定例記者会見(令和5年2月8日)

更新日:2023年09月29日

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市長あいさつ

 1月にわれわれにとって重要なイベントである市政懇談会が終了しました。今回は、地域医療奥州市モデルに注目して、それを主体とした意見聴取をし、計6回市内各地で実施いたしました。
 マスコミ各社さまには、取材を通じていろいろ感触があったと思います。私としては、今回の懇談会での発言や、市に直接送られてくるメールなどを読みまして、市民の皆さまの関心の高いテーマだということを再認識できました。
 現在は、当初の予定どおり、今回のドラフト案に市民の皆さまと医療の専門家の方々の意見を取り入れたオプション案を作成しております。3月に奥州市の地域医療懇話会がありますので、そこでオプション案と現行案双方の議論を進めたいと思っています。

 今日の記者会見では、2点の発表項目があります。このうち地域おこし協力隊の募集については、領域を絞った形での募集に切り換えており、「南部鉄器職人」と「田舎暮らしの伝道者」を募集しています。
 南部鉄器の方は田中碧選手の効果があったかどうかはわかりませんが、7名が現地フィールドワークに参加したと聞いています。鋳物業界の協力も積極的になってきましたので、それを生かしていきたいと思っています。昨日、県庁で達増知事に会う機会がありましたので、田中碧選手を表彰していただいたことに関してお礼をお伝えしました。
 今日の発表は、小さな拠点づくりで展開する「田舎暮らしの伝道者」についてのお知らせになりますので、聞いていただければと思います。

発表項目

ウクライナ避難民応援事業の実施について

 市では、国際社会の現状及び平和の重要性などを市民に理解してもらい、多文化共生社会の実現に向けた機運の醸成を図るため、次のとおり「ウクライナ避難民応援事業」を実施します。

日時

 令和5年3月18日(土曜日)午後4時~(開場:午後3時30分)

場所

 奥州市文化会館 大ホール(奥州市水沢佐倉河字石橋41番地)

内容

  1.  第1部:ウクライナ避難民応援事業 午後4時~【奥州市が主管】
    避難生活やウクライナ情勢の紹介
     洋野町に避難しているロハチョーバ・レーナさんご一家(3名)を招待し、避難生活の現状や、写真を使ってウクライナの状況を語っていただく。
  2.  第2部:加藤登紀子コンサート 午後4時30分~【奥州市文化振興財団の事業】

 ウクライナ支援活動を行っている加藤登紀子さんのコンサートを通して、同国支援の意識及び多文化共生社会の意義を感じとっていただく。

対象者

 一般財団法人奥州市文化振興財団設立30周年及び奥州市文化会館開館30周年記念事業として行われる同財団の自主事業「加藤登紀子コンサート」に先立ち実施することから、次のとおり。

  • 市民等の一般観覧者(入場料=前売3,500円、当日4,000円。全席指定)
  • ウクライナからの避難民、奥州市及び近隣自治体に居住する同国出身者

その他

 会場内にウクライナ及び避難民支援の募金箱を設置する。集まった募金は、一部を避難民への支援金とし、残りを特定非営利活動法人胆沢文化会館自主事業協会が自主事業公演等で募った募金と合わせ、ウクライナ支援のために寄付する。

問い合わせ先

 奥州市協働まちづくり部地域づくり推進課(電話:0197-34-1618)

地域おこし協力隊「ころもがわの豊かな自然と田舎暮らしの伝道者」の募集について

 市では、衣川地域の埋もれた地域資源に光をあて、新たな体験コンテンツやアクティビティの開発を行うことにより交流人口の増加や移住・定住者の誘導を図る人材を募集します。

募集人員

 3名

活動概要

  1.  地域資源を活用した体験コンテンツやアクティビティの開発
  2.  地域内の交流人口の増加や移住・定住者の誘導
  3.  地域に対するニーズ把握、旅行商品としての販路開発、情報発信等

勤務地

 衣川総合支所等または関係団体等の事業所(岩手県奥州市衣川地域内)

