つの分科会に分かれ、各総合支所において、区長・担当課長等の出席を求めるなど、9月19日より26日まで審査が行われました。
合併により旧5市町村は無くなりましたが行政の継続性という観点からも、平成17年度一般会計決算認定については6項目の附帯意見を付して決算を認定致しました。
また、10月1日より、会派制を導入し、新議会運営委員を選任、今後の議会運営にあたることも決定いたしました。

会派制を導入

4つの会派を結成

会派とは、政策を同じくする2人以上の議員によって結成された団体をいいます。市政に関する調査や研究などの会派活動のほか、正副議長と会派の代表者で会議を開き、会派間の意見調整や協議などを行います。

奥州創政会

  • 代表 菅野 市夫
  • 菅原 哲
  • 関 笙子
  • 郷右近 浩
  • 中西 秀俊
  • 石川 和好
  • 三宅 正克
  • 中澤 俊明
  • 小野寺 重
  • 佐々木 國男
  • 高橋 勝司
  • 藤田 慶則
  • 渡辺 明美
  • 菅原 今朝男
  • 及川 梅男
  • 内田 和良
  • 遠藤 敏
  • 廣野 雅昭
  • 安倍 静夫
  • 佐藤 克夫

政凜会

  • 代表 新田 久治
  • 及川 俊行
  • 佐藤 絢哉
  • 佐藤 修孝
  • 菊池 嘉穂
  • 小野 幸宣
  • 数江 與志元
  • 高橋 瑞男

日本共産党

  • 代表 及川 善男
  • 菅原 明
  • 今野 裕文
  • 亀梨 恒男
  • 千田 美津子

市民クラブ

  • 代表 佐藤 建樹
  • 千葉 正文
  • 千葉 悟郎
  • 佐藤 邦夫
  • 安部 皓三

会派に属さない議員

  • 阿部 加代子
  • 小沢 昌記
  • 渡辺 忠

3ページ

おうしゅう市議会だより第2号 3ページ

決算審査特別委員会 Q&A 抜粋

9月議会では17年度決算の審査を行う重要な会議です。決算審査の方法は、議員全員で構成する決算審査特別委員会(高橋瑞男委員長)を置き、9月15日から26日までの日程で審査を行いました。今回は、出身議員を中心とした5グループに分かれ、各総合支所において、区長をはじめ担当幹部職員に対応していただき、精力的に各自治区の審査を行いました。(以下簡略文体)

総括

質問

 滞納未済額(滞納額)について、どのように受けとめて考えてますか。

答弁

 滞納を専門的に扱う滞納対策室を設置し、滞納を抑止する。又、各部所との連携を取りながら適切な対応をし、自主財源をしっかり確保したい。

質問

 広島県三次市では徴収できないのは職員の責任というスタンスで取り組んでいる例がありますが、これについてはどう思われますか。又、職員体制はどうなってますか。

答弁

 滞納未済額を職員の責任で負担するのはむずかしいと思います。本年10月から、現年課税と滞納分の徴収率を毎月、庁舎連絡会議で審査し、納税者の責任意識を高める事に繋げたい。又、職員体制については、滞納対策室に6人の職員を配置し、法律的な手段等で徴収する必要が生じた場合の対応と、水沢区部分の滞納率が高いので、それらの徴収についても携わる事になります。又、基本的に、現年分の徴収は、各総合支所対応となります。

質問

 岩手県地方税特別滞納整理機構についてお伺いします。

答弁

 平成19年4月から、100万円を超える滞納者を対象に、市に代わって住民税や国保税を徴収する機構ができます。当市では、これに職員1人を派遣し、16億円もの滞納額の徴収に努めたい。ちなみに100万円以上の滞納者は、343人になっております。いずれ税の公平性という観点から、やさしく、そして厳しく対応して参ります。

質問

 江刺型産直7施設のアンケート調査の委託料について、委託先の選定と委託料276万1500円の積算根拠が不透明ですのでお伺いします。

答弁

 産直の経営実態は、二極化してきている。その要因は、立地条件によるものもある。又、これから新設する産直もある状況の中で、活性化が求められている。この事業の予算は平成17年9月議会で補正議決されたものであり、委託先については、経営規模や設置条件が、市の平均的規模である事、そして市の北の拠点にある事等のことから、江刺農産物販売組合を選定した。又、委託料の積算根拠については、標準歩掛り以外は、計画見積に添っている。期待に添えない内容の部分もあるが、不充分な所は更に調整し、今後に活かしていきたい。合併して、市内20か所の産直があります。この中には、売上げが伸び悩んでいる所もあります。産直は重要な産業と思っており、産直の活性化は必要と捉えております。

質問

 前沢区において、合併前に残された大きな課題があるが、今後どのように対応していきますか。

答弁

 学校統合、基盤整備の創設換地における負担分、そして広域行政組合の最終処分場の用地問題等の大きな課題があります。基本的には新市建設計画にある項目が優先的に進める事になります。又、必要に応じて、計画の見直しもでてくると思いますが、ルール外の持ち込み基金等もそこに勘案していく事になると思います。又、延長線上には起債もあり得るという事になります。

一般会計決算に係る附帯意見の一部

胆沢分科会

既に耐震診断が終了し、判定結果が国土交通省の基準より低い学校施設の改築計画を総合計画に盛り込まれるよう努められたい。

衣川分科会

平泉の世界文化遺産登録に向け、長者ヶ原廃寺跡等の歴史資産の活用を図り、予想される観光客等の受け入れ対策を講じるとともに、新市において文化施設や観光施設等を結ぶネットワーク化が図られるよう努められたい。

4ページ

おうしゅう市議会だより第2号 4ページ

水沢分科会

質問

 不納欠損額が多いが、どういうものか、また不納欠損とする判断はどのようにしているのか。

答弁

 市税で約4000万円。滞納している4000人ほどの対象者を調査し、行方不明とか資産がない等の場合、不納欠損としている。

質問

 市営住宅使用料の滞納額が多い人はどの程度いるのか。

答弁

 3か月以上の人は17年度で37人いる。このうち行方が分からない人が5人ほどいる。

質問

 予算に対する付帯意見にある花卉育苗センターの運営状況はどうなっているのか。

答弁

 補助金を出すなどして援助しているが、補助に見合う分の収入がなかなか農家では見込めない。今後、農業公社を通じて販路を拡大していきたい。

質問

 消費者金融利用者救済の預託金について、この制度の利用者はどのくらいあるのか。

答弁

 17年度は1月までで新規10人で2000万円の利用、トータルで126人、2億1000万円ほどとなっている。

質問

 生活保護世帯への対応について、月に何回訪問しているのか。

答弁

 ケースによって異なるが、月1回から3か月に1回まである。高齢者世帯については、週1回とか毎日の場合もある。

質問

 水道管の敷設工事後に、通行車両の重量に耐えず、配管が破損した場合は工事施工者に責任はあるのか。

答弁

 2年以内の分は請負業者に補償してもらうことになる。

一般会計決算に対する附帯意見

税の公平性の堅持の上からも市税の収入未済額の解消に一層努力されたい。

江刺分科会

質問

 退職手当負担金が高額になっていると、奥州市議会で取り上げられた経緯があるが、実態はどうなっているのですか。

答弁

 負担している点だけを捉えれば不満な事も理解できるが、10年以上の時間をかけて、120人の職員削減に努めた。この経過をたどれば、昭和54年に県の財務視察があり、財政状況の厳しさを指摘された。又、議会からも同様の指摘をされ、職員団体と市当局と一体となった行財政改革に取り組み、一般職に限らず、現業部門も人員削減を進めた。その結果、1人年間1000万円の支給額で100人の減員で10億もの人件費を削減する事に繋げた。ですから退職手当負担金が多くなるのは、当然と考えます。

質問

 税金やそれ以外の滞納整理について。また、本庁と総合支所の体制や連携についての問題点はないですか。

答弁

 本庁の総務部税務課内に滞納整理対策室があり、本庁と連携して滞納整理にあたっている。ただ、データを持っている本庁で課税し、実務は総合支所であたるという状況があり、職員体制が整っておらず今後の課題です。

質問

 携帯電話への災害メールについて、字名だけの通信では消防団員が場所の特定に苦慮をしているが、どのように考えていますか。

答弁

 個人情報保護条例の関係で字名だけの送信になった。ただ市民や団員が困惑しているという事実であるから、今後協議しながら調査検討をします。

前沢分科会

質問

 地方債発行は、新市に関わるものが計上されているか伺います。また、国際交流文化事業基金や温泉の基本積立など、一般財源化されているが残すべきものがなかったか伺います。

