平成20年第4回定例会 意見書・決議文
- 会議結果
- 意見書・決議文
介護保険制度の改善を求める意見書
介護・福祉の充実は安心した老後を送りたいというすべての国民の願いです。しかし、いま地域の介護は、重い費用負担、複雑な認定制度やさまざまなサービスの利用制限などにより、利用者の生活に困難な状況をもたらしています。また、連続した介護報酬の引き下げにより、経営難が生じている施設、厳しさを増す介護労働の現場や深刻な人手不足なども問題となってきています。
このように、現在の介護保険制度のままでは、地域の福祉・介護の基盤を根底から揺るがしかねない状況になりつつあり、誰もが必要な介護サービスを安心して利用できる制度の実現と、それを支える介護職員が専門性を高めいきいきと働き続けられる環境の整備は急務であります。
よって、来年度の介護報酬改定においては、下記の事項について実現されるよう強く要望いたします。
記
- 介護報酬を引き上げ、人員配置基準の見直しを行い、職員の給与・労働条件の改善を実現すること。
- 利用料・保険料、居住費・食費負担を軽減するとともに、サービスの利用制限をとりやめ、必要な介護が適切に保障される制度に改善すること。
- 以上を実現するために、保険料や利用料の引き上げではなく、介護保険に対する国の負担を大幅に増やすこと。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
平成20年12月16日
岩手県奥州市議会
- 衆議院議長
- 参議院議長
- 内閣総理大臣
- 財務大臣
- 厚生労働大臣
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更新日:2023年09月29日