定例記者会見(令和元年6月13日)

更新日:2023年09月29日

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発表項目

「胆沢城跡歴史公園」の開園とオープニングイベントの開催について

 市では、平成23年度から国指定史跡胆沢城跡で史跡整備工事を行ってまいりましたが、この6月に工事が終了し、「胆沢城跡歴史公園」として開園する運びとなりました。

 この歴史公園の開園を広く一般に周知することを目的として、オープニングイベントを開催いたします。

 これはイベントを通して、多くの方々に国指定史跡胆沢城跡についての理解を深めてもらおうと企画したもので、胆沢城あやめ祭り実行委員会が実施する「あやめ祭り」と同日の開催となります。

 本イベントは、史跡を守っている地域住民の方々や支援団体のほか市及び市教委が実行委員会を組織し、実施するものです。

 「胆沢城跡歴史公園オープニングイベント」は、6月29日(土曜日)、午前7時から正午まで胆沢城跡歴史公園を会場に開催します。

 天候によりますが熱気球係留体験「空から見よう!胆沢城跡!」を行うほか、村上弘明さんの一人芝居、トークショー、地元の佐倉河小学校の児童による合唱、胆沢城跡AR・VR体験会、ハットお振舞い、もちまきなどのイベントを行います。

 楽しみながら史跡への理解を深めてもらい、今後の史跡保護と活用の取り組みへの弾みとするものです。

質問:整備の理由を伺います。

回答:今回整備した外郭南門地区は、胆沢城の正面玄関に当たる場所です。そのため、胆沢城の顔として整備を行いました。

質問:整備に9年かかっていますが、その理由を伺います。

回答:平成23年度から整備が始まりましたが、平成25年に整備活用指導委員会から発掘調査をさらに行うべきとの指導があり、発掘調査を挟んだことで整備が延びました。胆沢城が重要な史跡であるがゆえ、慎重に調査が行われたということです。また、国からの補助金を受けるにあたり時間がかかった面もあります。

質問:今後、他の地区でも整備を行う予定はあるか伺います。

回答:胆沢城の整備は今回で一旦終了します。

質問:オープニングイベントに出演する村上弘明さんについて伺います。

回答:村上弘明さんには、胆沢城に隣接する市埋蔵文化財調査センターで上映する映像のナレーションをしていただきました。その関係でオープニングイベントにもご出演いただけることになりました。一人芝居では、アテルイに扮して役を演じるとのことです。

自由懇談

パブリックビューイングについて

質問:9日に大谷翔平選手と菊池雄星選手のメジャー初対決が実現し、江刺総合支所でのテレビ観戦が行われましたが、今後どのタイミングでパブリックビューイングを実施するか伺います。

回答:江刺総合支所でのテレビ観戦では、急なお知らせだったにも関わらず70人ほどが来てくれました。パブリックビューイングの実施については、放映権を持つ1社からは許可が出ていますが、放映の決定が1週間前であること、大々的なプレスリリースは控えるように言われていることから周知方法を考えているところです。今後、大谷選手が4番指名打者で出場するような場面があれば実施したいと考えています。

県立博物館の出土品切り取り問題について

質問:県立博物館が白鳥舘遺跡からの出土品を無断で切り取っていたことに関して、市長の思いを伺います。

回答:「びっくりした」というのが正直な感想。サンプリングが必要であったとすれば、担当者に話をしてから進めるべきだったと思うが、なぜそうなったのかよく分からない。ただ、県教育委員会からのコメントがまだ届いていないため、対応の方向性が定まらないうちはこの件だけをもって激昂するわけにはいかないというのが私の思い。県には様々な場面で助けられているので、冷静に対応しつつ、二度と起こらないような仕組みづくりを一緒にしていきたいと思っています。

質問:被害の状況を市で独自に調査することはあるか伺います。

回答:被害の範囲を知りたい思いはもちろんあるが、県博に依頼した出土品すべてを調査するということまではする必要がないと考えています。県博からの状況説明はまだない状況ですが、現在内部で調査中とのことです。その報告がないことには市として動きようがありません。ただ、切り取られたのは事実であり、時間がかかろうとも市としてその顛末を市民の皆さんに説明する責務があると思っています。

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