答弁

 起債は17年度予算に関わるものだけです。基金については、それだけで事業ができる状況になく、総合的判断によるものです。

質問

 幼保一体施設の現況と、温泉会計について特別会計扱いできないか伺います。

答弁

 幼保について現在足踏み状態です。財源不足から別途方法について検討中であります。温泉会計については、民営化も含めて検討していく事業と思っております。

質問

 世界遺産の登録に伴い観光客が増えると予想されている現状で対策はどの様にされるか伺います。

答弁

 奥州市全体で検討している。また、これから住民の皆様含めた中で協議して行く予定になっております。

質問

 介護施設の建設計画の見通しと待機者解消の方策を伺います。

答弁

 小規模多機能型施設は前沢消防分署を予定しています。待機者については、奥州市全体の中で検討する予定となっております。

質問

 現在の組織機構で改善すべき点があれば伺います。

答弁

 本庁部長と区長の決裁について、現場での混乱が見られます。

5ページ

奥州市議会だより第2号 5ページ

胆沢分科会

質問

 胆沢ダム周辺整備に関する研究会ではどんな話し合いが行われたか。

答弁

 昨年12月に立ち上げ今までに3回、今後も開催し年度内に中間報告をしたい。

質問

 農業振興はどのような経過、推移をたどっているか。

答弁

 国、県の補助事業は岩手担い手支援として残っている。機械の導入や施設園芸に関する事業を有効活用してきた。これらの事業で対応できない部分で、町と農協の合同事業があるが、伸び悩んでいる。

質問

 学校の改築、学区の再編、中学校の教育課題検討など、どのように進められてきたか。

答弁

 旧胆沢町としては中学生の海外派遣、学校の自由裁量の補助金など予算が付けられてきた。
また学校の耐震診断の実施、中学校教育の活性化の報告書取りまとめ等も進めてきている。これらを教育課題対策として市教委につなげていきたい。

質問

 自治区間を結ぶ幹線道路の整備についてどう考えられるか。

答弁

 水沢区と接する数路線は交通のネックになっている場所がある。ネットワーク化を考慮した市の総合計画の作成を、と願っている。

衣川分科会

質問

 入湯税の使途について伺います。

答弁

 国見平温泉の源泉改修工事、黒滝温泉の送迎バス更新に使用しています。

質問

 木質バイオマスガス化発電効率化事業、事業の売り出しの目途はいつ頃と考えているか伺います。

答弁

 ガス化炉から出る炭が重金属吸着、ダイオキシン吸着など環境浄化剤として優れた性質を持っていることがわかり、販売の目途がたってきました。特産化できるよう、現在、関係企業、研究機関と連携して進めているところです。

質問

 ハトムギ、ガルギールの栽培進捗状況と今後の見通しについて伺います。

答弁

 ハトムギについては現在約20ヘクタールの作付けがあります。生産振興を図るためにJAと一緒になりハトムギの生産単価のてこ入れをしている状況です。ガルギールについても、生産面積は伸びていません。生産組合を組織して現在鋭意努力をしています。

質問

 幼保一体化施設の敷地は整備されています。工事がなかなか始まらないが見通しについて伺います。

答弁

 幼保一体化施設は平成16年からの構想で、現在は実施設計で詰めの段階に入っており、今週中に完成すると聞いております。これからの工期が心配なところがあり、住民説明や閉所式典の関係上3月までに建てなければと本庁に早期着手を要望しています。

審議された主な議案(要旨)

審議された主な議案(要旨)一覧
議案番号 件名 審議結果
議案第1号 奥州市地域振興資金条例の制定について 原案可決
議案第2号 介護保険法の改正に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について 原案可決
議案第3号 奥州市訪問入浴介護に関する条例の一部改正について 原案可決
議案第4号 奥州市国民健康保険条例の一部改正について 原案可決
議案第5号 奥州市住民基本台帳カード利用条例の一部改正について 原案可決
議案第6号 奥州市農村公園条例の一部改正について 原案可決
議案第7号 前沢北部地区農業集落排水事業処理施設工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについて 原案可決
議案第8号 岩手県市町村総合事務組合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについて 原案可決
議案第9号 平成18年度奥州市一般会計補正予算(第2号)議定について 原案可決
議案第10号~ 平成18年度奥州市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)議定について 原案可決
議案第18号 奥州市各特別会計補正予算・事業会計の補正予算について 原案可決
議案第19号~ 平成17年度水沢市一般会計歳入歳出決算認定について 認定
議案第27号 平成17年度水沢市介護保険特別会計介護サービス事業勘定歳入歳出決算認定について 認定
議案第28号~ 平成18年度江刺市一般会計歳入歳出認定について 認定
議案第37号 平成17年度江刺市米里財産区特別会計歳入歳出決算認定 認定
議案第38号~ 平成17年度前沢町一般会計歳入歳出決算認定について 認定
議案第46号 平成17年度公共用地先行取得等事業特別会計歳入歳出決算の認定について 認定
議案第47号~ 胆沢町一般会計歳入歳出決算認定について 認定
議案第54号 胆沢町浄化槽事業特別会計歳入歳出決算認定について 認定
議案第55号~ 衣川村一般会計歳入歳出決算認定について 認定
議案第60号 衣川村介護保険特別会計歳入歳出決算認定について 認定
議案第61号~ 平成17年度奥州市水道事業会計決算認定について 認定
議案第64号 平成17年度奥州市国民宿舎等事業会計決算認定について 認定
議案第69号 負担付の寄付を受けることに関し議決を求めることについて 原案可決
議案第70号 平成18年度奥州市一般会計補正予算(第3号)議決を求めることについて 原案可決

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奥州市議会だより第2号 6ページ

ここが聞きたい一般質問

今定例会の一般質問は、25人の議員が登壇し、行政運営について市長及び教育委員長の考えをただしました。
質問、答弁の要旨を掲載します。(文責は質問議員)

千葉 正文 議員

  • 教育予算の決め方等について
  • 通学道路の歩道整備について
  • 集落営農組織づくりについて
質問

 義務教育にあって保護者が負担すべき経費はどこまでであるとお考えでしょうか。また、今年度の教育予算で、消耗品費は、各学校で不足し、学年費等で徴収し、補っていると思いますが、実態をどのように認識しているかお伺いします。

市長

 個人所有となるもの以外は公費で負担すべきであるが、慣例的に保護者が負担している部分があることは認識しています。

教育委員長

 公費負担と私費負担の原則はありますが、市内全部の小中学校で実態調査を行います。

質問

 学校現場からの要求が反映される形で予算が決められているのかどうかをお伺いします。

教育委員長

 水沢区と江刺区では、学級数、児童生徒数などを基礎資料として予算配分をしていましたが、来年度予算からは全市で現場からのヒアリングを行う形で予算を決めるようにしたい。

質問

 道幅が狭く、歩道が未整備の通学路で、通勤車両が流入し、危険と思われる市道の数と、その整備計画についてお伺いします。

市長

 道路パトロールにより把握している整備不十分な路線は26路線あり、総合計画に入れて、順次整備していきたい。

質問

 奥州市内の集落営農組織化の現状についてお伺いします。

市長

 市全体では422集落中192集落(45%)、進んでいる江刺区では163集落中97集落(60%)となっています。

関 笙子 議員

行財政改革の進捗状況について

質問

 合併して6か月が経過致しました。この改革無くして合併の意味を成さないと思っております所から、行財政改革一点についてお伺い致します。全国や県内の市町村長のなんと9割を越える人達が、自分の自治体の存続に不安を持っているという調査結果があります。私は驚きを覚えましたが市長はこの状況をどうとらえているかお伺い致します。

市長

 私もその通りだと思っております。今まで国の指導もありどんどん地方債の発行をして来ました。その返済と加えて地方交付税の減額が重なり、今地方は自助努力が求められている現状であります。

質問

 市長はこの難局を乗り切る為、行財政大綱を策定中と伺っております。進捗状況を伺います。

市長

 行革委員会でするどい議論を頂いている。5つの視点と7つの実施項目、加えて、収入をしっかり確保しようとしている。また、目標は数値表にして大綱に盛り込みたいと思っている。10月中のパブリックコメント実施含めて早期に策定を目指しております。

質問

 前回の質問の中で、健全財政に向け、早期の是正策を取る為にも決算前に、議会にも市民にもわかり易い財政状況の開示を要望しておりましたが伺います。

市長

 透明性の確保と議会にチェックを頂く事は大事な事です。4回開催される議会と市民の皆様にも財務指標や比率等提示し、議論を頂く様検討している所です。

郷右近浩 議員

  • 岩手県競馬事業について
  • 市内バスの運行体制整備について
質問

 競馬事業は当市にとってとても大きな産業であり廃止となった場合は372億円の借入金等の負担に止まらず関係者の失業、県内外からの来場者の飲食、馬主を軸とした競争賞金の環流等、地元経済への影響は計り知れなく船出したばかりの奥州市にとって廃止という選択は出来ないものと思いますが、市長のご見解を伺います。

市長

 廃止となった場合は地域に深刻な事態をもたらすと思います。東北地方で岩手だけという競馬事業の希少性も考え、県民・市民に受け入れられるスキームを検討し、自助努力をしながら存続を考えていかなければならないと思います。県・市としても強力にバックアップして安定した経営にすれば、市・地域の振興に繋げる事が成しえると思っております。

質問

 合併して市域が広くなった今こそバスの運行体制を構築し有効に使う事が必要であると思いますが、市長のお考えを伺います。

市長

 奥州市バス交通協議会を設置し、市全体の路線の改善、運行方法の調整等を検討してまいります。

質問

 市内にはスクールバスや福祉バス等も運行しておりますが、市役所内に「交通課」のような部署を設置して一元化する事が経費・利便性に対して有効と考えますが、市長のお考えを伺います。

市長

 趣旨を踏まえた形で検討してまいります。

7ページ

奥州市議会だより第2号 7ページ

阿部 加代子 議員

  • 議場の有効活用について
  • 子ども議会の開催について

質問

 5市町村が合併をし、使用されなくなった議場の有効活用について市長のお考えをお伺い致します。合併にともない、奥州市役所以外の議場は議員数の関係からも今後の使用は無いと思われます。行政の最高決定機関の場である議場は広さもあり、マイク、録音システム、放映設備などもあります。ただ特殊な所で、席が議員側と執行部側で対面になっており、窓もありません。フロアーも段差があり、傍聴席も区切られています。市民の意見も参考に活用方法を検討すべきです。

市長

 先進事例を調べ、総合支所、議会、関係機関、市民要望を聞きながら、使用方法を検討して参ります。

質問

 奥州市となり、その未来を担う子供達に、行政と議会の仕組み、市制について理解と関心を高めてもらう機会になるよう「子供議会」の開催を提案いたします。

市長

 子供達が、自分の住んでいる市の街づくりへの意識を高め、行政のしくみを知り理解を深める良い機会となる事から協議・検討を進めて参ります。

教育委員長

 子供達が民主的政治がどの様に行われているのか理解を深める事は、貴重な体験となります。子供議会の開催は青少年健全育成の上からも今後、事業調整を計って参ります。

中西 秀俊 議員

東北横断自動車道整備に伴う高規格道路や市内関連道路整備に積極的な対応を!

