定例記者会見(令和2年6月10日)

更新日:2023年09月29日

ページID: 2504

発表項目

財政健全化に向けた市民説明会及び市政懇談会の開催について

 急激に悪化した市の財政状況の中、財政の健全化に向けた取組みを行い、安定・持続的な行財政運営を図るため、令和2年度から8年度までの7年間を計画期間とする財政計画を策定しました。

 本計画では、財政の健全化のためには、身の丈に合った財政規模への圧縮と収支均衡を目指すことがまさに求められ、財政健全化重点項目の着実な実行が不可欠としています。

 つきましては、市民に対し財政状況と今後の財政見通しを、併せて財政健全化重点項目を説明し、理解と協力をお願いするため市内30地区で説明会を開催します。

 また、地域の課題解決や市政への提言などを市長が直接お聞きするため、市政懇談会を併催いたします。

開催日程

 令和2年6月11日~7月28日

会場

 市内30の地区センター

時間

 おおむね90分間

周知、案内

  1.  広報おうしゅう5月お知らせ版での開催周知
  2.  公共的団体、公益団体、振興会、補助事業者等の関係団体及び関係者への文書案内
  3.  広報おうしゅう6月号での財政健全化市民説明会内容の特集掲載

主催者側出席者

 市長、副市長、教育長、総務企画部長、財務部長、総合支所長ほか

その他

 開催にあたっては、アルコール消毒液の配置やマスク着用の呼びかけ、座席の間隔をあけるなど、新型コロナウイルス感染症拡大防止に努めます。

問い合わせ

  • 市民説明の部:財務部行政経営室(電話番号:0197-34-2225)
  • 市政懇談の部:総務企画部政策企画課部(電話番号:0197-34-2125)

市長による補足

 これは我々が計画していた以上に、一本化算定による交付税の削減が厳しいものとなったためです。決して行革を怠ったということではなく、合併当初から400人弱の人員を削減し、財政調整基金も目標どおり積み立てをしてきました。新市建設計画も予定以上に追加して実行してきています。
 合併で一つの自治体にはなりましたが、急激な変化を避けるため、これまでのサービスを引き継いできたことが追及されるべきポイントになるかと思います。財政的には改革を進めましたが、事務事業のリストラを充分に進めることができなかったのが大きな原因ではないかと私なりには判断しています。

質問:各会場の参加人数は何人を想定しているのか、また、どのような要望・提言を想定しているのか伺います

回答:参加人数については、会場の大きさにもよりますが、新型コロナウイルス感染症拡大防止策のために50人以下を想定しています。
 想定される要望や提言については、それぞれの地域で異なってくると思います。今までの行政ヒアリングなどで要望を伺っていたものの解決できていなかった事柄に関しては、丁寧に答えていきたいと考えております。コロナに関する手当などの要望も想定されますが、市で準備している支援策についてお伝えしていきます。社会インフラに対する質問は、詳しく聞き取りしながら一旦持ち帰って協議し、地域に回答していきます。まちを活性化させるための案を、みんなで協力して見出すきっかけになればと考えています。

質問:説明の内容は30地区同じなのか、その地域で課題になっているものをより深く説明していくのか伺います

回答:当日の資料は、統一されたものを用いて一通り説明し、その後質疑応答の時間を設けます。その中で地域の課題に関する話題が出た場合は、丁寧に説明していきます。

質問:厳しい状況だとしても、市民に対して我慢をしいる訳ではないという事でよいでしょうか。

回答:厳しい財政状況だとしても、今困っている市民に対して「できません」とは言えないと思います。しかし、問題を解決するまでには、時間がかかってきます。そういったことをご理解いただくよう説明をしていきます。

質問:事務事業のリストラが進まなかったとは、具体的にどのようなことか伺います。

回答:スキー場や温泉施設などについては、行政がやるべきことなのかということがあります。使用料などはほぼ統一しましたが、患者輸送バスなど、合併前から各地域で行ってきた特有のサービスに差があり、整理統合が必要になっています。

自由懇談

質問:ひめかゆや衣川荘について、市長はどのように考えているのか伺います。

回答:株式会社ひめかゆに経営をゆだねて柔軟な経営をさせるべきだとご意見があり、議会で認められました。今後、市は経営から手を引きますが、今後も見守り、応援をしていきます。
 衣川荘については直営であったがゆえに根幹となる組織がありませんでした。まずは根幹となる組織、企業に手を挙げていただきたいと思います。市としても、ひめかゆ同様に見守りなどを行っていきたいと考えております。衣川荘は、世界遺産「平泉」の関山が見える宿泊施設です。観光や歴史研究の拠点になり得る大きなポテンシャルがありますが、それをどう経営するかは行政では難しいので、そういうことに見合う経営を志す方に手を挙げていただければと思っています。

質問:9月頃までのイベントの中止が決定していますが、イベント開催について市長の考えを伺います。

回答:感染症の対策を取りながら、今までのイベントとは違うイベントを模索していかなければなりません。伝統は守りつつ、新しい切り口・価値観でイベントができるよう知恵を出し合い、段階を経て開催していければと思っています。

質問:新型コロナウイルス感染症に関する支援で市の財政調整基金を切り崩している状態だと思いますが、今後対応していけるのか伺います。

回答:財政調整基金はこのようなときのために残しておくものです。国が負担するべきものは、全国市長会を通して要望してまいります。今年度の負担が増えるからといって、見過ごすようなことはしないと考えています。

この記事に関するお問い合わせ先

未来羅針盤課 広聴広報係
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