定例記者会見(令和3年7月7日)

更新日:2023年09月29日

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市長挨拶

 本日の発表項目は4項目です。
 まず、総合計画の後期計画の内容に反映すべくワークショップを開催し、若い方々のご意見の聞き取りをしたいというのが1項目目です。
 2項目目が、奥州市デジタル推進本部設置についてで、国を挙げてデジタル・トランスフォーメーションを強力に推進することになり、奥州市もそれに呼応する形で推進本部を設置します。
 次に、株式会社モリレイ様と市社会福祉協議会が連携しながら、子ども食堂に向けての食材提供の話が進んでおりますので、その状況についてご説明します。
 そして、おそらく市民の皆さんの一番の関心事だと思われますが、新型コロナワクチン接種の64歳以下の予約を延期いたします。7月中頃から64歳以下の予約を開始させる予定でしたが、ワクチンの供給量が希望していた量の3分の1程度しか確保できないことが分かりました。このまま予約を開始させても、逆に市民の皆さんにご迷惑をかけることになると考え、おおむね1カ月程度予約時期を先送りさせていただきます。ワクチンの確保の見通しが立ち次第、64歳以下の皆さんには速やかに通知をいたします。通常通りの接種ができるように体制を準備しながら、少し先送りさせていただくという内容についてお話いたします。
 自由懇談には、この項目に関わらずお答えしたいと思います。

発表項目

奥州市総合計画後期基本計画策定及び今後の総合戦略推進に向けたワークショップ「TNGR(つながる)」の開催について

 市では、令和4年度からの5年間を期間とする「奥州市総合計画後期基本計画」の策定を現在進めているところです。その計画の策定及び令和元年度に策定した第2期「奥州市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の推進にあたり、市の将来を担う世代や地域の協働の新たな担い手の視点により、まちづくりに対する課題を抽出し、参考とすることを目的としてワークショップ「TNGR(つながる)」を下記のとおり開催します。

開催日時

令和3年7月15日(木曜日)午後2時~4時

(注意)本趣旨による開催は、1回のみとするが、以後、「奥州市の将来を語る会」として、市の施策立案及び推進に際し、若い世代からの意見等を聞くための継続的な広聴の取組に繋げ、継続して開催していくこととする。

開催場所

 奥州市役所講堂

ワークショップ参加者及び募集方法

次に掲げる組織等より概ね20名程度の参加にて実施予定。(現在、参加者の推薦依頼中)

  1.  包括連携協定締結企業より推薦された者(概ね35歳以下の者とする)
  2.  協働のまちづくりアカデミー修了生
  3.  奥州市役所職員(主任又は主事級で概ね35歳以下の職員とする)

実施内容

  1.  開会・オリエンテーション(20分)
  2.  ワークショップ(60分)
    「奥州市まち・ひと・しごと創生総合戦略」における4つの基本目標より各グループにてテーマを選定し、そのテーマにおける現状と課題を踏まえ、将来における望ましい姿を考える意見交換を実施。
    • テーマ1 安定した雇用と新しい産業の創出
    • テーマ2 出会いを通じた結婚支援、子育て環境ナンバーワンへ
    • テーマ3 体験を通じた奥州ファンの開拓
    • テーマ4 地域愛の醸成と、安心・安全に生活できる個性豊かな地域社会の実現
  3.  グループごとに発表(5分×4グループ)
  4.  講評(10分)
  5.  事務連絡・閉会(5分)

問い合わせ

 総務企画部政策企画課企画推進係(電話:0197-34-2125)

奥州市デジタル推進本部の設置について

 奥州市におけるデジタル社会の実現に向けたデジタル・トランスフォーメーション(注釈1)(以下「DX」という。)の推進に係る各施策を総合的かつ全庁横断的に行うため、奥州市デジタル推進本部(以下「本部」という。)を設置 しました。