質問

 東北横断自動車道の整備に伴う、奥州市関連道路の整備構想及び江刺・田瀬インターからの高規格道路等の整備構想についてもお伺いをいたします。

市長

 今年度は、市道四ツならい大幡線を拡幅改良して、トンネル工事の資材搬入路として利用する計画となっております。
国道107号のルート変更が計画されている梁川地内と水沢インターチェンジを結ぶ高規格道路建設については、県からはまだ具体的内容が示されておらず、今後継続して要望して参ります。地元と良く協議しながら、官民あげての取り組みをして参ります。

質問

 「スポーツ交流のまち奥州市」の実現をめざし、大学などの合宿誘致に積極的に取り組んではいかがでしょうか。
ホッケーの町として知られる岩手町では、昨年から首都圏の大学にダイレクトメールを送付しながらの合宿誘致作戦を展開しており、当市においても大いに参考にすべきと考えます。また、大学誘致の検討が今後進められますが、アンケートを取るなども有効ではないかと考えますがお伺いいたします。

市長

 岩手町の合宿誘致など地域の活性化策も参考になります。大学誘致との関連において、今年度から全国の大学にアンケートの意向調査を行う際に合宿についても取り入れることで相乗効果を期待できるのかなと思います。今後予算等との関係もあり、教育委員会とも連携を取りながら、積極的に検討して参ります。

解説

地域高規格道路とは

高規格幹線道路網(例えば高速道路等)と一体となって高速交通体系の役割を果たし、地域構造を強化する規格の高い道路です。通勤圏域の拡大や都市と農山村地域との連帯の強化、物資の流通、人の交流の活発化を促す機能を有する。規格は、自動車専用道路もしくは同等の高い規格を有する。

8ページ

奥州市議会だより第2号 8ページ

菅原 明 議員

障害者自立支援制度について

質問

 障害者自立支援法の施行で応益負担が導入され、利用者が負担できない、施設の経営が困難になるという事態が予想されます。実態を調査し、市独自の負担軽減策を講ずるべきです。また、小規模作業所への補助が打ち切られた後の地域活動支援センターの事業をどう進めるか伺います。

市長

 新たに発生した負担の軽減について検討中です。相談支援事業、日常生活用具給付などの事業は、現行水準を維持できるよう、地域生活支援事業に位置づけられた事業も引き続き実施します。低所得者層の負担軽減措置については条例改正を提案しています。

質問

 10月から6段階の障害程度区分の認定結果に基づき支給される福祉サービスを低下させないための見解を伺います。

市長

 障害者程度区分認定については、現行の福祉サービス内容が大きく後退しないよう、今後も認定調査事務、支給決定事務に取り組んでまいります。

質問

 衣川保育所の移転後、そこに精神障害者小規模作業所「衣川工房」の移転をという家族会からの要望の実現を求めます。

市長

 法人化を促進し、施設の有効利用の観点で早めに保育所の跡地利用について結論をだします。

質問

 検診を受けやすい輸送手段を。通勤者が市内どこの病院でも検診できるように。衣川区の検診料アップの経緯を伺います。

市長

 市民サービスの均一化、負担の公平性に留意し、合併協定項目にもとづいて実施しています。

石川 和好 議員

  • 経営安定対策の要件緩和について
  • 市政、振興会等懇談会について
  • 本庁組織の充実について

質問

 19年度から始まる品目横断的経営安定対策は集落営農組織に課せられる要件があまりにも厳しい。要件緩和を国、県に要請すべきではないか。

市長

 県に対し地理的条件にかかるセンサス上の集落単位の特例処置を申請し認められた。これにより面積が全国平均より下回っても加入できることとなった。さらに検討していきたい。

質問

 各区で開催された市政懇談会、各地区振興会等との懇談会でいろいろな話題があったと思いますが、合併による混乱、不安など無かったか、また今後の市政にどの様に反映されるのか。

市長

 市政懇談会では都市部と農村部の格差が広がらないよう、また新市建設計画に計上されていない事業についても考えてほしい等。35回に及ぶ地区要望を聞く会では通学路の安全確保、道路改修、防犯対策など生活にかかわる要望が大半だった。後日文書で回答することとしている。
これらの要望についてはできるだけ総合計画に持ち込み実現していきたい。

質問

 行財政改革を始め、農政の統合、競馬事業への対応等々、新市における課題はあまりにも多い。これらに対応する本庁の体制は十分ではないと思う。機能の充実が必要ではないか。

市長

 合併協における協議を基本としている。しかし、本庁で行うべき仕事を総合支所にお願いしている実態もあり本庁と総合支所が機能的、効率的に処理できるよう見直しが必要と感じている。

9ページ

奥州市議会だより第2号 9ページ

小野寺 重 議員

  • 学校整備計画について
  • 文化会館、図書館運営の課題と対策について

質問

 行財政改革は、教育に関しては例外であると思いたいが、少子高齢化、社会構造の大きな変化により、奥州市の将来を託せる子供を育てて行く為の学校教育、施設整備が重要課題と考えます。前沢区の小学校統合問題に、相原市長は財政は厳しいが、最重要課題と認識しています。地域協議会の意見を聞きながら検討したいとの事でした。後世に悔のない計画、早期実現を期待いたします。教育委員長の見解を伺います。

教育委員長

 学校整備については新市建設計画に盛込まれた事業を基本とすると共に、新たな整備計画を決定する際に、重要となる整備基本方針を策定し、要望の中から優先順位を決定し、今年度策定する奥州市総合計画の実施計画に位置づけを計った上で、進めていく考えでございます。

質問

 文化会館の運営方式は、水沢、江刺が指定管理、前沢、胆沢は直営管理。事業内容、予算、稼働率共に、地域バランスに差異がある。図書館についても、同じような事が見られます。各館と連携を取り、更に利用しやすいシステム化を構築すべきと思います。教育委員長の見解を伺います。

教育委員長

 各館の特色に配慮し、管理や事業規格など、統一的な方針で運営する事が急務です。参加型事業に力を入れ、各施設とも指定管理制度も検討し、充分機能できるよう早急に調整してまいります。

佐々木 國男 議員

  • 奥州市総合計画の進捗等について
  • 奥州市としての新たなまつりについて

質問

 奥州市が年度内に、策定を目指し協議を進めている、市総合計画の進捗情況と、優先事業等についてお伺いいたします。

市長

 総合計画は、市民アンケート、地区ごとの市政懇談会を経て、庁内組織、同総合計画審議会の中で内容を検討、現在は具体的な素案作りのため、同計画策定委員会に、ワーキンググループを設け、分野別の施策検討を進めている。遅くても10月中には、ワーキンググループでの検討を終えたい。策定委員会で素案として取りまとめた後、総合計画審議会、各自治区の、地域協議会から素案に対する意見を受け市民に対しても、年末にパブリックコメントの形で素案を示したい。優先事業につきましては、新市建設計画に盛り込まれた旧市町村からの主要事業、マニフェストに掲げる事業などを考慮しながら、地域要望、住民要望、議会における議論を通じて浮上してきた事業を優先的に取り上げてまいります。

質問

 大合併により誕生した新奥州市は、農業力・商業力・産業力と副県都にふさわしい経済力がそなわっており、1年の総収穫・総生産に感謝を込めた、新奥州市のまつりとし、観光行政の一環として考えてみては。

市長

 新たなまつりについては、今後いろいろな場面で話題にしながら検討してまいります。

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奥州市議会だより第2号 10ページ

高橋 勝司 議員

  • 衣川小学校・中学校の校庭共用解消
  • 世界遺産登録後の観光客対応の道路網整備は

質問

 衣川小学校・衣川中学校校庭共用の解消と施設の充実について伺います。

市長

 衣川中学校建設予定地は、まだ決まっていません。建設検討委員会を立ち上げて、余裕を持った校庭の確保を出来る様、調整を進めてまいりたいと考えています。

教育委員長

 新しい校舎は新市建設計画にも木造とすることと掲載しております。木材の調達がすべて奥州市内で賄えるのかはまだ調査を行っていません。可能な限り地元の木材を使用したいと思っています。
教育長校庭の共用を解消するように土地を求めることができる様な工夫をしたいと思いますし、それからトラックを2つ作れるのかなと考えています。

