奥州羅針盤(7年5月)
5月は新入職員、新入社員の皆さんが職場に慣れ始めた時期ではないでしょうか。就職活動では、就活3点セットの履歴書、職務経歴書、送付状の提出に苦労した人も多いかもしれません。
3点セットというと、昭和の時代は嫁入り3点セットが「洋服たんす、和たんす、整理たんす」でした。老化現象のありがたくない3点セットとしては、「老眼、フレイル、物忘れ」と「頻尿、尿漏れ、残尿感」があります。これは人ごとではありません。
3点セットと似たような意味でトライアングルという言葉が使われます。米国では三角定規のことを意味しますが、日本人は、楽器のトライアングルをイメージする人が多いと思います。この楽器の三角形が閉じていないのは、音が響くように工夫されているのだそうです。要するに三角形が強固につながり過ぎていると外には響かないというのは人間社会にとっても示唆的です。
複数の組織間でのトライアングルは、何か密室で不正が行われたときによく使われますが、もし、楽器のように隙間が存在して外に響くようになっていれば未然に防げるのかもしれません。
ちなみに、悲しみのトライアングルとは眉間のシワのことを言います。苦労が多いほど眉間のシワが深いことから使われる美容外科用語で、ここがボトックスを打つ時のターゲットの場所だそうです。
そして、幸せのトライアングルとは、心身ともに健康であること、経済的に豊かであること、良好な人間関係を築いていることだそうです。社会人1年目の皆さんのウエルビーイング(個人や社会のよい状態、幸福)が保たれることを願っています。

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更新日:2025年04月24日