活動条件等

  1.  委嘱日
     令和5年4月以降を予定(委嘱期間は、年度ごとに更新し、最大3年間)
  2.  報償費
     月額 233,000円(時間外勤務手当、昇給、賞与等はありません。)
  3.  待遇・福利厚生
    • 家賃を補助します(家賃の2分の1以内で、月額30,000円を上限)。
    • 隊員が起業又は事業を承継される場合には、隊員活動期間終了日の前後1年間において、市内で起業又は事業を継承する際の経費を補助します(上限100万円)。

応募期限

 令和5年2月13日(月曜日)から令和5年3月24日(金曜日)まで

問い合わせ先

 奥州市衣川総合支所地域支援グループ(電話:0197-34-2360)

質問:年齢制限や居住地の制限などはないでしょうか。委嘱後に奥州市へ住民登録とありますが、衣川に住むということなのかお聞きします。

回答:年齢制限はありません。衣川地域は過疎地域なので、県内からでも応募可能です。ただし、過疎地域から過疎地域への応募はできません。着任後は、衣川地域内に住所を置いていただきたいと考えていますが、民間のアパートなどがないので協議中でございます。

質問:地域おこし協力隊事業は衣川で行われますが、小さな拠点づくり事業の関連事業の一つと捉えていいのでしょうか。

回答:関連事業の一つとして捉えてもらって構いません。小さな拠点づくり事業は、現在、市の事業が先行しておりまして、地元から発信する事業がなかなか出てこないのが現状です。そこで、地域の中で情報発信やいろいろな活動をしていただくために、地域おこし協力隊を導入していくという意図があります。

質問:モデル事業を組み立てる上で、効果があるものは横展開を検討するという話もあります。これについても、将来的には他の地域へ展開することもあり得るのでしょうか。

回答:衣川地域の地域課題として、人口減少が非常に進んでいることが挙げられます。その対策としても考えているので、他の中山間地域で人口が著しく減少している所への横展開は考えられると思います。

自由懇談

質問:市長のあいさつの中で、オプション案を作成しているという話がありました。このオプション案がどのようなものなのか具体的に教えてください。

回答:現行案には、奥州市の地域医療のネットワークのモデルと、ネットワークの拠点となる新病院の二つの話があります。ネットワークの方は、将来の地域医療を確保するためにはこういうやり方が必要だということで、大枠、皆さんにご理解いただいています。統合というのは、リスクマネジメント上、ハイリスクだと私は思っています。そういう形ではない、地域の力を生かしたものが必要だという点は、ある程度、ご理解いただけたと思っています。

 ネットワークの拠点となる水沢病院の規模と場所について、いろいろご意見が出されたと認識しています。特に場所については、われわれの意図が十分に通じてない部分もありますので、それも含めてオプション案でしっかりお伝えします。オプション案の位置付けですが、水沢病院の規模や機能についてのオプション案になると捉えていただければと思います。現行案とオプション案の中で議論したいということを伝えようと思っています。

質問:役割や規模は、幅を持たせて提示することはできると思うのですが、場所については、他の候補地を示すなど幅を持たせた提案も考えられるのでしょうか。

回答:検討はしますが、厳しいと思います。まちづくりの機能を含めた上で、経費を削減するために市有地という条件を入れると、かなり厳しいと思います。やはり、なぜ水沢公園にしたのか十分に理解していただく努力をすることが中心になると思います。

 水沢公園は8万平米ありますが、使おうとしているのは2万平米以下なので、公園や野球場などの機能はほとんど残ることになります。ただ、陸上競技場がなくなるので、ランニングなどで利用している人へ向けて、代替地の説明が必要になってきます。そういうことに考慮した病院建設にしたいと考えています。

この記事に関するお問い合わせ先

未来羅針盤課 広聴広報係
〒023-8501
岩手県奥州市水沢大手町1-1
電話番号:0197-34-2126
ファックス:0197-22-2533
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