質問

 世界遺産登録後の観光客対応の道路網整備について伺います。

市長

 長者ヶ原廃寺跡へのアクセス道について現時点では遺跡群の調査や衣川築堤事業の推移を見守る以外にないと思っています。市道田中上野線を利用するルートを考えています。主要地方道花巻衣川線からの国道4号線へのアクセスが複雑ですので、その難点を改善できれば白鳥舘遺跡との総合アクセスが容易になる事から、その実現に向けて県・市をあげてあるいは平泉町さんを含めて一丸となって取組むべきものと思っています。

藤田 慶則 議員

胆沢区における国道397号の役割と周辺の整備について

質問

 胆沢区における国道397号の役割をどのように考えているか、また利用してみての感想をお伺いします。

市長

 市内移動や地域の産業経済の発展、観光開発等に大きな役割を担い、かつ住民の生活、通勤・通学路などとして重要な幹線道路です。通ってみますと、街区の狭隘区間の解消や交通安全対策・通年通行など課題が山積し、今後、ダム工事関連で一層の交通量の増加、産業経済の進展などが期待されるが、改良整備を望む箇所も多く、引き続き関係機関に対し整備促進の働きかけをしてまいります。

質問

 角塚古墳整備についてお伺いします。

教育委員長

 地域住民の理解を得ながら新市の主要事業として推進してまいります。

質問

 桜並木、回廊の事業についてお伺いします。

市長

 市のシンボルとして今後も継続してまいります。

質問

 愛宕地区における「道の駅」についてお伺いします。

市長

 愛宕苗畑跡地の活用計画とあわせ市総合計画の策定のなかで検討してまいります。

質問

 「大清水上遺跡」についてお伺いします。

教育委員長

 遺跡を保存する方針が決定され、平成18年度は範囲確認調査を実施しております。

今野 裕文 議員

  • 降雹被害について
  • 学童保育について
  • 学校予算について

質問

 降雹被害について、特にもりんごについては、来年の生育にも影響がでると予測され、来年度の支援も含めて必要だと考えますが、どうするのかお尋ねします。

市長

 被害農家の借入資金に対する利子補給、農協が行う被害対策事業に対する補助等を今回補正予算計上します。また、市民税等の減免を検討していきます。矮化りんごの植え替えについて充分相談しながら必要な支援をしてまいります。

質問

 学童保育に係わり、笹森児童館の待機児童が問題となっています。幼稚園の預かり保育の体制を整え、待機児童の解消をはかるべきと考えますがどうしますか。

市長

 本来の児童館の趣旨をいかした施設の増築をと考えますが、現実には緊急に対応しなければならないので、意見を伺いながら、適切に精一杯努力してまいります。

質問

 学校の予算が削られ問題となっています。特にも硝子の破損などは、校長の決裁で即修繕できるようにすべきだし、学校のプールの監視員を従前どおり配置すべきだと考えます。見解をお伺いします。

市長

 予算の減額につき、例外を設けず、効率的予算執行を求めています。硝子の破損修理等は、即刻修理しているのが殆どだと存じますが、どういうシステムでやっていけばよいか、再度現場確認したいと思います。プールの監視員については、ボランティアで取り組んできた学校が殆どであり、全市的に取り組むとしたところであり、公的負担を止めたところです。

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奥州市議会だより第2号 11ページ

渡辺 明美 議員

  • 「教育行政」通学区域について
  • 地域医療の充実について

質問

 学区の見直しに関する現状についてお伺いいたします。

教育委員長

 小中学校とも当面は現行どおりとし、通学区域については弾力的運用、つまり希望の理由等をよく検討し対応します。
歴史的背景や地域コミュニティ等の問題等があることから地域住民の理解を得るよう、意見がまとまるまでは現行どおりとします。

質問

 学校選択制についてお伺いいたします。

教育委員長

 自由に学校を選択できる趣旨は理解できるが市としては学校の存続、入学者が偏る等運営が難しくなることから導入は考えておりません。

質問

 奥州市の小児科医師不足による救急医療は、危機的状況にあると考えますが、現状と対策についてお伺いいたします。

市長

 3歳児検診の受診者のアンケートによると時間外を希望する人が8割もいることで、水沢や江刺の医師会の方々にも協力を頂きながら、夜間や休日の救急医療に対応しているのが現況です。
今後は医師確保対策委員会を立ちあげ医師派遣要請行動に移っているので、新しい管理者のもとで諸条件整備にも努め、早期に良い形になるよう努力をします。

質問

 予防医療と在宅医療についてお伺いいたします。

市長

 まごころ病院の取組み等各関係機関が連携し在宅医療の充実を図り、また予防を促進して、医療費の抑制となるよう努めます。

佐藤 邦夫 議員

  • 地域通貨の導入について
  • 水沢病院問題を含めた奥州市全体の地域医療構築について
  • 奥州市の成人式について

質問

 想いや優しさ、「ありがとうの心」をカタチで表現し、仕組みを作る手段とする地域通貨の取り組みが最近各地で始められている。
「新しい経済活動を伴う地域経済の活性化に関する研究会」が総務省に設立され、地域通貨にはコミュニティー活動や地域経済を活性化する効果が期待できる地域通貨の導入・普及にはITの活用と地方公共団体の役割が重要
との議論がなされているが奥州市でも地域通貨導入に向け仮称「地域通貨研究会」を立ち上げては?

市長

 岩手県でも遠野市や盛岡市などで取り組んでいる例もあるが、良く研究し積極的に取り組み、場合によっては総合計画の中に取り入れることも検討したい。

質問

 水沢病院再建、地域医療確立する上で一番重要なことは、管理者すなわち市長の資質、情熱、決断、実効力が求められる。中でも先ずは力強いメッセージです。奥州市民の健康と生命の安全を守るため、市長が先頭に立ってこのプロジェクトを立ち上げるお考えは?

市長

 10月1日付けで管理者を置くが、市長、院長、管理者の三者で少なくても月一で会合を持ち今年度中にでもプロジェクトを立ち上げ、早急にこの問題に立ち向かいたい。

質問

 来年からの奥州市の成人式は?

教育長

 将来は奥州市全体の成人式を1か所で行いたいと考えているが、当面各区ごと、今まで通りの場所、期日で行う考えです。

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奥州市議会だより第2号 12ページ

亀梨 恒男 議員

メイプル活性化問題及び郊外型大型店出店への当市の対応について

質問

 メイプル地下公共フロアにある各施設や会議室等は、消防法との関連で各部屋の上部が開いているため、音が大きくもれ話が聞き取りにくく、また、エンゼルプラザについては、湿気も多く夏でも寒い状態です。赤ちゃんの健康保持のため、4階に移動させるべきではないか。

市長

 抜本的な改装には多額の費用と時間を要するため、当面空いている上部は、防音・防火カーテンでふさぎます。
エンゼルプラザについては、部屋を仕切るなどして防寒対策を行います。

質問

 佐倉河矢中地区に計画されている大型ショッピング施設を当市が認めた場合、今後メイプルの経営状況によっては国や県からの補助金の返還を求められるのでは。

市長

 経営問題は因果関係が違うところにあるのではないか。国や県が補助金返還を言い切るのであれば考えなければなりません。

質問

 当市に於いて、大型店は飽和状態にあり、これ以上必要ないと考えます。
当市が外部資本を頼りにこれからの地域経済の発展を図るのか、それとも地元業者の知恵と努力を基本に、まちづくり・地域経済活性化を図るのかが、今大きく問われていますが伺います。

市長

 中心市街地との共生や相互に刺激しあう場合もあります。大型店はこれ以上だめだというものではありません。

及川 梅男 議員

  • 前沢区小学校統合について
  • 学校プール安全管理について
  • 一級河川岩堰川堤防補強工事早期実施要請について

質問

 合併前、前沢統合小学校は平成21年開校予定でありました。早期に実施すべきものと伺います。

市長

 前沢区7小学校統合については既に住民合意も得られ議会でも了承されているが現状では新市建設計画に計上されていないものであります。しかし前沢区の重要課題であると認識しているものであり財源の確保等最善の努力を致します。

教育委員長

 小学校では複式学級にならない規模等、基本的な方針を基に今年度中に市内学校整備計画を策定する予定であり前沢区小学校統合の財源措置なしではあるが住民の合意、議会の了承も得ている事実を重く受け止めており、市内学校建設計画に位置づけております。

質問

 奥州市内学校及び市営プールの安全管理はどの様にしているのか伺います。

教育委員長

 市内の学校プールの安全管理の徹底を図るため6月に文書並びに口頭で指導に当り、幼稚園も含む全てのプールで安全確認が出来ましたが秋以降使用後の点検も実施し万全の安全管理に努めます。

質問

 岩堰川堤防の補強工事実施についての要請について伺います。

市長

 一級河川岩堰川は県の管理区域であり複数箇所漏水している確認もされており白山地区や対岸の前沢地区とも危険地帯と認識しており、また、駅東地区市街地拡大の中被害拡大ならない様県、国に抜本的治水対策事業実施を鋭意、今後共働きかけしてまいります。

