奥州羅針盤(7年9月)
今月は、海外友好都市の米国カリフォルニア州トーランス市を紹介します。トーランス市はロサンゼルス市近郊の人口約14万人の都市で、ロサンゼルス国際空港から車で20分のとても便利な場所にあります。日系人や日本企業の駐在者も多く、全米で一番日本食がおいしいまちともいわれています。
昨年、大谷翔平選手のドジャース移籍がきっかけで友好都市協定の申し入れがあり、10月にトーランス市で締結式を行いました。歓迎レセプションでは、チェン市長をはじめ、スタッフ間の交流も深まり、互いに新しい時代の息吹を感じたことが大きな収穫でした。
そして今年8月には、交流事業として、トーランス市で日米親善野球が6試合行われました。結果はなんと、市代表チームが逆転2試合を含む6戦全勝でした。タフな中学生に脱帽です。
また、大谷選手が彼らの滞在期間中に、5本のホームランを放ったのも驚きでした。今回のチームは女子生徒2名を含む20名で、滞在先のホームステイでは、異文化の生活を肌で感じることができたのも大きな収穫でした。
この交流事業の成功は、市内外の方々や地元企業の皆さまのご寄付をはじめ、企業版ふるさと納税など、多くのご支援のたまものです。現地で多忙な時間を過ごした監督やコーチ、そして引率した市の職員にも心より感謝いたします。
また親善試合後に、大谷選手の父・徹監督が野球教室を開き、基本練習の大切さを現地の子どもたちに伝えてくれました。チェン市長からは「両市の交流事業をより深いものにしていただいた」と感謝のメッセージが届きました。
次回は、姉妹都市の北海道長沼町を紹介します。

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更新日:2025年08月28日