奥州羅針盤(6年7月)

更新日:2024年07月03日

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  先月号の広報おうしゅうで紹介された市公式のマスコットキャラクター「おうしゅうたろう」はなかなかの人気と聞いております。
  早速検索好きの友人からも追加情報が入りました。電話帳では、秋田県のとある集落に、奥州一郎さんをはじめ「奥州」姓が12軒ほどあるそうです。そして東京都内には奥州三郎さんが存在します。
  名前の「太郎」の方は、昔は長男が生まれたときによく名付けたようですが、現代の名前ランキングではなかなか苦戦しています。2018年には4千人中378位だったのが、2023年には5千人中2084位と後退しています。これは、有名人に人気のある「太郎さん」が居なくなったせいかもしれません。でも、ご安心ください。今回のマスコットキャラクターは平仮名の「おうしゅうたろう」です。名付け親の江刺ひがし小学校5年生、菊池彩心(あこ)さんによると、あの雰囲気が「おうしゅうたろう」であり、どちらかと言うと形容詞的な扱いです。Z世代のフィーリングですね。宇宙人的な雰囲気をおうしゅうたろう的と表現する感じでしょうか。
  今年は、昭和の元号を使うと昭和99年です。「昭和は遠くなりにけり」ですが、最後に「太郎」と聞くと思い出す昭和のド演歌を紹介しましょう。一節太郎の「浪曲子守唄」です。=逃げた女房にゃ 未練はないが お乳ほしがる この子が可愛い 子守唄など にがてなおれだが 馬鹿な男の 浪花節 一ツ聞かそか ねんころり=※
この歌詞のちょっと支離滅裂な自己肯定の響きを懐かしく思うのは、おそらく60代以上の方でしょう。昭和時代への郷愁はあと1年にして、令和時代の多様性を楽しむ心に切り替えたいものです。

※一節太郎「浪曲子守唄」(1963年)より一部引用

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