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奥州市議会だより第2号 13ページ

内田 和良 議員

  • 水沢区田小路の拡幅整備を
  • 生活関連道水路整備予算を

質問

 田小路は10年来、6メートル拡幅路線として官民で計画決定してきた道路です。ここにこの7月突如市職員用の大駐車場が出現しました。地元は突然のことに驚きましたが更に驚いたことは、翌8月に市から財政悪化のため田小路を現道巾で工事着工する旨の申し入れがあったことでありました。車が1台通れるだけの狭い道を、そのまま100台の車が出入りするアクセス道路に整備することは、施策の整合性の無さを示します。住民の安全と利便性確保のため、従来計画の通り6メートル拡幅整備を強く要望します。また市の施設整備には事前の地域説明があるのが当然と考えますが市長の見解を伺います。

市長

 駐車場計画は合併時のなか、地域への説明不足だったことを反省します。拡幅については今後各部と協議し、対応を考えて参ります。

質問

 一例ですが、日高小路地内は幼稚園、保育園、乳児園があり、送り迎えのママさんドライバーの出会いがしら事故の多い地域です。市にカーブミラー設置を要望していますが厳しい状況です。このように市内に道水路の安全整備案件が多く有りながら、来年度の関係予算は水沢2割減の方向です。身近な生活関連道路水路の整備充実は新市作りに対する市民の信頼協力を得るためにも、必要な施策と考えますが市長の姿勢を伺います。

市長

 厳しい財政ですが市民の信頼を裏切らないよう、新市建設計画のもと弾力的に進めて参ります。

千田 美津子 議員

競馬組合の執行責任の大半は知事はじめ県にある

質問

 もし仮に競馬が廃止となった場合の当市の負担について、市長はどう考えておられるのかお伺いいたします。私は、盛岡競馬場建設の経過や事業運営への関わりの度合いから見て、県が応分の負担、大部分の負担をすべきと考えるものですが、市長の見解を伺います。

市長

 規約に割合が明記されていますので、そういう考え方が検討の土俵としてこれから議論していくものと考えています。

質問

 ごみ袋への記名についてはどう検討され、今後どのように取り扱うお考えか伺います。私は個人情報保護により、指定ごみ袋を導入する大義はなくなったと考えます。従って、指定ごみ袋にこだわらず、市販の透明袋でも、レジ袋でも出せるようにすべきと考えますが、市長の見解を伺います。

市長

 個人情報保護法との関連では、法律制度の適切な運用も含めて問題のない形で基本的な取り組みを進めてまいります。

質問

 ごみ袋への記名問題について端的に伺いますが、個人情報保護法の観点から見て、記名の強要は問題があるのではないかと思いますが、改めてお伺いいたします。

市長

 記名については、市町村の判断に委ねられているという状況です。今後策定される環境基本条例や基本計画の中で、全市的な問題であり、ご意見を聞きながら検討してまいります。

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奥州市議会だより第2号 14ページ

遠藤 敏 議員

  • 本庁と総合支所の連携どう進める
  • 防災行政どう取り組む

質問

 支所が独自性を出せるよう裁量権と自由度の高い予算を配分し、支所どうしが地域づくりを競い合えるようにすべきでないか。

市長

 支所への権限や財源の配分は毎年度見直しをしていきたい。職員と市長とのコミュニケーションの機会がないので、10月から最初は支所幹部職員とディスカッションの場を設け、組織の力が発揮できるようにしたい。

質問

 人事交流をどう進め、給与の平準化にどう取り組むか。

市長

 支所どうしの人事交流はやっていない。しかし新市の一体感を増すには、職員の希望を聞きながら段階的に進めたい。
給与については、現在職員組合との協議が終局段階まで進み、10月からの具体的な実施まで進めている。合併後の人件費が高騰を招かないように、高い人は足踏み、低い人は段階的に追いつく仕組みの中で進めてゆく。

質問

 地域防災計画の作成どう進める。また、飲用水兼用防火水槽の設置、耐震改修の補助制度創設についてはどう考えているか。

市長

 事務レベルで素案を作成中だが、防災会議で検討後、県協議をへて18年度中の計画策定となる。また、飲用水兼用防火水槽は現在水沢公園地内1か所である。積極的設置を図りたいが、一般防火水槽の設置を優先したい。
市は耐震診断事業を継続し、本年度県が策定する耐震改修促進計画を受け効果的事業を実施する。

佐藤 修孝 議員

  • 林業振興について
  • 市職員の給与水準について

質問

 切り捨てされている間伐材を集材、チップ化し、林業をエネルギー源として位置づけできませんか。また、自木を使用して家を建てる事に市として何らかの補助ができませんか。

市長

 木質バイオマスエネルギーは環境面からも理にかなったエネルギーと捉えられている。衣川の木質チップによる発電や、給湯設備の開発を更に進めたい。また、市内での木材の地産地消については、総合計画の中で検討していく。

質問

 市の職員給与と民間事業所の従事者の給与と乖離(かいり)していると思われるが、市の財政状況が困窮している事に鑑み、給与の見直しが必要ではないでしょうか。

市長

 市職員の給与が民間事業所の従事者の給与と乖離(かいり)しているという実感は確かにあります。市職員の給与は、従業員50人から100人規模の民間事業所の従事者の給与と比較して算出された、人事院勧告に基づいて決めている。また旧市町村毎に給与に格差があり、早期に是正しなければならないし、同時に職員組合との合意が不可欠であります。

質問

 市長の大きな決断と、伴なう職員組合の共通理解、共通認識が必要です。職員自ら行革に取り組む事が品格とプライドを備えた職員体質の形成に継がります。市長の意気込みと熱意、そして、凜とした政治姿勢をお伺いします。

市長

 職員の意識改革を含め、市民の合意が得られるよう進める。

安倍 静夫 議員

健全財政運営と保健医療福祉について

質問

 行財政基盤の強化と効率化の観点から、適正な職員の配置と時期、給料の格差是正、市税、国民健康保険税の滞納額と収納状況と今後の対応策について伺います。

市長

 奥州市の職員数は普通会計ベースで874人と合併協議で確認されております。現在の職員数と比較して190人程減ることになります。給料の格差是正は昇格基準等について職員組合と10月から具体的な協議の実施等に入れるよう努力しています。市税、国民健康保険税の滞納額は16億8300万円となっています。納税に対する公平性確保のためにも徴収体制を強化し奥州市市税徴収方針に基づき周知の徹底や納付指導の強化により期別毎の納期内納付率の向上に努力してまいります。

質問

 今年6月高齢者に対する医療制度改革法が成立し患者への費用支援が必要と考えます。また、老人介護施設の増設が必要です。市の対応について伺います。

市長

 医療制度改革によって市民の皆様には一定の負担になりますが、市町村の国保税は厳しい状況であり軽減処置につきましては制度の状況をみきわめ更に精査してみたいと考えています。介護施設につきましては民営が事業主体となって進める地域密着型サービス施設として19年度は29人以下の特別老人ホーム1か所、通いを中心とした訪問や泊りを組み合せた多機能施設と認知症対応型1か所整備する予定となっております。

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奥州市議会だより第2号 15ページ

安部 皓三 議員

市民に安心の出来る医療を

質問

 「医療は文化」だとも言われます。豊かな人間生活を送る上で欠かすことが出来ない新しい価値です。奥州市に住んで良かった安心して暮らせる「まちづくり」をしたいものです。
質問合併後の市民の健康を守る保健活動と診療所等の連携、保健行政の組織体制について伺います。

市長

 合併後奥州市健康づくり推進協議会を立ち上げ、奥州市健康増進計画21プランを19年度に向け策定中です。また、検診の受診率を高めるために自治区を越えた検診が出来るように医師会と話を進めています。組織体制は本庁の健康福祉部が中心となり進めます。

質問

 医療を巡る状況は急激であり特に医師確保は大問題です。当市の医療計画策定を伺います。

市長

 医療計画策定は県が20年度に医療計画の策定に入る前に、前段として当市の医療計画を作り県とのすり合わせを行いたい。

質問

 医療充実のため当市の各病院・診療所医業収益に対する繰入額の割合、また、医師確保と医師の処遇について伺います。

市長

 17年度決算で水沢病院約4億5000万円(実質)、まごころ病院約1億7000万円、前沢診療所約1億7000万円、衣川診療所約1億7000万円です。医師確保要請については市長・病院長含めて17年度は(水沢病院)東北大医学部・岩手医科大学には18回、18年度は13回程お願いし、そのほか国保連等に出向いています。医師の処遇については旧5市町村時代それぞれの背景に基づき必死の取り組みをし、その結果頑張って来たので処遇にはでこぼこがあります。今後より良い方向で処遇の改善をして行きます。

質問

 水沢病院の管理者確保及び医療機器の更新について伺います。

市長

 10月1日付けで水沢病院の管理者を発令します。当院の医療機器に限らず建物設備等は古く、医療機器の高度化を迎え、医師等の意識高揚の為にも整備更新を行いたいが財政事情のため優先順位を定め順次更新をしていきます。

佐藤 克夫 議員

  • 高齢者への生活支援について
  • 小中学生の「自然体験」の推進について

質問

 水沢病院・精神科整備計画と地域医療体制づくりについて。

市長

 水沢病院精神科の整備は療養環境整備が目的で、今後も県南地区の精神科病院としての役割が期待されています。退院促進治療がすすむ中、一部患者を6階に移動することの心配はないと考えます。