設置の日

 令和3年7月1日

組織体制

  •  最高デジタル責任者(CDO)(注釈2) …副市長 (新田副市長)
  •  最高デジタル責任者補佐官(CDO補佐官)…総務企画部長
  •  本部長…総務企画部総務課情報政策室長
  •  副本部長…総務企画部総務課情報政策室副主幹
  •  本部員…関係部署の係長・主査級の職員 14名

本部の役割

DX推進に係る基本的な方針策定や施策の導入及び検証に関する事務を所掌する。

(注意)個別専門的な事項の調査・検討等については、本部に設置する業務担当者レベルのDX推進チームが担う 。

DXに係る主な取組項目

国のデジタル・ガバメント実行計画及び自治体DX推進計画に基づき、主に次の取組を行う。

  1.  情報システムの標準化・共通化
    2025年度までに住民記録、税などの基幹系17業務システムについて、国が策定する標準仕様に準拠したシステムへ移行する。
  2.  マイナンバーカードの普及促進
     2022年度末までにほとんどの市民がマイナンバーカードを保有することを目指す。
  3.  行政手続きのオンライン化
     2022年度末までに主に市民がマイナンバーカードを用いて申請を行うことが想定される手続き(27手続き)について、マイナポータルからオンライン申請を可能とする。
  4.  AI・RPA (注釈3)の利用促進
     令和元年度から順次導入を行っているが、情報システムの標準化・共通化及び行政手続きのオンライン化に合わせて利用拡大を進める。
  • (注釈1) ジタル・トランスフォーメーション(DX)
     将来の成長、競争力強化のために、新たなデジタル技術を活用して新たなビジネスモデルを創出・柔軟に変革すること。行政にとってのDXとは、デジタル技術を活用して行政サービスを変革すること。
  • (注釈2) 最高デジタル責任者(CDO…Chief Digital Officer
     デジタル技術を活用して、業務プロセス改革や組織の最適化、住民本位のサービス展開などを行う ICTリーダー。組織のDX推進に責任を負う。
  • (注釈3) RPA(Robotic Process Automation
     ソフトウェア上のロボットによる業務工程の自動化

問い合わせ

 総務企画部総務課情報政策室(電話:0197-34-2194)

質問:マイナンバーカードの現在の普及率を伺います。

回答:6月1日現在で、奥州市では27.9%です。県の平均は27.5%、全国では31.8%で、奥州市は県内で8番目となっています。

質問:「ほとんどの市民がマイナンバーカードを保有することを目指す」とありますが、「ほとんど」とは9割とか具体的な目標があるのか伺います。

回答:国が打ち出している目標なのですが、やや100%近いところに目標を置いているようです。

子ども食堂支援に向けた、市、奥州市社会福祉協議会、株式会社モリレイとの連携協定締結について

 冷凍食品卸売りの株式会社モリレイ(代表取締役社長 岡村 弥/本社:矢巾町)は、県内はもとより、秋田・八戸・弘前にも営業拠点を有していますが、様々な地域で、SDGsの取組として、子ども食堂へ食材を提供しています。

 今般、同社から奥州市への食材提供の話を受け、市と奥州市社会福祉協議会とで協議し、社会福祉協議会で、食材の管理等、子ども食堂の支援に取り組むこととなったことから、それぞれの役割分担を明確化するため3者による協定を締結するものです。

 なお、株式会社モリレイからの提供食材を保管するための冷凍庫については、岩手銀行から社会福祉協議会に寄贈いただけることとなり、その贈呈式も同日、行う予定となっております。

協定締結式について

第1部 協定締結式
  1.  日時 令和3年7月19日(月曜日)午後2時から
  2.  場所 総合福祉センター
  3.  出席者 奥州市長、奥州市社会福祉協議会会長、株式会社モリレイ代表取締役社長
第2部 冷凍庫贈呈式
  1.  日時 第1部協定締結式終了後
  2.  場所 総合福祉センター
  3.  出席者 株式会社モリレイ代表取締役社長、岩手銀行流通センター支店長、奥州市社会福祉協議会会長、奥州市長(来賓)

