平成18年第1回定例会 意見書・決議文
- 会議結果
- 意見書・決議文
医師確保対策を求める意見書
全国的に医師不足は重大な課題であり、医師の地域や診療科の偏在がますます広がりを増し、初期臨床研修の必須化などで医師不足は深刻な状況となっています。
特に東北地方の医師不足は顕著であり、へき地を抱える当市にあっては、住民の健康と生命に関わる問題となっており、市民の不安が増大しております。広大な面積を有する自治体では、都市部との医療に格差が生じ、地域医療の確保・継続が困難になっています。
よって、政府におかれては地域の実情を十分に理解し、地方の意見を十分に反映し、関係機関と連携して地域の医師確保対策を早急に実現されるよう強く要望いたします。
記
- 医師不足の実態調査を至急実施していただくこと。
- どの地域でも安心して医療が受けられる体制の整備へ迅速かつ総合的な対策を進めていただくこと。
- 医師不足の診療科目やへき地医療に従事する医師の確保目標の設定をしていただくこと。
- 一定期間へき地勤務の義務化などの制度の制定をしていただくこと。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
平成18年6月29日
岩手県奥州市議会
- 衆議院議長 河野 洋平 様
- 参議院議長 扇 千景 様
- 内閣総理大臣 小泉 純一郎 様
- 総務大臣・郵政民営化担当大臣 竹中 平蔵 様
- 厚生労働大臣 川崎 二郎 様
- 文部科学大臣 小坂 憲次 様
- 財務大臣 谷垣 禎一 様
WTO農業交渉に関する意見書
WTOドーハ・ラウンド交渉は、農業、非農産品市場アクセス、サービスなど全分野について本年末までに最終合意がなされるよう集中的な交渉が行われています。農業交渉については、6月下旬から7月上旬にかけてモダリティを確立すべく精力的な交渉が継続されており、今次ラウンド交渉が立ち上がって以来最大の山場を迎えているところです。
WTO農業交渉は、21世紀のわが国の「食」と「農」の根幹を左右しかねない、極めて重要な課題であります。
今後、交渉は最大の山場を迎え、情勢はますます厳しいものとなることが予想されますが、食料自給率が著しく低いわが国など輸入国の共通の事情が十分配慮されるとともに、多様な農業の共存と食糧主権の確立が図られるよう、下記事項の実現を強く要望します。
記
- 農業の多面的機能など非貿易的関心事項を具体的に反映したモダリティを確立し、消費者への安全・安心な農産物の供給を将来にわたって可能にすること。
- 開発途上国の都市と農村の貧困を直視したモダリティを確立し、全ての国の農業の共存を可能とすること。
- 各国が抱えるセンシティブ品目の国境措置に関して柔軟な取り扱いを認めるとともに、上限関税の導入を阻止し、輸入国の懸念に十分配慮した農産物貿易ルールを確立すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
平成18年6月29日
岩手県奥州市議会
- 衆議院議長 河野 洋平 様
- 参議院議長 扇 千景 様
- 内閣総理大臣 小泉 純一郎 様
- 外務大臣 麻生 太郎 様
- 経済産業大臣 二階 俊博 様
- 農林水産大臣 中川 昭一 様
- 内閣官房長官 安倍 晋三 様
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更新日:2023年09月29日