質問

 高齢者への生活支援について、特に介護予防に向けての地域活動及び地域包括支援センターの活動状況について。

市長

 「介護予防」を中心とした体制づくりが着々すすめられており、特に「地域ケア会議」は県内でも最も早くスタートし「地域包括支援センター」を強化し、各自治会福祉部や老人クラブ等と医療・福祉の連携を具体的にすすめ「地域福祉」の充実に努力しています。

質問

 小中学生の「自然体験」の状況と今後の推進策について。

市長

 種山高原や衣川旅行村など恵まれた自然に育ちながら「体験活動」が十分とはいえない現状です。今後は夏休み等を利用して社会教育の面からも、地域連携をすすめ、地域の教育力の協力を得て計画的に「体験活動」をすすめていきます。

質問

 学校基本調査結果が発表されたが、奥州地区の「卒業後の状況と今後の指導の重点」について。

市長

 調査結果は県平均に近く、大学進学率が37%に上昇してきているが全国的には下から2位。子どもたちが希望する進路達成ができるよう、授業力を高め学力向上の具体化をはかっていきます。

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奥州市議会だより第2号 16ページ

佐藤 建樹 議員

羽黒山の歴史公園化について

質問

 平成17年9月17日、アテルイ・モレの慰霊碑が建立されました。羽黒山の歴史公園化について所感をお伺いします。
文化遺産とは永遠に保存したいものを意味します。その時代の生き方が現れています。古の日高見の国は時を経て奥州市になりました。
奥州市原点のシンボルとして羽黒山について、市長、教育委員長の見解をお伺いします。

市長

 羽黒山をエミシのシンボルとする気運が高まっているものと認識しています。
市といたしましても、市民の運動と連携しながら新たに誕生した奥州市の歴史の象徴として、地域に位置づける所存であります。
羽黒山この地域は、神社と民有地の有る事を考慮し当面は地元、地区や市民団体と共に、アテルイやエミシを象徴する地域として、ランドマーク的に環境の保全や活用の有り方を検討します。

教育委員長

 周知遺跡でありますが、土木工事等案件が発生した時点で、発掘調査を実施し遺跡の性格等解明するよう、努めてまいりたいと思います。

及川 善男 議員

福祉・教育・市民のくらし優先の施策で定住人口の増加を

質問

 市町村の体力を測る物差しの1つに、収入全体に占める市税や使用料、手数料等の自前の財源比率である自主財源比率があります。合併前の5市町村の自主財源比率は、水沢市が45.4%、江刺市は28.1%、前沢町は34.5%、胆沢町は25.5%、衣川村は18%です。奥州市の自主財源比率はいくらですか。
また、旧水沢市が、住み良い街ランキングで全国的に高位にあったのは、医療や教育、福祉施策等が評価されたものです。奥州市においても、子育て支援やきめ細かな教育施策、医療や福祉の充実などで定住人口が増加し、安定的に自主財源を確保できるまちづくりが重要ではありませんか。

市長

 奥州市の自主財源比率は、平成17年度が33.1%、平成18年度は32.1%になる見込みです。自主財源比率の向上を目指してまいります。

質問

 障害者自立支援法の施行にともない、利用者は1割負担をしなければなくなり、その一方、自治体の負担が軽減されました。奥州市の影響額はいくらですか。またそれを利用者や施設の支援のために還元すべきではありませんか。

市長

 奥州市への影響額は、昨年と今年の比較で約月額1500万円です。支援策については、さらにつめていきたいと思います。

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奥州市議会だより第2号 17ページ

行政視察レポート

建設常任委員会

  • 視察期間
    8月23~24日
  • 視察先と視察事項
    • 茨城県つくば市 合併特例債の活用事例
    • 栃木県足利市 中心市街地活性化への取り組み
視察概要

つくば市は、総合計画と新市建設計画を基本とし、旧市町村間連絡道路の整備、つくばエクスプレス関連駅前整備、新庁舎建設など計画があり、当市においても、道路網の整備や生活環境関連事業の促進が必要との思いを強めました。
足利市は、3地区の土地区画整理事業により、観光資源を中心とした宅地利用の促進、防災性の向上、歴史的環境の保存などを計画しているほか、空き店舗活用対策、歩行者回遊サイン設置事業、市民創意の地域づくり活動に対する支援などに取組んでおり、当市においても、民間活力との協働など、創意工夫のまちづくりが大切との思いを強めました。

議会運営委員会

  • 視察日
    8月24日〜25日
  • 視察先
    • 埼玉県春日部市
    • 神奈川県横須賀市

議会運営委員会は8月24日から25日まで、埼玉県春日部市と神奈川県横須賀市を視察しました。
旧春日部市と旧庄和町が合併した新生「春日部市」の議会は、議員定数が36名です。奥州市議会と違うことは、議案のほとんどを4つの常任委員会に付託し、委員会で活発な議論が展開され、その内容も全文を会議録として作成されていることでした。
また横須賀市(議員定数45名)では、議会の活性化等について視察しました。同市議会では平成10年に議会活性化推進委員会を設置し、議員から提言された127項目のうち、80項目について改善のための検討を行ってきました。常任委員会の開催を1日2委員会に限定し、議員が他の委員会を傍聴できるようにしているほか、議員立法補助のための法令担当職員の併任発令や常任委員会ごとの政務調査担当職員の配置など、議員の議会活動強化のための職員体制の強化等は特筆すべきものでした。

常任委員会活動報告

教育民生常任委員会
水沢病院長ほかと懇談

当委員会は去る8月21日に水沢病院に出向き、病院長、副院長、看護部長ら病院関係者と意見交換を致しました。会議に先立ち病院内の施設を案内頂き見学いたしました。建物、医療機器とも老朽化が激しく、なかなか経営には厳しいという感じを受けました。半井(なからい)副院長の「水沢病院は危機的状況です。業界内はこの状況を知っていますが、業界の外の方々はまだ分かっていない。これは我々の責任なので今後住民に知らせていきたい。すでに小児科、産科は崩壊しているし、他の科も大変です」という言葉が特に印象に残っています。
このような機会(医師と看護婦、職員、議員が同じテーブルで)が今までありませんでした。お互いの意思疎通のためにも、病院再建のために心を1つにするためにも今後も続けていくことで意見が一致しました。

18ページ

奥州市議会だより第2号 18ページ

産業経済常任委員会

降雹による農作物被害を調査

6月22日に60数年ぶりという甚大な農作物の降雹による被害が江刺区稲瀬地内を中心にみまわれました。
特にブランド品江刺りんごに打撃が大きく、被害面積50ヘクタール、被害額約1億2000万円と確認されました。
常任委員会では、被害直後と出来秋の2回に渡り現地を訪れ生産者の皆様を励ますと共に、状況把握につとめて参りました。

全国がんばる商店街77選「江刺区蔵まち」を視察

新市奥州市の課題の1つ、中心市街、とりわけ、商業地域のまちづくりをどうすすめるか。
その先進事例の1つとして、全国77選に選ばれた江刺区川原町と、中町通りに展開されている通称「蔵まち通り」を視察致しました。
まちおこし会社「黒船」が中心となって工夫と努力によってつくられた「蔵構えの店舗群」「蔵町モールの整備」「遊歩道やイベント広場の整備」など、英知を結集し、地域が一丸となって取組んでいる姿勢に感激いたしました。

特別委員会報告

北上川治水対策特別委員会―北上川治水対策事業について

6月2日に設置されました、北上川治水対策特別委員会は、8月7日休会中の現地調査を6ヶ所行いました。
現在まで旧市町村で国・県または市町村に早期実現のため要請要望してきた重要懸案事項であり委員会を開催し鋭意調査を行いました。
以下は調査地であります。前沢区の無堤地区である北上川左岸赤生津地区、衣川区北上川支流衣川築堤及び接待舘遺跡等衣川遺跡群、平泉バイパス北側接続等々衣川橋計画地、水沢区の二渡暫定堤防及び無堤地区である黒石地区と佐倉河水沢工業団地の東側、江刺区の稲瀬暫定堤防など各区の治水対策の懸案事項を市執行当局から都市整備企画室長等による総合的説明、各区担当課長はじめ岩手河川国道事務所の職員にも出席いただき調査いたしました。奥州市となった今、各区の現状を正確に把握し危険区域の早期改修、築堤の進捗状況、遺跡群等の保護保存に適時適切な要望を重ねていく必要があると思われます。

競馬事業調査特別委員会

今年度の岩手競馬は、半年が過ぎても売り上げが思うように伸びず、非常に厳しい状況にあります。
このような中で、競馬事業調査特別委員会は、6月議会以降、議会閉会中を含め5回の委員会開催と、幹事を中心に盛岡市議会との意見交換会(2回)、岩手県競馬組合議会の傍聴(2回)など、精力的な調査を行ってきました。
委員会には、市執行当局のほか岩手県競馬組合の役職員にも出席いただき、今年度の営業実態や課題等の説明を求め、各議員から活発な意見や提言を行いました。
また、盛岡市議会と連名で、県競馬組合管理者の知事に対し、岩手競馬の運営に関する「要望書」を提出し、一定の回答を得ています。
いま、構成団体による330億円の融資を盛り込んだ「新しい岩手県競馬組合改革計画(案)」が示されるなど、岩手競馬を取り巻く状況が、非常に重要な局面を迎えていることから、今後も積極的な調査活動を展開します。

