奥州羅針盤(6年3月)

更新日:2024年03月22日

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   3月後半は、学校や職場では新年度に向けた準備に追われる時期でしょうか。そして、いよいよ草木が芽吹く春の訪れです。
最近、議会でも話題にしましたが、矢巾町の「未来デザイン」という手法に注目しています。これは、もともとは米国の先住民が重要政策の意思決定をするために編み出した思考法です。
矢巾町では、総合計画を策定するときに未来の町民(仮想将来世代)になりきって、40年前の過去である現在にやっておくべきだったことを具体的に挙げていきます。停滞したままの40年後をイメージした人も、伸び伸びとした明るい未来を描いた人も、現在やるべきことは共通点が出てくるので、論点を明らかにするにはもってこいの手法です。
そうすると、今やるべきことが浮かび上がってきます。それも、とても客観的で具体的に現れます。なんとなく、大谷翔平選手の目標達成シート(マンダラチャート)に似ていますね。
この逆の発想が「計画がうまくいかなかったらどうするんだ」というネガティブ指導法です。昨年、WBCで日本を優勝に導いた白井一幸コーチは「萎縮や恐れを生む他責の指導法だ」と断言しています。「俺は言ったはずだ」という「他責」の発想は何も生みません。
2024年は、奥州市も日本全体も大きく変化する年になるでしょう。若い人たちが自信をもって活動できる環境づくりが加速します。新生活を迎える皆さん、恐れず軽やかに新しい出会いや考え方を楽しんでください。地元を離れる若い世代は、いつか戻ってくるときに、その貴重な経験を地元に還元してください。故郷は優しい眼差しで待っていますよ。

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