市長の部屋

奥州市長 倉成 淳
奥州市長あいさつ
今年は令和八年ということで末広がりの年になることを期待しますが、想像以上のスピードで世の中が変化する予感もします。その理由は人工知能(AI)のすさまじい進化です。
一方で、このような時代こそ、人間力を高める時間をつくり出すことが大切だと考えます。大瀧詠一さんの代表曲「幸せな結末」の完成秘話を紹介した特集番組では、ふと彼が少年時代を過ごした江刺梁川で、米国人向けのFEN(極東ラジオ放送)を夢中で聞いている姿を想像しました。そんな純粋な思いで仲間と共に、懐かしくて新しいサウンドを完成させた探求心にこそ、幸せづくりのヒントがあるように思えます。
新たな時代の価値づくりでは、AIの助けを借りながらも、AIがたどり着けない人間の想像力が創り出す領域にこそ価値があり、その領域は自然豊かな地域で育まれるのではないでしょうか。市の伝統工芸品である「南部鉄器」「岩谷堂箪笥」や「水沢ダウン」などは、この地域に息づく謙虚で大胆そして粘り強い職人の気質と技が商品の価値を高め、さらに地域の価値も高めていると実感しています。
MLBワールドシリーズでは、地方のまちで少年時代を過ごしたドジャースの日本人3選手が互いに刺激し合い、世界最高峰の舞台で挑み続ける姿に、多くの人が勇気付けられたと思います。少年時代・若者時代の経験から生み出される純粋な素の力は、後の人生の大切な瞬間に発揮されるのかもしれません。
令和8年が、地方のもつ力が新たな交流を創り出し、皆様の幸福につながる年になりますようお祈りし、ごあいさつといたします。
令和8年1月