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請願・陳情の審査内容

請願審査 総務常任委員会

請願6号(水沢区字田小路に新設された市職員用駐車場へのアクセス道路の拡幅整備を求める請願第2項)

地域の要望も踏まえ活用して頂くことが良いとし全会一致で採択すべきものと決したことが報告され、可決されました。

請願10号奥州市として「非核平和都市」の宣言を求める請願

趣旨は、「非核平和都市」宣言を行い、広く市民にその趣旨を伝えて頂きたいということであり、全会一致で採択されるべきと決したことが報告され、可決されました。

請願12号庶民大増税の中止を求める請願

さらに調査し、審査すべきとして継続となりました。

請願審査 教育民生常任委員会

請願4号教育基本法「改訂」案に反対を求める請願

国や教育行政による教育内容への介入を可能にするなど、日本国憲法に基づく教育の原理原則を大きく変えようとしていることから、採択すべきと決したことが報告されました。本会議で、採択している市町村が少ないこと、安倍政権誕生後の流れもみたいことから、もっと議論を深めるべきとし、継続審査の動議が提出され、起立多数で動議が可決され、継続審査となりました。

請願7号教職員評価による給与の差別化を図らず協力協働できる職場の確保を求める請願

拙速な導人は、検討や説明が充分ではなく、教職員の協力協働で支えてきた子供の教育そのものに影響がでるのではないかという観点から、採択すべきものと決したことが報告されました。本会議で、県の人事委員会の給与改定に関する勧告などから今回の給与月額の改訂がでてきたこと、すでに県議会で可決されていることから、県議会を尊重すべきだと、継続審査を求める動議が提出され、起立多数で、継続審査となりました。

請願9号最低保障年金制度の創設を求める請願

すべての国民の老後を保障する、全額国負担の最低保障年金を1階部分とする年金が必要であるという観点から、採択すべきものと決したことが報告され、本会議で起立多数により委員長報告が可決されました。

請願13号総合水沢病院の財政再建計画策定等についての請願

水沢病院の早急かつ真剣な取り組みを望んでいるとし、採択すべきものと決したことが報告され、委員長報告が可決されました。

陳情審査 産業経済常任委員会

陳情4号(矢中地区SC施設用地についての陳情)

行政の継続性、一貫性、土地の有効活用を求めたもので、「一、中心市街地の商業振興に関する計画を速やかに策定し、関係機関と連携しながら適切な措置を行われたい。二、現在のメイプルのテナントに対し、行政の説明責任をはたし充分理解を得られるよう努められたい。」との意見を付して採択すべきと決したと報告され、起立多数で、委員長報告の通り可決されました。

請願審査 産業経済常任委員会

請願2号準工業地域への大規模小売店舗新設届出に関する請願

請願書の中の「二、請願の理由」のうち、6の部分を除き、一部採択すべきものと決したことを報告されました。本会議での採決の結果、委員長報告は、起立少数で否決され、不採択となりました。

陳情審査 産業経済常任委員会

請願11号準工業地域への郊外型大規模小売店舗の新設について慎重な対応をしていただけるよう求める請願

願意は理解できるが陳情4号との兼ね合いから、趣旨採択すべきものと決したとの報告がされました。本会議で、委員長報告が、賛成少数で否決、不採択となりました。

陳情審査 建設常任委員会

請願6号(水沢区字田小路に新設された市職員用駐車場へのアクセス道路の拡幅整備を求める請願第1項)

事業計画が市と地域住民の協議の上でつくられたものであり、生活道路として地域の利便性と安全の確保の観点から採択すべきものと報告され、可決されました。

請願8号市道北下巾線の早急な改修整備促進についての請願

東西の幹線路として、地域の利便性、安全の確保の観点から、採択すべきと報告され、可決されました。

陳情審査 議会運営委員会

請願5号総合水沢病院の経営に関する調査特別委員会設置等についての請願

有識者等による委員会の設置は、地方自治法上、採択できないもの、特別委員会の設置には、経営健全化に向けた検討が必要とし、一部採択すべきものと決したと報告、委員長報告の通り可決されました。

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市政調査会(各区調査)報告

市政調査会では、広大な市域を有する奥州市の均衡ある発展を推進するため、各区の問題点を明確化させるとともに、議会としての共通認識のもとに、その解決に向けた方向性を導き出すことを目的に、5つのグループに分かれ、各区の状況を調査、検討することにしました。

具体的な内容は?

  1. 各区の施設の視察
  2. 各総合支所の行政執行状況について
  3. 公共的団体との意見交換会

A 教育系

グループ長:佐藤 克夫
副グループ長:三宅 正克

  • 千葉 正文
  • 小野寺 重
  • 藤田 慶則
  • 亀梨 恒男
  • 千田美津子
  • 廣野 雅昭
  • 渡辺 忠

B 総務系

グループ長:渡辺 明美
副グループ長:内田 和良

  • 菅原 明
  • 及川 俊行
  • 千葉 悟郎
  • 及川 梅男
  • 小沢 昌記
  • 数江與志元

C 福祉系

グループ長:関 笙子
副グループ長:石川 和好

  • 佐々木國男
  • 佐藤 邦夫
  • 菅野 市夫
  • 佐藤 修孝
  • 安部 皓三
  • 高橋 瑞男

D 産業系

グループ長:佐藤 建樹
副グループ長:中西 秀俊

  • 菅原 哲
  • 郷右近 浩
  • 菅原今朝男
  • 菊池 嘉穂
  • 安倍 静夫
  • 小野 幸宣

E 建設・まちづくり系

グループ長:高橋 勝司
副グループ長:今野 裕文

  • 阿部加代子
  • 中澤 俊明
  • 佐藤 絢哉
  • 遠藤 敏
  • 新田 久治
  • 及川 善男

Aグループ 教育系 IN水沢区

公共施設視察状況

  • 奥州市立水沢南中学校
  • 奥州市立真城小学校

水沢南中学校は、大規模校のメリットを活かし部活動で成果を上げています。課題は、不登校・問題行動の生徒と家庭対応に関わる教師育成等について伺いました。真城小学校を視察、北校舎の痛みが特にひどく一部は使用不能で南校舎も随所に不具合や痛みが見られました。

行政執行状況等説明及び懇談会

原田区長、佐々木教育部長はじめ関係課長から組織機構、事務事業校舎改築、成人式、子どもの居場所、子ども会活動、生涯学習の実践等について経過や現在の現状について説明を受け、課題や今後の方向性について聞きました。主な課題は、本庁事務を兼任する職員が多いこと、事務事業統一は調整を要する内容が多いこと、校舎改築は財源確保が難しいこと、個人情報管理の観点から成人式参加促進が難しいこと、少子化の影響が既に子ども会活動に表れていること等です。

公共的団体等との懇談会

校長会からは学区の問題、学校予算の不足、登下校時の子どもの安全確保について。青少年育成市民会議からは成人式の「家族からの手紙」に3年前から「成人者から親への手紙」を始めたこと。佐倉河スポーツクラブからは、地域交流、年代間交流を主体に「いつでも、どこでも、だれでも」の参加を目指していること。群の会からは、会員が高齢化し参加会員の減少、少子化で子どもたちは、地域活動による縦と横のつながりが必要なこと。
以上のようなことを話されました。

Bグループ 総務系 IN江刺区

公共施設視察状況

  • 江刺総合支所
  • 生涯学習センター
  • ヒロノ福祉パーク

当支所は、広い駐車場と庁舎の活かし方が今後の課題。支所に連続した生涯学習センターは中央公民館と図書館を一体化した利用度の高い好施設でした。福祉パークは地域の総合福祉ゾーンとして幅広い活動の拠点となっていました。

行政執行状況等説明及び懇談会

18年度建設事業は2つの地区センターの改築、有線撤去補助、道路15路線、親水広場、藤原の郷等の整備を予定。執行部側より本庁支所の事務機能改善案として、農林部門等の分庁独立、退職者関連の人員削減等、バス等交通網の整備、情報過疎対策、また、各自治区に合った予算組み等が提案されました。
議員側からも事務機能改善の必要性や今の形に一部、分庁方式を取り入れるなど市民・職員の声を聴いて改善を考えるべき等の意見が出されました。

公共的団体等との懇談会

区長会協議会からは民生委員の増員と地域会合は支所ではなく従来通り各公民館で、また、区長会議は水沢ではなく、駐車場の広い江刺支所開催を提案されました。消防団では団員不足が問題となっており機能別団員の検討、また、ポンプ進入路、水路・水槽の確保が課題となっていました。防犯協会では子どもを守る愛宕防犯隊が107名の隊員で発足していました。議員側からこれら団体の取り組みに感謝し応援していきたい旨を伝え意義深い懇談を終えました。

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Cグループ 福祉系 IN前沢区

公共施設視察状況

  • 最終処分場建設予定地
  • 前沢診療所
  • まえさわ介護センター

最終処分場は、平成9年の当時構成市町村内の安定型最終処分場への焼却灰等の搬入が停止となった事に伴い、平成22年度供用開始に向け、整備を進めているもの。
診療所は、当面医師確保が早急な課題となっている。
介護センターは、居宅介護、訪問介護・看護、短期入所、配食サービス等実施、介護保険法改正の影響が出ている。

