奥州羅針盤（5年12月）

   今回は、昭和世代向けに「フーテンの寅さん」風に2023年の出来事を川柳を詠みながら振り返ってみましょう。
   今年は春から縁起が良かったねえ〜。大谷翔平がWBCで日本を優勝に導いたあの名文句、「『憧れるのをやめましょう』と奮い立つ」、その同級生羽生結弦の方は、「太平の眠りを覚ますアイスショー たった3日で夜も眠れず」、若いもんが奥州市を盛り上げてくれてうれしかったね〜。早めに咲いた胆沢の桜のトンネルも良かった。うちのさくらにも見せてやりたかったよ。
   今年の夏は文字通り「酷暑」だったなあ。「打ち水も一瞬にして水蒸気」なんてね。おいらみたいな、水も滴るいい男はつらいよ。お盆に戻った娘さん、ふるさとの味に舌鼓。おやつにデザート平らげた。しかしな、「今日の別腹は明日の脇腹」、気を付けなよ。
  昔は小さな秋見つけたなんて言ってたけど、今年は大きなクマ見つけたっつうニュースが多かった。差し詰めフーテンのクマさんだろ。11月の市役所の横断幕観たよ！ 3月のWBC優勝、11月のMVP受賞、3と11に日本人に勇気を届けた大谷翔平、ただもんじゃないね〜。
   今年も冬本番。この時期は温泉だよ。あっしは、帝釈天で産湯に浸かってきたけど、奥州市の温泉は一級品だ。産湯といえば、おめえんとこの産前産後ケアもてぇしたもんだ。子どもは社会の宝だ、大切にしなよ。来年もまた、風の吹くまま気の向くまま頑張るか！
  「ケセラセラ、明日は明日の風が吹く」フーテンの寅とは俺のことよ。じゃあな、あばよ！ 
お後がよろしいようで。
皆さん、良いお年を！