協定内容について

 協定に定める3者の役割分担は、以下のとおり。

  1.  市:子ども食堂の立ち上げ及び子ども食堂を実施する団体のネットワークづくり支援
  2.  社会福祉協議会:子ども食堂の運営支援及び子ども食堂実施に係る連絡調整
  3.  モリレイ:子ども食堂等実施のための食材提供

問い合わせ

 健康こども部こども家庭課(電話:0197-24-2111内線1258)

新型コロナウイルスワクチン接種の予約延期について

 市では、64歳以下の市民について、6月30日に接種券を送付し順次ワクチン接種を進めていく予定でありました。

 しかしながら、ワクチンの供給不足が判明し、実際に市への7月後半使用分の配給は少なく、県からの情報によると、今後もその状況が続くことが確認されております。

 ワクチンの量は、これまでの留保分と今後の配給分で、予約されている65歳以上の高齢者の接種について賄える状況ですが、64歳以下のワクチン接種には十分な量が見込めないことから、7月15日(木曜日)から開始することとしていた予約受付を延期することとしたものです。

停止前の64歳以下の予約受付

停止前の64歳以下の予約受付の日程

対象区分

予約開始日

1 基礎疾患のある方

7月12日(月曜日)9時~14日(水曜日)

2 51歳~64歳の方

7月15日(木曜日)9時~

3 36歳~50歳の方

7月21日(水曜日)9時~

4 16歳~35歳までの方

7月30日(金曜日)9時~

予約延期の内容について

 上記の2~4の受付について、当面、1カ月程度延期いたします。
 ワクチン接種が安定的に進められる状況になったとき、改めて予約受付についてお知らせいたします。

市の対応方針(区分毎)

市の対応方針の詳細

区分

予約制限

詳細

高齢者(40,100人)

なし

8月中に完了

基礎疾患のある方(4,000人)

なし

7月12日(月曜日)~14日(水曜日)

優先接種(業種別 3,100人)

なし

ただし、ワクチン在庫状況に応じて進める。

64歳以下(一般 60,000人)

あり

予約延期。予約開始時期は別途お知らせ

個別医療機関

あり

新規予約を停止。既に予約を受け付けた分は実施。市の64歳以下(一般)の再開に合わせ予約再開する。

問い合わせ

 健康こども部健康増進課ワクチン対策チーム(電話:0197-24-2111内線1202)

質問:3分の1程度ということですが、具体的な数字を教えていただきたい。

回答:7月分として43箱を希望しましたが、13箱の入荷予定となっています。8月については12箱の入荷予定です。在庫分と合わせて73,000回接種できます。65歳以上の高齢者への必要数が67,604回なので、高齢者分は賄える計算になっています。

質問:今後の実施計画への影響等は考えられるのでしょうか。

回答:8月の中旬頃には政府の方で見通しを発表してくれるものと期待しています。11月末までの接種完了を目指していましたが、その分1カ月遅れで完了させたいと考えております。

質問:つまり接種する体制は出来ているが、ワクチンの供給量が少ないため計画を遅らせなければならないということでよろしいか。

回答:そのとおりです。奥州医師会の先生方や関係者する方々に本当にお骨折りをいただいて、当初の予定よりかなり多くの数を接種ができる体制が整った矢先に、このような状況になりがっかりしています。65歳上の方、基礎疾患のある方、学校の先生や介護施設の職員の方々などへの優先接種分は確保できています。

自由懇談

質問:ポルトガル、スペインのカヌーチームが来奥しましたが、感染者は出ているのか伺います。

回答:全く出ていません。両チームとも、本日、新幹線の車両を貸し切り、東京へ出発しました。滞在中は宿泊場所と練習場の往復のみに留めていただき、お互いに十分な対策をとりました。とても自然環境豊かで、リフレッシュ含めて、良い練習ができたと報告を受けております。

この記事に関するお問い合わせ先

未来羅針盤課 広聴広報係
〒023-8501
岩手県奥州市水沢大手町1-1
電話番号:0197-34-2126
ファックス:0197-22-2533
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