行政執行状況等説明及び懇談会

岩渕区長より組織機構、行政執行状況、及び前沢総合支所における予算状況について説明を受けた。
北地区都市計画事業、上・下水道事業、ほ場整備事業、ふれあい交流館外壁張替工事等、着手している。
幼保総合施設建設、大袋養蚕団地跡取得、小谷起地区他、創設用地の取得等については、予算上の課題があり、計画通り執行するのに容易ならざる状況にあり、今後の課題との説明があった。

公共的団体等との懇談会

保健・福祉団体の代表者から活動状況等について説明を受け、課題としては、地域の支え合いや、子どもの安全の確保の強化、社会福祉協議会前沢支所の移転改築、ボランティア活動資金の確保、活動時の足として、バスが必要なこと等が挙げられた。
議員側から、子どもの登下校時等の見守り時の服装、地域通貨、用途指定の寄付を活動資金とする方法などに関する意見が出されたほか、今後の地域福祉活動についての活発な話し合いがもたれた。

Dグループ 産業系 IN胆沢区

公共施設視察状況

  • いさわ地力センター
  • いさわ産直センターあじさい
  • 食事処 あがらんえ

いさわ地力センターは、胆沢農業振興公社が指定管理を受け、地球にやさしい農業を目指し公害防止と土作りに取り組んでいます。いさわ産直センター及び食事処は、女性を中心にきめ細かな対応と活気を感じました。

行政執行状況等説明及び懇談会

桜田区長等から胆沢区の現状について説明を受けましたが、主に次の8項目が課題として出されました。(1)胆沢の良さを是非とも残していきたい(2)予算のつけ方に工夫が必要である(3)舗装や補修などの道路整備予算が不足(4)40%の水洗化率を早期に引き上げたい(5)ダム周辺整備については早期に方向性を出したい(6)まごころ病院の経営の観点からもベット数をあと10床程度増床したい(7)納税率が減少している(8)可燃ごみに問題がある等

公共的団体等との懇談会

観光面では、各区には十分な観光資源があることから、市全体で点から線、更に面として取り組む必要があると話されました。商工会について、県のマスタープランには1行政区1団体とあるが、会議所と1つになるのは実際には難しいと話されました。JA岩手ふるさとからは、経営安定対策については予算措置には不安があることや、米・麦・大豆等生産配分の調整等において一元化が必要であると話されました。

Eグループ 建設・まちづくり系 IN衣川区

公共施設視察状況

  • 長者ヶ原廃寺跡
  • 接待館遺跡

長者ヶ原廃寺跡の、田んぼの真ん中に忽然と現れ、整然と配置されている礎石群が、なんとも不思議でした。接待館遺跡西、築堤工事を止めてしまっている遺跡に、水害防止と遺跡保存の緊急性を感じました。

行政執行状況等説明及び懇談会

課長のなかには、9つの部署を兼務していて、非常に難しい状況にある。平成19年度から幼稚園の入園料・保育料を徴収する。小中学校の給食費も、平成20年度統一となっているが、「合併したら負担が増えた」という声がでてくる状況で、これを払拭する手だてを考えて頂きたい。国保の保険証、選挙の入場券、税金の納付書など庭先配布していた物が郵送に切り替わっているが、町村部だけでも、庭先配布できるようにできないか。

公共的団体等との懇談会

ため池整備に係る補助制度の確立をお願いしたい。冬の除雪について、従来どおりやってほしい。接待館等、世界遺産に登録された際、観光客がきても、地域の人が不安を感じないよう、整備をして頂きたい。年間を通じて、均等に仕事を発注してほしい。地区センターについて、活動費がなく、センター便りの紙代もない。運営委員会の設置予算もない。活動したくても、活動できない状況です

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議会日誌

  • 7月1日 盛岡市議会競馬事業対策特別委員会との意見交換会(水沢区)
  • 7月4日 国道397号整備促進期成同盟会総会(大船渡市)
  • 7月5日 産業経済常任委員会
  • 7月6日 胆沢ダム建設推進要望会(東京都)
  • 7月7日 東北横断自動車道釜石・花巻間建設促進期成同盟会建設促進要望(東京都)
  • 7月10日 県知事等に対する要望活動(盛岡市)
  • 7月14日
    • 県選出国会議員・各省庁への要望活動
    • 競馬事業調査特別委員会、産業経済常任委員会
  • 7月16日 盛岡競馬場視察及び盛岡市議会競馬事業対策特別委員会との意見交換会(盛岡市)
  • 7月18日 組合議会・各種委員会出席報告会、競馬事業調査特別委員会幹事会、産業経済常任委員会
  • 7月24日 議会運営委員会
  • 7月25日 決算審査特別委員会(~26日)
  • 7月26日 競馬事業調査特別委員会、産業経済常任委員会
  • 7月27日 奥州市議会・盛岡市議会の知事への要望活動
  • 7月31日
    • 競馬事業調査特別委員会
    • 国道456号整備促進期成同盟会総会(江刺区)
  • 8月1日 産業経済常任委員会所(江刺区)
  • 8月3日 北緯39度県南横断自動車道建設期成同盟会総会(一関市)
  • 8月7日 北上川治水対策特別委員会
  • 8月8日
    • 議会運営委員会、産業経済常任委員会
    • 教育民生常任委員会・議会運営委員会連合審査会
  • 8月21日
    • 組合議会・各種委員会出席報告会
    • 議会運営委員会、教育民生常任委員会、産業経済常任委員会
  • 8月23日 建設常任委員会行政視察(つくば市・足利市)(~24日)
  • 8月24日 議会運営委員会行政視察(春日部市・横須賀市)(~25日)
  • 8月29日 議会運営委員会
  • 8月30日 産業経済常任委員会
  • 9月1日 平成18年第2回定例会(27日まで)

平成18年第2回定例会(9月1日~9月27日) 会期中に開催された委員会

  • 競馬事業調査特別委員会 2回
  • 決算審査特別委員会 3回
  • 北上川治水対策特別委員会 1回
  • 議会運営委員会 5回(うち連合審査1回)
  • 総務常任委員会 2回
  • 教育民生常任委員会 3回(うち連合審査1回)
  • 産業経済常任委員会 3回
  • 建設常任委員会 2回

私もひとこと

次代を担う子供達のために

江刺区/小玉尚子さん

 「おうしゅう市議会だより」第1号を読んだ。議長の創刊の挨拶と4委員会毎の市議の顔ぶれを見、議会の意欲が伝わり心強く感じた。

 その中で、「競馬事業調査特別委員会」が設置されたとある。県議会でも熱く議論がなされているが、私達も強く関心を寄せているところである。将来に悔いを残すことの無い様慎重に答えを出して頂きたい。

 私が日頃思うことは、子供や若者が住みやすい地域になって欲しいということだ。幼児ばかりでなく中高生の親でも悩みを持つ人を見聞きする。次代を担う子供達が健全に育つ様に、子育てに迷う親達の支援ができる方策は無いだろうか。又、近頃人材派遣の広告を目にするが、意欲ある若者が正社員として就職できる様に考えては頂けないか。

 13万人の奥州市が、若者の地域活動で支えられ、活力ある郷土となる様議員各位の更なる御努力御奮闘を期待するものである。

市民一丸となって

胆沢区/渡辺美喜子さん

 平成18年2月20日、旧5市町村が合併し新市奥州市が誕生しました。あれから半年以上が過ぎ、私達の会話の中に「合併して何かいい事があっただろうか?」とか「合併しなければ良かった」という内容の言葉を聞くことがあります。新市になったことで住民サービスの低下、税金が高くなったとか、真偽は定かではありませんが、耳にします。しかし、今は確かにマイナス面ばかり気になりますが、遠い将来私達の子や孫の時代になった時の事を考えると、あながちそうとばかりは言えない様に思います。今、後ろ向きの考えから脱却し、市民が一丸となって住み良い奥州市の建設に心を一つにする時だと思います。そのためにも奥州市議会議員の皆様には今まで以上に住民と行政の架け橋になり活動していただきたいのです。住民との会話を多く持ち、私達の思いを市政に届けてくださるようお願いいたします。

表紙の写真説明

県南振興局や市、森林組合のお世話で、かつておじいさん達の年代に植林した学校林から杉丸太を搬出し、製材、乾燥させ、隣接する高齢者活動センターの指導を受け、カンナ掛けをし、仕上げは、岩谷堂箪笥職人の手ほどきを受け、本棚やCDラックを卒業記念作品として作成する活動をしています。「将来は、大工になりたい」と言い出す子もいたそうです。

あとがき

奥州市となって2回目の定例会が終了しました。議会だよりも10月中の発行と頑張っていますが、11月の発行となりました。編集委員一同、委員会の総括質疑・決算審査等のカセットテープを聴きながら、出来るだけ、分かりやすいように編集を心がけております。ページ制限等で理解しにくい点もありますので、12月議会よりホームページ上で議会開催状況等を紹介し、市民のみなさんへ議会の模様を詳しくお知らせいたします。是非、ご覧いただきますようよろしくお願いします。

(亀梨)

この記事に関するお問い合わせ先

議会事務局 議事調査係
〒023-8501
岩手県奥州市水沢大手町1-1
電話番号:0197-34-1575
ファックス:0197-23-8199
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